備後西国三十三観音霊場巡拝

第14番 広沢山大慈寺

平成16年1月19日巡拝

 

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昔ながらの道と新しい林道の分岐次の札所は吉舎町なんだがね、14番も15番もドライブマップで地名が見当たらない。
そんな時には交番駐在所へ行くべきなんだが、この町にはあったかしら。町役場へ寄って聞いてみよう。
これとこれへはどう行くんですかぁ。  あそことあそこに行けばええです。
そうか、大慈寺の所在は白根なんだが、国道を挟んで、町役場と反対の集落が白根ということだそうな。
次の信号が県道甲奴町分岐、こっちから入ると見当が付けやすいだろう。
サンコーポラス吉舎という公営住宅の前で県道を離れる、このへんで探してみようか。
上の道へと矢印の案内川に架かる橋の名前が白根橋、うむ、この辺りに違いない。だれか来た、聞いてみようか。
白根の大慈寺ぃ?この先の奥よのぉ、山の中にあるんじゃけぇ。進むうちに案内板があるけ、探してみんさい。
そうか、里の寺ではなく山寺なのか。この先で、昔ながらの道と新しい林道と分岐するがどっちなんだろう。
昔の道を行ってみるか。お、正解だった、大慈寺と案内の矢印がある。
矢印のところに車を止めといて正解だったな、先日の雪で竹が折れて車が通れる状態じゃないもの。
昔道は新しい林道と出会うことになったよ。さっきの分岐で悩むことはなかったな、どっちを選んでもよかったんだ。
池越しに境内を林道は広い舗装路、さっきの昔道とはえらい違いだね。
頭上には電気と電話の線が続いている、これをたどれば間違いないだろう。
墓場がある、あんまり見ないようにして通り抜けようぜ。通り抜ければ、ぱっと視界が開けたよ。
池があって、池の中に弁天の祠が突き出してある、池の正面に本堂が見える。
この寺が大慈寺、看板があって、和智氏の創建と書いてある。和知の地名は残っているが、氏の長者は地方豪族で終わったんだろうね。その後は、毛利家臣団に吸収されたのやら放逐されたのやら。
正面左脇の建物が円通閣、大悲閣などの名前はよく見ることがあるが、こういう名前は珍しいよね。座禅堂なのかしら。
池越しに本堂を山奥にたった一軒、ずいぶんと里から離れて孤立している寺なんだね。
忌中と庫裏に張り紙がしてある、ということは、山寺でもひとが住まいしているということなんだ。
静謐を掻き乱してもいけないね、静かに立ち去ることにしよう。
駐車場所まで戻ったが、あの林道は寺まで続いているのか確かめてみようか。
林道黒鞘線と名付けてある。なるほど、行ける行ける、そのまま寺までスムーズに行ける。
その先はどうなっているんだろう。だめだ、行けない、雪の重みで樹が倒れて林道をふさいでいる。帰るとしようか。

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