近畿不動巡拝

第２２番 北向山　不動院 （きたむきざんふどういん）

00年4月15日巡拝

ここはわかりにくいな。
地図で見ると近鉄竹田駅の近所、南北に鉄道が串刺しにしているのでどう行けばいいのだろうか。
判らないときは駅の案内図を見るに限る、ははぁ、竹田駅の西南に当たるのだな。
橋上駅だから風景がよく見渡せる、なるほど、道路は鉄道の下をトンネルで潜っているのか。見当が付けにくいのも当然だね。
さてと、この辺だと思うね、道を曲がればどんぴしゃり、朱塗りの山門が見えました。
ガイドブックによると、鳥羽離宮に北向きに不動院を建てたんだそうな。建てたのは鳥羽上皇、我が子をミカドにと、当時の皇室はどれが傍系やら本流やら、権勢の渦の中だったようですね。
往時はともかく、今の北向不動院、なるほど、北を向いて御所を睨んでいるね。
本堂はすぐ内陣が見渡せる、その後ろに長い長い建物が続くんだがね。これは一体なんだろね。普通、内陣の後ろは何も無いもんだけどね。
新しい石像がいくつもあるが、なんでもこいなんだね。不動の寺だから信仰の対象を不動に絞るのかと思ったが、そうでもないぞ。
これも信者の求め、求めるものはメニューに加えなきゃね。信仰多角経営だ。

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