近畿不動巡拝
第17番 曼殊院門跡 (まんしゅいんもんぜき)
00年2月11日巡拝
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続いて曼殊院に行こうか。叡山電車で修学院まで引き返す。
地図で大雑把に方向を決めましょうか。道に従うと、鷺森神社に向かうね。行けるだろうさ、行って見よう。神社の門前に曼殊院への案内看板がある、うん、これでいいのだ。
鷺森神社の参道は大きいが、本殿は案外可愛いね。森の中に曼殊院への道があった。細い地道で、杉林の中を潜っていくのか。味がありますね。
森を越えると大きな道、爪先上がりの道でふくらはぎを踏ん張りながらせっせと登っていかなきゃならない。競歩の姿勢だね、せっせ、せっせ。
農園が横に見える、武田薬品薬草園と書いてあるよ。
さぁ、曼殊院門前です。勅使門、これは一般大衆には縁のないところだね。われわれは庫裏から入ることになります。庫裏に扁額、「媚竈」と書いてある、論語の一節の「その奥に媚びんよりは、むしろ竈に媚びよ」、ふふん、門跡寺院の自己韜晦だわい。媚びられる立場のものに、媚びる下々がわかるものか。
中に入ると、ここは洗練された趣だな。庭園も広々として、ここが中心だな、と目が集中するところもはっきりとしていますね。
ここも門跡寺、仏間を探して、黄不動の模写を見つけました。案外、小さな掛け軸なんだね。もっと大きなものと想像していた。
若いお坊さんに質問、曼殊院の曼殊とはどういう意味なんですか。
曼殊とはサンスクリット語でマンジュ、好楽とか愛楽という意味を示しています。
どうもありがとう。
そうなのか、藤原道長的な世界なんだね。衆集済度より、自己のみ済度を目指しているのか。
表に出ているお坊さんがみんな若くて気持ちがいいね。だれを見ても、きりりと引き締まった顔つきじゃないか。外国人相手にちゃんと説明できているなど、姿勢がリンとしているね。
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