中国観音霊場巡拝

第3番 日光山千手院正楽寺

平成16年10月8日巡拝

 

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正楽寺山門正楽寺へ向かうんだが、備前市へ行くには便利な道があったよな。
岡山ブルーラインという自動車専用道があったのだ。ずっと昔、利用した時には有料だったはずだが、今はどうやら、料金所が見当たらないぞ。無料なんだ。
知らなくて当然、つい最近のことなんだよ、今年の4月から無料化になったのだそうだ。
西大寺インターチェンジから、道は海岸沿いに、蕃山インターチェンジでブルーラインはお終いなんだね。
正楽寺本堂熊沢蕃山ばんざんという名高い儒学者がいたが、インターチェンジの名前にその名前を付けたのかと思ったが、反対だった。
熊沢が蕃山しげやま村に住まいしたので、村の名前を拝借したんだとさ。
地名は知るひとは少ないが、人名のほうが高名だという例のひとつだよね。
単純にそう思っていたら、もっと強烈なことが解ったよ。
ガイドブックによると、もともとは寺口村、蕃山が有名になったので、村の名前を蕃山村と改称したんだとさ。
正楽寺庫裡現代でも、トヨタ市とか、ダイハツ町、鋼管町、学園町というように名前を変える例はいくつもあるものね。村の名前を変えるほど、徳があって、慕われていたということなんだろうな。
インターチェンジを出て真っ直ぐに進むと、蕃山の集落にさしかかる、そこに正楽寺への標識があるから、安心して進めるね。
谷川に沿って進む道だがね、橋を渡り損ねたよ、川岸の反対に寺が見える。上流に橋があるまでこのまま進むしかないさ。
デイケアセンター蕃山荘という建物がある、橋を渡って建物沿いに反転して戻る。寺があったよ、この寺が正楽寺なんだ。
寺のしも手に駐車場がある。広い駐車場だから気兼ねなく駐車できるね。
山門の前にはこんもりと繁った木立に包まれている。神社が森の奥にあるのは普通のことだが、寺院で木立が前を隠しているのは珍しいよ。
熊沢蕃山の石碑山門が巨大、おっきいね。山門をくぐれば境内の奥に本堂がある、山門が巨大だから本堂もそれに比例して大きいだろうと思ったが、そうでもなかったね。
横に回ると、庫裡がある。これは大きいな、山門の大きさとマッチするのはこっちのほうだね。
もとの駐車場に帰ると、熊沢蕃山のレリーフが迎えてくれる。
なんでわたしが熊沢蕃山を覚えていたんだろう、儒学者・哲学者としての蕃山なら興味を持つこともなかったろうね。行政官・経済学者としての蕃山の記録をどこかで読んで記憶していたんだろうね。
山陽自動車道の備前インターまではここから遠くない、そこから帰ることにしようか。

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