2009年10月21日
しぇるぱ単独
山域:広島県世羅町

世羅町甲山の朝暮山あさくらやま

 

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観音寺自転車であれ何であれ、新しいところに行けば、連鎖的に新しい発見があるもんだね。
先日、久井の岩海と矢野の岩海を見比べてみた。当然、地図の上でコースの周辺にも眼が行くよね。
八田原ダムの西に
朝暮山あさくらやまがあるのが眼に留まった。道が実線だから簡単に行けるのじゃなかろうか。
よし、行って見よう。
世羅町、宇津戸の集落で林道の入口を見ると、入口の道幅が狭いなぁ。奥での道幅はどんなもんだろう。
西から入っていく道もあるのですよ。そっちへ向かったが、どの道から入ればええのか見当がつかない。
尾道松江線、カルバートええさ、全部歩こう。
宇津戸の集落では駐車しにくいのですよ。道が膨らんでいるところがない。
国道で、集落から離れたところに道の膨らみがある。ここなら止めても迷惑にはならないだろう。
国道は宇津戸の集落を外れて走っているが、旧道は集落の中を抜けている。昔々の街道はここを通っていたのだね。
集落の外れに観音寺があって、寺の石垣に沿って山への道がある。
先へ進むと、照善寺があって、まだまだ集落の続きがあるのだ。
はやばやとこの道は入れないと諦めたのは早計だったかな。
横から電線が集落が尽きるところで尾道松江線の高速道路が工事中だ。土を盛り上げてコンクリートの箱で通路を作ってある。
これは業界用語でカルバートというのだよ。トンネルとはいわない、ガード下ともいわない、カルバート。
ここから先は森の中の道で、杉林の中だったり、自然林を通過したり、そんな風です。
杉林の向こうに山の神を祭ってある。御幣も新しいし、山の神信仰は今でも脈打っているのだね。
この先に電線が見えてきて、横合いから道が合流してきた。
電柱には、中電が大通支、NTTが大通山幹、そんな標識が打ってある。
ここまでは舗装路なんですよ。横から来た道も舗装してある。ここから先は舗装がない、地道なんだよ。
電線が横道へ願ってもない、ありがたい、舗装路を歩くより地道を歩くほうが疲れないのだよ。
池が道の横にあって、地図と照合して、なるほど、この位置かと納得する。
間違いのない基点があれば、地図の上でポイントが確定できるのだね。
この先で道が分岐している。電線が横へ逸れて行っている。
さっき地図上のポイントが確定したのだ。地図が誘導しているのは横道のほうだ。電線の道だ。
道を透かせて先を見ると通信塔が見える。その方向へ向かえばええのだ。
ぐっと傾斜が増してきて、分岐からは舗装路になった。地道ではタイヤが滑るからね。
朝暮山頂上山頂が近づいてくると、道は方向を反転したり、こっちの山腹からあっちの山腹へ渡って行ったり、自由な道をたどるよね。頂上の通信塔が近づいてくる
山頂の手前、大きな通信塔へ向かおうか、細い通信塔に向かおうか、手前の細い通信塔から登ってみるかい。
通信塔の下はフェンスに囲まれていて、フェンス伝いに踏み跡がある。
踏み跡は大きな通信塔のほうに向かっている。
あった、三角点
朝暮山あさくらやま、草に埋もれていて、こんなところにあったのか。
三角点の周囲は踏みしだかれていて、大きな通信塔のフェンスへの踏み跡がある。
ネットでは、登った記録はひとつもないが、それは氷山の一角で、氷山の下に隠れているものがあるのですよ。
尾根の切り通しネットの外の世界では、言葉では語らなくても、どんどんひとの動きがあるのだよ。
大きな通信塔へ向かっても、草木に邪魔されて歩きにくいから、下に降りて舗装路を登ろう。
細い通信塔から降りるとき見えたのだよ。狭い範囲しか見えないのだが、高山、新山、稜線の向こうに津田明神山
大きい通信塔への道で甲山の町並みが見える。杉の幹に邪魔されて、写真に撮っても絵姿にはならないのだよ。
反転して大きな通信塔の前に出た。これはNTTの通信塔だった。その手前にあるのがDOCOMOの通信塔、別に細い通信塔が二本あるが、携帯電話の会社がもうふたつ、名前は名乗ってはいないが、それぞれ、どっちかの通信塔なんだね。
県道への出口さぁて、下りようか。
もともと、地図では道が実線というのは判っていたんですよ、予想通り、楽な道だった。
登って判ったのは
朝暮山あさくらやまが通信塔の山だったこと、大通山という名前でもあるということ。
分岐まで下りていって、今度は電線に沿って歩こうね。横ちょから差し込んできた道を歩いてみようよ。
いったん登って、稜線を切り通しで突き抜けて、今度は下りの道になるんだね。
もともとは、自転車を併用する予定だったのですよ。この先で自転車をデポしておく積もりだったのですよ。
どこがその道なのか探し当てられず、諦めたのですよ。
尾道松江線県道が見えて来た。ははぁ、ここなのか。候補としてここかな、と考えたポイントとだいぶ違っていた。
宇津戸から来て、甲山国際射撃場というのがある、その分岐より一本手前の道なのだよ。
電線が谷間の奥に向かっている道がそうなんだよ。
ここから朝暮山あさくらやまの通信塔が見える
このへんの谷間の集落からは、朝に暮に見えるから、あさくれやまと呼ぶのだろうと思っていたが、あさくらやまとは意外だった。
発音しやすいように舌の動きを変えたのだろうね。あさくれやま、あさくらやま、ほら、こっちのほうがずっと滑舌が楽だ。
ここからは県道歩き、尾道松江線の工事が進んでいて、谷を渡る橋脚もちゃんとした姿になっている。
宇津戸駐在所国道との交差点に出て、ここが宇津戸駐在所、交差点の名前が兼江橋というのだよ。
ここからわずかで国道の膨らみ、車を置いたところまで帰ったぞ。
で、このコース、面白いか、と聞かれると返事に困るが、「それなりに」、これが返事だね。
もともと期待していなかったので、それなりに収穫があったが、意気込んで登ると、肩透かしかもしれない。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
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