近畿不動巡拝
第11番 独鈷山 鏑射寺 (とっこさんかぶらいじ)
99年9月15日巡拝
今日は台風で午前中は大雨、昼過ぎからは雨も上がったし、出かけるかね。
不動の巡拝に行こうじゃないか。西宮から六甲の肩を越えてJR道場駅目指して行きます。駅の手前の武庫川堤防の道を進むわけだ。
道は武庫の台ゴルフ場への道で、坂道を登ってゴルフ場手前で鏑射寺に到着します。
本堂 西国巡礼? おう、大きな建物が出来ているなぁ。庫裏とも思えないね、信徒会館なんだろね。
その後に本堂がある。以前、訪ねた時は本堂は無かったように思うがな。ちょっと記憶があいまいだね。
すごい勢いの拡張ぶりだな。寺伝によると、聖徳太子の頃に創建、南北朝のころ兵火にあって焼失、そのまま衰微、幕末頃再建、明治初めに焼き討ちにあい消滅。
昭和39年に再び再建、という建ち上げと焼失の繰返しの歴史なんだね。
何も無いところから創建していくのは、信徒のサポートがなければならないが、たいした組織力だね。
武庫川越しに、真中の谷を入ります 護摩堂、ここに不動があります 前に訪ねた時、ちょっとひっかかるものがあるんですよ。
境内をあちこち写真に撮っていました。通りかかった若い坊さんから咎められた。
寺にも肖像権があるんです、撮影料を支払ってますか。
いえいえ、ただの記念写真です、コンテストに出すとかそのつもりはありません。
なんとか許してもらえたが、持ってたカメラは中判カメラのゼンザブロニカ、確かにね、プロのまがいかセミプロと疑われてもしょうがないね。
ほんとにただの記念写真だったんだよ。
また坊さんと出遭った、昔咎めた坊さんとは別の人のようだ、顔つきが柔和、デジカメなんぞ見もしなかったよ。
寺の経営はあの咎めた坊さんが引きうけていたのかしら、さぞかし強力な指導をふるったことだろうね。境内の奥にこういうのがあります。
墓地かしら、西国巡礼のレプリカかしら。巡礼のモニュメントはひとを誘い込む何かがあるもんですよ。墓地にはどうも見えないが、ここには立ち入りを拒む雰囲気があるんですよ。
くだけた言葉でいうと、気持ちが悪い。遠巻きに眺めるだけで、中には入りたくないね。普段だったら裏山の鏑射山に向かうところだが、台風の雨が残ってる。草がぬれていてびしょびしょになるね。
気が進まない理由は、鏑射山はゴルフ場に占拠されているんだよね。フェンス沿いにぐるっと回るのだが、今日は止め、帰ろう。
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