備後西国三十三観音霊場巡拝

第15番 亀屋山正興寺

平成16年1月19日巡拝

 

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里道の唯一の案内看板同じ吉舎町の町内に第15番の正興寺があるんですよ。町役場で、矢野地という場所は教えてもらった、続けて行くとするか。
国道と平行して馬洗川が走っている、その反対側の里道を行けばええよ。
解りにくいって? じゃ、言い換えよう、JR福塩線の鉄道線路に沿って進むのだよ。
鉄道の裏山は、富士山に続いているのだよ。
谷川の対岸に正興寺が見える富士山と書いて、実は、とみしやまと読むんですよ。最近は遠慮して、登美志山と名前を変えてしまっている、堂々と富士山と名乗ればええのにね。
そのてっぺんは伐採してあって、低山とはいえ、周囲の展望が抜群なんですよ。展望の効く山はなかなか無いんですよ、その意味でとても貴重な山なんだよ。
さて、お話を戻そうか。吉舎から北上していくうち、馬洗川を渡る橋と出会う、橋の名前が元衛橋、その橋のたもとに看板があります。
橋を渡れば石段の参道看板に正興寺とあって、矢印が寺の方向を指さしている。
その方向へたどって行くと、自然自然に谷の方向に誘導される、谷が狭まるあたりに何か気配が感じられる。
広場があって、地蔵堂があって、向かう岸の家からどうも気配が匂い立つ。
大屋根は見えるが、もとは藁屋根をトタンで覆ったカタチなんですよ。民家と見紛うが、これは寺だね。
本堂は藁屋根トタン張り瓦で覆われた大屋根の寺は見慣れているが、そう、こんなカタチの寺もある、数少ないが、あちこちで眼にしたことがあるよ。
橋を渡ると、石段の参道で、ちいさな山門を備えて本堂が見える。
たぶん、この寺が集落の最後なんだろうね、この奥にはもう民家はないのだろうと思うよ。
集落の真ん中に寺はある、必ずしもそうじゃないのだね。
ここの場合は、耕地を潰さないよう山際に追われたのだろうか、敬うが故に奥へ奥へと案内されたのだろうか。

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