2002年9月21〜22日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:八ケ岳

南八ケ岳、編笠山、権現岳

 

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観音平昨夜は中央高速の虎渓山のパーキングエリアで仮眠を取った。諏訪湖を過ぎると八ケ岳の山容が見えてくる。あれがそうだよ。
たおやかな峰が編笠山なのね。ギスギスの山が権現岳なのか。見分けやすいね。
小淵沢インター、ここで下りるよ。いやぁ、山梨県のインターにまで遠征するようになるとは思わなかったな。
観音平のカラマツ林インターから直進して、観音平に到着、ひゃぁ、駐車場には車があふれているじゃないか。人気が高いんやね。
戻って、路肩に駐車するしかないわね。だいぶ戻ることになるね。
さぁ、山に向かおうか。カラマツ林の中で気持ちがええな。
岩の門のようなところがあるのね。門を潜って先へ進むのか。
雲海雲海展望台、林の中のちょっとした切り開きだが、展望は東方向しかないね。明日はあの東の稜線を下りるとするよ。
この先はまた林の中、黙々と歩くしかないのね。だれもが自由に道取りするので広い道になってしまっているね。
こんちわぁ、かごを腰に付けてますね。キノコですか。
押手川今年はダメだね。乾燥してちっとも生えてこないよ。かごでしょ、ポン、背中のリュックにもさ、箱を入れて空っぽにしてある、採ったキノコを入れるんだよ。
取れるときは、かごからリュック、両手にスーパーのビニール袋にまでいっぱいになるんだよ。
麓のかたなんですか。
いやぁ、東京から来ているんだよ。毎年、この時期になるとここへ来るの。
編笠山への岩の道参ったね、地元のひとなら入って当然さ、入会権だ、だがね、都会ものが押しかけて来て乱獲するのはどうかと思うね。
道が雨で洗われて岩が露出するようになったのね。歩きにくい、歩きにくいから脇へ脇へとはみ出す、それで道が広がるのね。
そうやね、このへんは途方もなく広くなって、本来の道がどれなのか定かじゃないね。
編笠山頂上手前わたしは岩の赤丸のセンターを歩くから、それを基準にして、あんまり外へ逸れていかないようにね。
ここが押手川、岩場は水は涸れているけど、昔は流れがあったらしいよ。
青年小屋へまっすぐ行く道と編笠山の頂上へ向かう道の分岐なんだよ。当然頂上を目指すコースを選択するね。
編笠山頂上道が洗い出されて岩場を押し登るようになってきたよ。まっすぐな道だな。
編笠山は遠目からは優雅な姿なのにね、いざ登るとなるとひたすら急な傾斜を登って行くのね。
こんちわ、山頂まではあと10分くらいのもんですか。
まだまだありますよ、30分はかかるかな。この先、まだ急ですからね。
ありがとう、両方の稜線の狭まり具合で10分と判定したが、甘かったようやね。
出たぁ、頂上部のゴーロ帯に到着したよ。へぇぇ、山頂は広く石が露出しているんやね。
西岳編笠山の頂上からはぐるっと全部見えるのね。あれが権現岳、赤岳、阿弥陀岳。西の低い山が西岳なの? 今日はこれからあそこへ行くのね。
南アルプスはガスに煙っているのね。富士山が芝居の書き割りのように見えるわね。
甲斐の国から信州へは遮る山は八ケ岳しかないんやな。こんなに低い通路があるんだもの、武田信玄が信濃を攻略したくなるのは目に見えるようだよ。地政学的に信州へ向かうのはしごく当然のことだな。
権現岳ハイマツの中を青年小屋へ向かうのね。南の登りは広い道だったが、今度はずいぶん狭い道なのね。
青年小屋の手前は石ばっかりなのね。右へ、左へと石の上を渡りながらたどって行くのね。
着いたぁ、青年小屋、赤提灯がある、遠い飲み屋、ううん、ここまで飲みに来るにはずいぶん遠いねぇ。
荷物を置いて、西岳に行こうか。
赤岳テント場の先へちょっと歩いて、この小屋の水場がこれなのか、乙女の水、恥ずかしい名前だが、水は冷たいよ、うん、うまい。
どんどん下がって行くのね、帰りの道を思うと損した気分ねぇ。
ま、なんとなく水平な道やね、抵抗なくすいと登ると、西岳の頂上だね。
ガイドブックでは全部見渡せる展望台とあったけど、北半分は見えないじゃないの。編笠山の頂上で見た風景のほうが勝っているね。
青年小屋への道まぁまぁ、当たり前だが編笠山からは編笠山は見えない。たおやかな姿をゆっくり鑑賞しようじゃないか。
帰ろうか、部屋の人数がどれくらい増えているか確認しなきゃ。
ただいまぁ、充分余裕じゃないか。6人いるが、まだ2人ぶんのスペースが余っている。
団体が入っているんだってさ、後から来た団体が先に夕食、一般はその後なんだと。団体が40人程度、一般は30人くらいかな。
西岳頂上家庭料理の献立のようだが、なかなかうまい、味噌汁をお代わりしよう。
おいしい?そりゃ、おいしく作ってあるんだもの。あはは、面白い、小屋番の主人がそっくり返っている、ユニークなひとだね。
夜が明けて朝、昨夜はたっぷり眠ったな。これから権現岳を目指そうか。
足場がええので編笠山より楽に登れるね。鎖場が何度も出てくるが、それほど難しいところじゃないね。
草もみじ途中のノロシバの下を覗くとスパッと垂直に切れ落ちている、怖いな、あまり崖端に近寄らんとこう。
権現岳の双耳峰のひとつがギボシ、迂回しながら通過することになるんだね。
頂上のすぐ下に権現小屋、この小屋での水は大変だろうね。天水に頼るしか方法がないんだろうね。
さぁ、権現岳分岐点、赤岳と三つ頭との分岐なんだね。
青年小屋あれが秩父の山なんでしょうね、山梨県て見えるだけなんですね、甲府の街はどのへんですか。
あれが金峰山、甲武信岳、甲府はと、えぇと、あのへんだね。
あのおじさん、指す方向と目がばらばらで泳いでいたよ。聞かれたからには答えなきゃと、知ったかぶりを押し通したのね。
こっちから順に、南アルプス、中央アルプス、あの姿は木曽の御岳ね。すると白山があれ、へぇ、北アルプスがあんな姿で見えるのか。
権現岳そうやね、判定は合っている。北アルプスの稜線は、ここから見ると見慣れない姿に見えるねぇ。
最高地点が岩峰の頭、剣が突き刺してある、岩のてっぺんにはとてもじゃないが登る気にならない。
降りていくのは三つ頭の方向、先にこぶが見えるやろ、そこが三つ頭、ずっとこぶがぽくぽくと見える、そのこぶを縫って行くんだよ。
ありゃ、雨が降ってきた、雨具を出そうか。保険で持っているだけで全然使っていなかった雨具の出番がやってきたよ。
権現岳頂上ほんとねぇ、山で雨具を広げるのはそんなにあることじゃないね。
三つ頭の下に分岐がある、さっきあったひとは天女山から来たと言っていたが、その分岐なのか。
西岳でも麓から来たというグループがあったわね、八ケ岳て、どこからでも登れる山なのねぇ。
とんとんとんと降りてきて、木立ちが疎らなところにさしかかったぞ、木戸口公園というんだってさ。
編笠山の山腹は木立ちが密で、展望がなかったけど、ここは樹を透かせて展望が豊かでええとこね。公園と言うのか、そうね、名前通りね。
権現岳岩稜編笠の曲線がよく見えるよ、山腹に何本も雪崩跡が見える、雪崩が木立ち植生を根こそぎ持っていくんだろうね。
ヘリポート、はげ地にHのマークがあるが、なんでやろ、こんなところにヘリポート基地を置いても何の意味があるんだろ。
笹すべり、まさにそのまんまの地名やな。笹のなかにカラマツが疎らで、ずっと先まで見通しが効くよ。
木戸口公園1時までには麓に降りられるとは思うが、腹が減ったな、ここらへんで湯を沸かして食事にしようよ。
腹こしらえもじゅうぶん、とんとんと降りようぜ。
降りたところに山腹と平行してええ道があるぞ。観音平と矢印がある。地図に八ケ岳神社と案内のある箇所だ。
神社も祠も見当たらないじゃないの、どこにあるんだろ。
編笠山自然歩道風の道やね。現地重視、地図には拘らないことやね。
りっぱな道ね。階段もある、岩雪崩の岩を積み替えて岩を渡る道にしてある、どんどん谷底に下りて行くのね。
自然歩道は甲斐小泉の駅のほうへ向かって行くようやね。谷の砂防ダムを渡ろう。
降り過ぎちゃったなぁ、谷底から観音平まで一生懸命登らなきゃならん、最後がこたえるね。
観音平への道着いた、観音平、雨は大したことはなかったね。下草が濡れていたのでズボンは有効だったね。
車を出すぞ。狭いからバック、ゴリ、あらら、ガードレールと擦ってしまった。しゃぁない、使えば痛むのは当たり前だわい。
麓に湯があるそうな、スパティオ小淵沢 延命の湯。
あぁ、さっぱりした。茶色のぬるぬるの湯だったね。
汗の臭いも落としたところで、さぁ、帰ろう。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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