2002年7月28日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:岡山県西部

鯉が窪湿原と荒戸山

 

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鯉が窪湿原入り口お盆の墓掃除もこれでよし、準備万端整ったぞ。これで大阪に帰る途中で岡山の山に登れるというもんだ。
三次から東城まで高速で走って、ここからは下の道を行くんだよ。
ここはどこなの? 阿哲郡哲西町、道の駅に鯉が窪というのが見えてきたやろ、ここで街道を離れて、鯉が窪湿原目指して行くんだよ。
何なの、鯉が窪湿原とは? よくは知らない。中国高速道を往来するとき、哲西町鯉が窪湿原、と沿線案内で目にしただけなんだよ。
ガイドブックでは、西の尾瀬と呼ばれていると書いてあるが、本当かどうか、行って見なきゃわからないね。
鯉が窪湿原の木道ここがそうだろう。へぇ、入園料がいるのか、一人200円。
パンフレットによると、この池は元禄年間に築かれたものだそうだよ。湿原は池の上流にあるんだとさ。一周2.4キロ、そんなに大きな池じゃないね。
この時期、どんな花が咲いているんだろうね。 もう回ってこられましたか。サギソウはありましたか。
なかなか見つからんてぃの、順路の最後の湿地で5本ほど見つけたかいのぅ。
そうなんですか、楽しみに探して見ます。
池の堤防に出たよ、うわ、鯉がひしめきあって群れているよ。餌を売っているんだ、それでひとの足音がすると、餌をくれると思い込んで寄って来るんだよ。
水面にはジュンサイ池の名前が鯉が窪、名前がそうなんだからと鯉を大量に放流したんだろうね。
池の周囲にええ道がついているのね。林の中で、水際で、静かなものね。
おいっ、マムシや。ガサっと音がしたんで気がついたよ。体の斑紋をよぅく見といてや、輪模様や鮮やかな模様の蛇は怖くない、くすんだ亀甲模様・銭型模様の蛇は目ざとく見つけにゃならんよ。
そうよね、子供のころはよく知っていたのに、今ではもう見忘れていたわね。ひえぇ、わたし、知らずにマムシのそばを通ったのか!
二番目が危ないというね、列の最初はマムシも準備がなくて見逃してしまう、二番目に攻撃をしかけてくるということだよ。
対岸の湿地にサギソウぶるぶる、道の草むらにようく注意しておこうっと。わたしは先頭だから安全なわけか。
池の水面と稜線の落差があまりないよ、木の隙間に空が見えるぜ。谷底の池なら当たり前だが、高いところに池があるんやね。
池の水面にあるのは何だろ、ジュンサイなのか。汁物の具なのね。
折り返して、ぐるっと回って、なるほど、サギソウの看板がある。さっきのひとは五つは見たと言っていたが、三つしか見えないぞ。
小さな花なのね、もっと大きいのかと思っていた。白い翼を広げているように見えるのね。
遠くて低いや、腹ばいにもなれないね、ファインダーも覗けないし、手を伸ばしてあてずっぽで写真を撮るしかないね。
荒戸山案の定、出来上がりの写真はサギソウの半分しか撮れていない写真でした。これじゃ使い物にならない。
峠越えして、哲多町へ向かおうぜ。目指すは荒戸山。
里から見ると、荒戸山てほんまに釣鐘やね、別名鐘山、火山のトロイデ型と似ているが、違うんだってさ。流れたマグマが浸食されて残った残丘というのが正しいんだとさ。
里の交差点からは登山案内がある、よその庭先を訪ねそうな細い道だが、この道だろうな。
神社の参道をやり過ごしてそのまま行くのね。歩くことなく結局神社の駐車場まで来てしまったね。
荒戸神社の登山口この神社が荒戸神社、山がご神体なんだろうね。神社の境内に登山案内がある、これに従おうか。
杉林をちょっと登れば、西コース東コースと分かれるね、西から行って見るか。
岩に西の滝と名前が付いている、水の流れもないのに滝なの。
この地方の言葉で、岩場のことをタキというんだそうだ。六角形に岩にひびが入っているな。化学記号の亀の甲のような模様やな。
次の岩場が黒滝だと、ここも六角模様にびしびしに割れているのね。
ぐるっと山腹を迂回して頂上なのか。樹が密集して展望はまるでないのね。
荒戸山頂上アセビの巨木があるなぁ、こんなに幹周りの大きなアセビには出会ったことがないな。ご神体で斧を入れないタブーがあるからここまで残ったんだろうね。
東回りのコースで帰ろうか。この展望台は何だろ。ずいぶんと高いやぐらを組んだもんだな。大山が見えるということだが、今日は無理だね。成羽天神山があっち、ということだが似たような山々で判然としないな。鯉が窪湿原があっち、うぅん、低いところは判別できるもんかい。
広い道が続くね、道のまんまに辿ると荒戸神社からどんどん離れていくがこれでええんだろうか。
高い展望台やれやれ、折り返した。どうも信用ならないな、脇の草むす林道に入って行こうぜ。この林道の果ては、よしよし、神社の上に出てきたよ。
下に道が見えるよ、あのまま行っても同じところに出てきたみたいよ。
そうかもしれない。さっきの西コース東コースの分岐に出るような気がしなかったもの、標識を疑って別の判定を下すこともあるさ。
伐採地をそのまま降りて神社に到着、思わぬ迂回コースを歩いたな、最初に、東コースを選択していれば悩むこともなかったのにね。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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