近畿不動巡拝
第23番 醍醐山 上醍醐寺 (だいごさんかみだいごじ)
00年5月27日巡拝
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今日は雨、久しぶりに近畿不動の巡拝に行くかな。今日は上の醍醐に行くとするか。
よめさんの西国巡礼につきあっていたら、こちらのほうが遅れかげんになってしまった。
下の醍醐から行くのではなく、最短コースで行くぞ。宇治から天ケ瀬ダムまで行くんですよ。ダムの堰堤沿いに下る道がある、ここを車で降りて行く、宇治川を渡って、志津川、炭山の集落をたどります。
炭山の集落のどんづまりをさらに奥へ、地道の林道です。この道は、通いの僧侶の通勤の道で、消防車の緊急路も兼ねているんですね。
チェーンがあって、車はここまで、広場に駐車しときます。
この林道が拡幅される前は、水晶谷沿いに山道がありました。まむしが出るかもしれないな、草深い山道でした。
林道が出来て数年経ちます、もう山道は草に覆われてその姿を見ることも出来ません。
あっというまに上醍醐寺に到着、寺務所客殿が姿をあらわし、脇を抜けると、下の醍醐からの往還の道に出ます。
ここからは通常のコース、今日は観音巡礼ではなく、不動巡拝、準胝堂へは後から行こう。道をまっすぐ、薬師堂、ここから登れば、五大力堂、たぶんこの中にお不動さんはおいでなんだろな。静謐を壊すのが申し訳ないので、扉を開けずにそのまま立ち去ることにしよう。
頂上を振り分けに反対側に登ると、開山堂、一昨年来た時には、台風の被害が酷かった。屋根のこけらが飛んでしまって、下から見ると、天井の裏は穴だらけで、ブルーシートで雨を防いでいたな。
その当時の惨状はここにあります。今は立派に屋根の柿葺(こけらぶき)も新しく威容を回復しています。まだ内陣は荒れていて、修復中のようででした。
帰りに醍醐水の井戸へ寄って見た。
ほほぅ、柄杓とコップがあるじゃないか。今までここの水は飲んだことがなかったな、どれどれ、うぅん、こんなもんかな、醍醐醍醐と感歎するほどうまいとは思えないね。
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