中国四十九薬師霊場巡拝

第31番浄瑠璃山東光寺

山口県下関市 平成19年6月11日巡拝

 

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東光寺は商店街から路地を 石段を登る 東光寺、竜宮様式の門 東光寺本堂
今日は珍しくよめさんと一緒、山口県の果てへ行くのなら、わたしも行きたい、ということで連れ立っております。
前に下関には来たことはあります。
中国観音で、第19番功山寺、ここに詣でたことはありますが、ここは下関でも長府、都市の誕生・歴史からいうと、純粋な下関とは言い難いかな。
下関インターを出て、下関市内に入って行くのですよ。とりあえず、下関駅前を目指して進んで行けばええ。
道は自ずと海岸に至り、海峡を越えて見えるのは九州だ、小倉ですよ。
水族館がある、海響館というのだそうな。海峡の意味を込めて、かいきょうかんと発音するんだろうな。
このまま進むと、下関駅前になって、探すのが面倒になる。一本北の筋へ道を移すのが正解だろうね。
コインパーキングに駐車して、商店で聞いてみよう。東光寺にはあそこのたばこと看板のある路地を入るのだそうな。
交差店に立つと、石垣が高くそびえたっている。石垣の上にあるのは寺院じゃないか。さてはあそこが東光寺に違いない。
下から見えても直に行く道は無い。交差店からたばこの看板の向こうに行くしかない。
あった。ずいぶんと細いが路地が東光寺へ案内してくれる。
この路地は車幅かつかつで、奥は駐車場でどん詰まりになっている。ここからは石段を登るしかしょうがないのですよ。
急な石段を、墓地に挟まれた石段を登れば、竜宮様式の山門がある。山門を見れば禅の寺だと察しがつく。
境内の庭は狭い。それはしょうがないさ。下関に平地は少なく崖地の上に寺を建立したのだもの。狭いけれど、見晴らしはよく効く。
昔はさぞかしよく効いたことだろうが、ビルが立ち並んで眺望を邪魔している。ビルの隙間から往時の風景をしのぶしかないね。
きりっと引き締まった本堂がある。賽銭箱が見当たらないのですよ。こんな場合、どうしたらええものかね。
境内には包丁塚がある。ずいぶんと刃の幅が分厚い包丁だね。
庭の片隅に微笑ましいものを見つけた。仮面ライダーとキティちゃんの石像、地面にさりげなく転がしてあるところが憎いね。

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