中国四十九薬師霊場巡拝

第32番梵音山向徳寺

山口県長門市 平成19年6月11日巡拝

 

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向徳寺のあじさい 向徳寺の山門 向徳寺本堂 向徳寺本堂の軒裏
31番東光寺の参拝が終わった。下関市街から北へ北へと移動して行きます。
どこまでもどこまでも続く道だね。海岸沿いの道は長いぞ。
ずぅっと下関市なんだねぇ。市町村合併で、豊浦町、豊北町が下関市の市域に入った、なんぼ車を走らせても下関市なので、呆れてしまうね。
海の向こうに半島が突き出し、囲い込んで入り海、湾にしているところに差し掛かった。油谷湾なんです。
行き先はこの湾の対岸なんだが、船で行けるわけじゃなし、対岸と並行に走って、湾の付け根で反転して対岸を走らなきゃならない。
近くまで寄ったところで、道に迷ってしまった。漁港に紛れ込んで、ちょうどうまい具合に来た駐在所のパトカーに道を教えてもらった。
あそこに森が繁っとりましょう、道沿いに進んで、あそこを目指しゃぁ間違うことはないけ。あじさいがシーズンで、綺麗なよぉ。
なるほど、道は一部狭くて離合に難儀する箇所もあるが、判りやすい道だよ。
あ、中国薬師の幟がある、ここだ、ここだ。
うわぁ、あじさいがいっぱい。ちょうど盛りでええ時に来たよねぇ。
梵音山向徳寺 大本山永平寺総持寺 本山がふたつあるとは不思議なこと、そういう制度になっているのだろうね。
あじさいと夾竹桃の花の群れの中を進んで行く、ええなぁ、あじさい寺はいくつもあるが、ひとが少ないのは他には無いよ。
山門を潜って本堂の前へ、どうぞお茶をめしあがりください、の貼り紙で、本堂にあがる。
どこの寺も本堂の扉は閉ざしているもんだが、あじさいのシーズンなので戸を開け放して、だれでも迎え入れてくれている。
自分ひとりなら、普段はあがらないのだが、よめさんがさっさと本堂の中へ、ここは一緒に本堂の上へ上がるとしましょうか。
お茶をいただきながらゆっくりと庭のあじさいを眺める、ええもんだね、時間がゆっくり流れるようで落ち着けるよ。
さぁて帰るか。戻る途中で、楊貴妃の墓というのを見ていこうか。
この地には、言い伝えがあって、ここに楊貴妃の墓がある、ということです。墓を眺めても、これは普通の五輪塔だなぁ。中国風な要素はどこにも無いなぁ。
休憩舎やアズマヤ、トイレの建物などに、中国風の意匠を真似て建てているのが目を引きます。
伝説をイメージ化して、引き立てようとする作戦です。いじらしいなぁ。頑張ったところを誉めてあげよう。

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