久井の岩海、矢野の岩海

09年10月16日

甲山から出発、反時計まわりで、久井から矢野の岩海へ
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
自転車のコースを設定するのにちょっとしたヒネリを加えないと、行ってみよう、動いてみよう、のモチベーションが上がらなくなった。
「比べてみよう」、このコンセプトならどうだろう。「久井の岩海と矢野の岩海を比べてみる」、どんなもんだろうね。
もともと、宇根山、自転車で登山広島中部の甲山・上下を往復、ここで自転車を走らせているので、このへんの道の状況には詳しいのですよ。
だから、久井と矢野の岩海を比較してみようと思いついたのだけどね。
やはり、前回と同様に、世羅町の甲山を出発地にしよう。
南へ向かって、三原市の区域に入り、宇根山への標識は見過ごして進む。
宇根山からの道を選ぶと、坂道を登って、そこから下って久井の岩海へ向かうことになるのです。ちょっとでも楽な道を選びたいよね。
三原市久井町の中心地、セブンイレブンの交差点を左折して、進んで行く。
この先で宇根山への分岐があるが、同じ理由でそっちの道へは向かわない。
ずぅっと進むと行平集落が出現する、どの家も新築・改装、どれもこれも新品の家々が立ち並んでいます。
行平集落の下流に野間川ダムを建設中なんだそうな。その補償金で家を一新した、のだろうね。
集落の手前、集落の真ん中が道が細くなっているが、なぁに、今に貫通して幅広の道が突き抜けるだろう、いずれダムの付帯工事が施されるに違いない。
集落を抜けて、県道は真っ直ぐに、横ちょに逸れる道があります。横手に逸れて進むんだよ。真っ直ぐ進むとあらぬ方向へ行ってしまうからね。
谷の奥はダム工事の土砂捨て場、乱雑に積み上げているのではないよ、秩序正しく整地しながら土砂を置いているのだよ。
真正面に久井の岩海の入口、ここからは歩いて谷の奥に入って行く。
谷を埋めて岩が川のように連なっている。今日は入口の岩海を見るだけにしておくね。
全貌は、三原市、久井の岩海をみてちょうだい。あっちの岩の流れ、こっちの岩の流れにしたがって歩いているからね。
先を急ぐから自転車に乗って次へ進む。
山の中で四差路があって、どの道を進むか悩むところだが、道の幅に惑わされずに、東に向かえばええ。
尾根を抜ければ集落が見える。ここは山岡集落、尾道市御調町に入っているのだよ。
次の集落で、道が分岐する。幅の狭い道が県道、ここは幅広の道を北に向かうのが正解。市道、町道なんですよ。
宇津戸の集落にでて国道と合流する。東へちょっとで、国道から離れて八田原ダムのほうへ向かう。
途中で牛舎、鶏舎、豚舎が密集した畜産会社の前を通るが、臭いがスッパイ、スッパイ。1キロ以上、ずっと臭いが付きまとってくる。
ダムの尻が見えてくる。
ダムに架かった赤い橋が見える。近寄ってみようか。夢吊橋という名で、吊床版橋では世界一の長さなんだそうな。
岬をぐるっと回ってみる。八田原ダムの堰堤が正面に見えている。芦田湖とも言うのだよ。
岬を回れば元の道に戻って、八田原大橋を渡る。対岸の道を上流の方向へ目指す。
ダムに沿っているときは民家などなかったが、やっと民家が見えるようになった。ダム尻まで登ってきたぞ。
鉄道がトンネルから出てきて、すぐに駅、駅の名前が備後三川、福塩線なのだよ。
この先で国道と合流して、上下の方向へ向かう。
備後矢野の駅でうどんを食べたが、名物の味とは思わなかった。駅舎で食べる体験がウリモノなんだよね、木次線の亀嵩の駅と同じことだね。
次の交差点を左へ、そのまま進めば矢野温泉に到着する。
目指すのは、矢野温泉公園四季の里、キャンプ場、オートキャンプで、あやめ園、もみじ谷園と分かれていて、もみじ谷園の一番奥へと進むのだよ。
自転車を置いておいてここからは歩き、久井矢野の岩海と石柱があって、概略図もある。
すぐに岩が積み重なっているのが見える。ひとつひとつの岩は大きいが、久井の岩海ほどの広がりはない。
両方の斜面から岩が転がり落ちて積み重なったものだそうな。
久井矢野の岩海と並び称しているから、久井の岩海のスケール感を期待していたが、なんだ、こんなもんかい。
岩が大きいのが特徴だそうだが、岳山のぬすっと岩のほうがもっと大きい。
概略図にしたがって奥への道を歩いてみたが、だいぶ歩いた末に道が途絶えてしまった。しょうがない、引き返そう。
矢野温泉まで引き返して、女鹿山の中腹を越える道を登って行く。
自転車にはつらい道なのだよ。延々と登りの道が続いて、道幅の端から端へ蛇行しながら登って行く。
やっと下り斜面になって、アイスクリーム工房・Donnaまで来た。ちょうだいな。
「比べてみよう」の企画で、道の駅・布野のアイスクリーム屋さんとここのを食べ比べてみよう、こんなことを考えたんですよ。
今回のキロ程で60キロなんだよ、100キロ前後の行程になるだろうね。これでは日の長い春に先延ばしだね。
女鹿山、男鹿山の麓からたんぼの中を漕いで行く。正面に高山が見える。高山の麓に到着した。
前回は、ここで、ついつい道幅の大きいほうを選んでしまった。その道は新山の中腹を登って下っていく道だった。
延々と続く登り斜面を漕ぎ続けなきゃならない。今度はそっちの道は選ばないぞ。
左に向かって、どんどんと下りていく。川の傍に下りていって、この道は甲山へ続く道なのだよ。
川沿いの道は抵抗なく進んで行ける。甲山の市街に入って、今高野山への参詣道の橋を渡る、やれやれ、帰ったぞ。
参考:宇根山、自転車で登山
    広島中部の甲山・上下を往復
    三原市、久井の岩海
南の峠から世羅の町を眺める、山の名は新山 久井の岩海、ここが入口
久井の岩海、谷一面に岩の海 八田原ダム、夢吊橋
八田原ダム、別名、芦田湖 福塩線、備後三川駅
福塩線、備後矢野駅 矢野の岩海の石柱
矢野の岩海、この部分だけ 甲山、今高野山への参道の橋
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