芸備線、三次駅から備後庄原駅、自転車で各駅停車

2025年_4月16日

三次駅から芸備線沿いに備後庄原駅まで、帰りは国道県道沿いに帰る

 

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります
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使い方は、左上の[基本地図]の ▼ 白地図、航空写真、簡易地形図が選べます
Google Map では、使い方の変更が突然あります、逆らえません、従ってください

 

 
今日はJRの芸備線を三次駅から備後庄原駅まで行ってきます。遠くから眺めるのじゃないよ。自転車で各駅停車、丹念に各駅を訪問してきます。
まずは馬洗川の十日市親水公園に駐車しよう。ここに車を置いて、車内から自転車を引き出すんだよ。
親水公園なんだけども、洪水になるとスポーツ施設は全部水に浸かるんですよ。浸水公園だと言うやつもいるけどね。
十日市の市街地を突っ切って、この先が芸備線の三次駅。ロータリーを迂回して近づいて行く。
駅構内に入って駅名標を撮りたいんだが、ここは有人駅なんで、入るには入場券がいります。金払えばええやん。いや、そこまでして撮影するかね。
さて、出発、東へ向かおう。昔は踏切だったろうが、今は立体交差、上を道路が走り、鉄道が平面で、その地下を人道・自転車道が通る。三階建ての立体交差なんだよ。
旧街道に入って三次高校がある。わたしも同窓生で、66年前に卒業したのだよ、
ここが八次駅、ここから先の駅は無人駅で、入場券など販売していない。自由に構内に入れるのだよ。
三次駅は別として、ここから先の無人駅には入ってことがなかった。建物の前までは行ったが、中に入るのは初めてなんだよ。
次が神杉駅、へぇ、この駅は島式プラットホームで、線路が二面あって、すれ違い可能駅になっている。
ちょうど列車が入ってきた。芸備線三次行き10時20分発の列車なのだ。
国道に出ずに旧街道を進んで塩町駅に達する。
ここの駅は地下道を潜って島式プラットホームに到着するのだ。芸備線と福塩線が発着する駅だもの、すれ違い可能のプラットホームでないといけないよね。
駅の東の踏切から芸備線と福塩線の線路の離合を眺める。直進する線路が福塩線で左にカーブする線路が芸備線なんだよ
昔々のことだけど、踏切の真中に立ってこの風景を撮影したことがある。これは鉄道法違反で、今回の写真は踏切の外で撮影したものです。罪を犯してはいないよ。
馬洗川を渡って、旧街道を進む。ところが、この道は県道431号線で、雰囲気こそ旧街道だが、レッキとした県道の道なのだ。
県道431号線が県道らしい姿になってくる。しばらくこのま県道を進みます。
なにやら台地に登る斜めの道がある。なんの案内もないけど、これが下和知駅へ向かう道なんだよ。ここが下和知駅。空き地ばっかりで廃墟同然だよねぇ。
この先で国道183号線に合流する。合流して中国道の下を潜る。そこで立ち止まろう。
ここはちょっと面倒なところなんですよ。国道は尾引坂と言い、上り坂を自転車で登るのは避けたい。前に国兼川を自転車でたどったが、道が塞がれていて困ったことがあった。
2014年10月15日 馬洗川支流国兼川、合流点から源流まで (自転車篇)
高速道路に沿って道がある。この道を行こう。押して歩く道だけど、国道を行くよりこっちのほうが気楽に行ける。振り返ると高速道路の路面が見えている。
だらだら坂を歩いて登る。山の中を進んで、頂上を超えると老人施設がある。相扶園という名前なんだよ。相扶園の前の十字路をどっちへ進むか迷った。えいやぁで南へ進む、右の道を行く。
こっちの道はさんざん迷った。おばちゃんに道を聞いた。日吉神社はどっちの方向ですか。あそこに橋が見えようるじゃろ、あの道を行って山を越すんよ。ええ道じゃけ。ありがとう。
ははぁ、相扶園の前を真っすぐ進めばよかったんだな。右へ曲がったから迷い道に嵌ってしまったんだ。
建物に大きく比婆牛と書いてあるのが目立っている。浄化処理施設で国兼川の水質を浄化しているのだ。目印として押さえときます。
国兼川が小山に堰かれて、山あいを求めて水路を穿つ。ここからの下流は山と立ち木に阻まれて、道がないところなんだよ。
低い山に入って、ため池がある。義民の碑というのがある。天明年間、飢饉に苦しみ百姓一揆があった。浅野藩は首謀者を捕まえてここで処刑した。その墓があり、義民の碑として崇められているのだ。
ここで知れること、三次・庄原界隈は広島の浅野藩が治めていた。福山ではないのだ。三次・庄原が広島を指向して福山に向かないのは藩の成り立ちがそうなっているからなのだろうね。
浅い山を終えて神社が見えてくる。日吉神社、サンノウさんとも呼ぶ
春祭りに早駆け神事があり、岡山大学馬術部が駆ける。この神社には石段がない。これなら社殿の前まで馬で進める。山裾の神社だが、石段がないから馬駆けも可能なのだ。
たんぼの中の道を進む。山ノ内駅はおおむねあのあたり、見当はどんぴしゃり、山ノ内駅に到着しました。
ここからは国道を行かずにたんぼの中の道を行こう。あえて地図を持ってこなかったのですよ。地図を見た覚えだけで目的地に到着できるか。
何度か踏切に出て線路の先を見渡すんですよ。分からない。踏切のどっち側に七塚駅があるのか分からない。
道標がないのですよ。知ってる人は知っているから道標の必要がない。駅を知らない人も数が少ないから道標のサービスも必要がないだろう。
踏切をふたつ確かめてそこで諦めたんですよ。もう一つ先の踏切に行けば七塚駅があったのにねぇ。しつこさが足りない、忍耐が足りない。ほんとにそうだよねぇ。
七塚駅は諦めて国道に出る。東小学校前の信号交差点まで行って、ガソリンスタンドとコインランドリーの間に道がある。そこに入って行く。
道標も何もない。道路から切り上がって登って行く道がある。畑へ行く道じゃないかと疑わしいが、鉄道線路が見えているから大きく外れてはいないだろう。
ちょうど列車が来た。備後落合行き 13時31分発の列車、乗降客は一人もいなくて発車して行った
ここが備後三日市の駅なのだ。出入口はひとつ。プラットホームの向こう側は笹と木立に埋もれて閉ざされている。
庄原格致高校の生徒が通学に使おうとしても、ダイヤは不便だし、痴漢の出そうな道だし、これは不向きだなぁ。なんでこんなところに駅を作ったんだろう。
下の道に下りて上り坂を漕ぐ。登り切ったところが桝形神社、三日市の産土神だと思うよ。ここが最高地点で、庄原の市街地は坂道の斜めに立地している。備後庄原駅が最低地点なのだ。
再び庄原市街地を斜めに登って、三日市から伸びる峠を越えて山内の東・西へと進んで行く。
ここからは鉄道からは離れて進む。最短距離を進んで行く。
山内西の水越口交差点で、信号待ちの角で転んでしまった。ペダルのクリートが外れない。外れないままゆっくりと自転車が倒れていく。
おぉい、しゃぁないかぁい。自動車から声をかけられる。車を停めておねぇさんが助けにくる。ダイジョウブ、大丈夫、ほら、この通り。
老人が倒れた。心臓疾患じゃないか、脳梗塞じゃないか。そんな心配が起きるものねぇ。見たとこ、眉毛真っ白で、相当な高齢に見えるものねぇ。
あちこちに手を振って、緊急事態じゃないことをみんなに示す。気にかけてくれてどうもありがとう。
どうもいかんなぁ。信号待ちなんだからクリートを早めに外すように心がけなきゃいかんなぁ。クリートとは、靴とペダルを結合する金具のことなんです。
もひとつ先の信号が尾引坂、ここは国道は通りたくないのですよ。避けて里道を行こう。農繁期にはトラクターが通るが、いつもは全然車が通らない道だよ。
和知の交差点で、国道を行くか県道を行くか、ここは県道を行こう。交通事情がゆるい方を行こう。
備北大橋でこの橋は渡らない。橋の名前は大きいくせに幅が狭くて自転車には不向きなんですよ。もう一本下流の橋を渡ろう。橋の名前が神和橋、神杉と和田を結ぶ橋だからね。
馬洗川沿いの長土手の道を行く。途中で国道を離れて、馬洗川の堤防の道を行く。そのまま親水公園に戻っていくのだよ。
今日のハイライトは、一番、下和知駅と山ノ内駅の中間の道、二番、見失ったが七塚駅の道、三番、備後三日市駅の辺境の道、どれも自転車だからこそ行ける道なんだね。
最後の三番目は、とてもとても、自動車では行ける駅じゃないよ。

 

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
親水公園 153m ----
尾引坂下 187m 34m 14351m 14351m 34/1451=+2.4%
相扶園 230m 43m 14882m 2531m 43/2531=+8.1%
国兼川 209m 21m 16140m 1258m 21/1258=-1.7%
237m 28m 17492m 1352m 28/1352=+2.1%
日吉神社 222m 15m 17933m 446m 15/446=-3.4%
東小学校前 239m 17m 24368m 6435m 17/6435=+0.3%
桝形神社 260m 21m 25307m 539m 21/939=+2.2%
備後庄原駅 246m 14m 27102m 1795m 14/1795=-0.8%
三日市ピーク 260m 14m 29125m 2023m 14/2023=+0.8%
親水公園 153m 107m 49330m 20205m 107/20205=-0.5%

 別ページ、轍のページに、断面図=プロフィールマップがあります。傾斜の凹凸はそっちのほうがより感覚的に理解できると思います。


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