中国観音霊場巡拝

第21番 潮音山観音院

平成17年3月16日巡拝

 

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石垣の上に観音院萩は阿武川の三角州の上にある。阿武川は東の新川と西の橋本川に別れている、大照院からは、そのまま目の前の橋本川に沿って進んで行く。
山陰線がはるか西から、下関から日本海に沿って進んでくる。山口から進む線路は萩と結んでいると思い込んでいたが、津和野から益田へと島根県と結んで、萩とは全然無関係だった。
目の前の線路はそんな線路だったんだなぁ。
大照院前の踏切から線路沿いに川下へ行こう。萩駅の次は玉江駅、この駅前でちょっと悩むなぁ、直進するとやたら細い道だぞ。
観音堂へ直に登る石段右折すると、目的の観音院から離れて行く、道と観音院の間に海の入り江が現れて、この道じゃないと判ってくる。
引き返そう、玉江駅から細い道を入るべきなんだ。カーナビの案内では、この道は細いけれども県道なんだそうな、信じて進んで行こう。
石垣の下に対向車を避けるような膨らみがある、ひょっとして、これが観音院の駐車場ではなかろうか。
車を降りて石垣の上を眺めると寺の屋根が見える、ビンゴ、ここが観音院らしい。
石垣の道を登っていこう。まっすぐ登れば境内の端に二層のお堂がある、これが観音堂なのだろうな。
観音堂から本堂を観音堂の塀の上からは萩の街が見渡せる、橋本川を隔てて、指月山が見える、山の麓に城跡があるのだそうな。
観音堂と本堂の間には小さな落差があったんだね。振り返れば本堂の屋根の向こうには、門前の市街地と東の山が見えている。
本堂は、と眺めてみると、前面ガラス戸で何の変哲もないお寺、ピシャッと締め切って、こんにちは、とも声をかけづらいね。
石段を降りていこう。寺の門前に細い路地がある、路地の向こうには何があるんだろう。
入り江を埋め立てて、まだ舗装はしてないが、道路が広がっているよ。ははぁ、今は誰もがこの道を利用しているんだ。それで、幸運なことに、あの細い道で対向車に出会わずにすんだのだ。
観音院から指月山、萩城址が麓にある細い道から埋め立ての広い道に移動しよう。
いずれは、細い道の案内よりも広い道での案内のほうが主流になって行くことだろうね。
ここから萩城址まではごく近いんだもの、寄ってみようか。
お壕の向こうは城址なんだがね、石垣ばかりで城は一棟もないものね。明治政府の政権を握っただけに、城廃棄令を自ら率先して実行しなきゃならなかったんだろうな。
どれ、松下村塾などの旧跡を訪ねたうえで帰るとするかね。

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