中国観音霊場巡拝

第22番 亀甲山多陀寺

平成17年3月29日巡拝

 

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昔道、駐車場の下の石段ロケーションを把握していないということは悲しいことだね。
高速浜田道の浜田インターを出たんだけどね、浜田市街地の方向へ向かってしまった。最短のコースをたどるのなら、東の江津松江方面へ向かえば正解だったんですよ。
ま、ええさ、道草食いながら進んで行くほうが得るものが多いこともあるさ。
浜田市街地を抜けながら思ったんだがね、浜田の街とは、意外にも風格のある街なんだね。歩道にアーケードが設置してある、雪国の雁木、それがモダンなカタチで設置してあるんだな。
タブの樹なのか、シイの樹なのか、市の天然記念物もっとローカルな街かと思っていたが、センターの役割を担っているんだね。
国道9号線は北へ向かう、まだ浜田市域なんだが、上府かみこう町、下府しもこう町、国分町と由緒をしのばせる地名が続くよ。
これはきっと、奈良朝のその昔、石見の国の国府、国分寺を置いた名残りに違いないよ。
地図によると、川の向こうがJR山陰線の下府しもこう駅、川の名前が下府しもこう川、川を渡らずに、川の西側に多陀寺はあるのだそうな。
とは言うものの、寺らしいものはちっとも出てこない、ついに下府川の最後の橋まで下ってしまった。もう、その先は日本海だものね。
多陀寺山門あった、最後の橋からの道に多陀寺の案内標識がある、川沿いではなく山の上に、多陀寺はあったのかい。
清掃工場焼却炉を過ぎて、さらに山の上へと誘導される、大きな駐車場があって、あぁ、ここだ、ここだ。
駐車場から下へ向かう石段がある、本来、石段の下からお寺詣ではすべきなんだよね。よし、降りて、もう一度登ることにしよう。
降りて見れば、門前の集落、昔ながらのたたずまいだねぇ。
再び石段の上、浜田市指定天然記念物シイタブ林、とあるが、この大きな樹はシイなのかい、タブなのかい。
多陀寺本堂寺の裏へかけて照葉樹が繁殖しているが、シイタブの混在林なんだろうかねぇ。
山門があって、その横にも大木がある、これはわたしにも判るぞ、クスノキだ。樹肌、葉の繁りで、それぐらいの判定はできるさ。
山門もそうだが、本堂も、妙に真四角、角張った様子の建物だねぇ。
由緒? 縁起? わたしはあんまり気にしないほうだよ。
境内の雰囲気を味わい、空気を吸えば、それでじゅうぶんなんだよ。

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