2011年4月4日
しぇるぱ単独
山域:島根県松江市

島根半島、美保関みほのせき馬着山ばちゃくやま

 

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美保関港ここのところ、島根半島を歩いたり、自転車で駆けたりしています。
島根半島を西からやってきて、東の突端まで到達しました。
美保関みほのせきに行くのに、松江から島根半島沿いに進むか、米子から弓ヶ浜半島を経由して境水道を渡って行くか。
ここはやはり、島根半島の横顔を見ながら進む前者のコースがええだろう。
鳥取県の境港を過ぎたあたりから、海を隔てて大山が見えている。雪に覆われた大山が見えている。遮るものがないから、実に神々しいね。
ここが
美保関みほのせき、港の手前に無料の駐車場がある。関の五本松公園入り口駐車場というのだ。ここの駐車して、まずは美保神社へと歩いて行く。
美保神社ただいま、出雲神仏霊場巡りをしているのですよ。
そのへんは出雲神仏巡拝美保神社篇を見てもらうとして、さきに進みますね。
ネットで読んだところでは、美保神社から山へ登る道があるのだそうな。その道はどこにあるのか見つからなかった。
しょうがない、駐車場まで引き返そう。
あらためて、関の五本松公園めざして、坂道を登って行く。途中、ロープウェイがあるが、休業中、実質は廃業しているんだよね。
関の五本松ということで、セメントのレプリカが置いてある。二代目も枯れて、今は三代目が成長しつつあります。
関の五本松他の松を植え替えたのじゃないよ。初代の松の実を採って、実生の苗から育てて、二代目三代目と遺伝子を引き継いだものなのだ。
そこから先に塔が見えている。高台まで行ってみよう。
塔は平和祈念塔なんだが、実質は水兵の慰霊の塔なんだね。
昭和2年、ここの沖合で、台風の最中に夜中、灯火を点けずに、敵味方に別れて演習中、多重衝突を起こして、大勢の海軍軍人が亡くなった、その慰霊碑なんですよ。
高台の上は樹が切り払われていて、境港・境水道のほうがよく見えている。
高台の反対側には鉄の鳥居が並んで誘導している
平和祈念塔鳥居の先の先には、
ほこらがあって、御穂社と言う。
美保神社の祭神は二体あって、一体が大国主神の后の三穂津姫命、高天原から稲穂を持ち降り耕作を導き給うた、のだそうな。
稜線上に勧請して、高天原に近いところで寿ぎ祝うているのでしょうね。
ところで、ほこらとやしろの区別はどこにあるのしょうね。小さいのが
ほこらで大きいのがやしろ、じゃぁその境界は?
どうなんだろう、基準なんかないと思うよ、見た目で適当に決めているのじゃなかろうか。
飛行機の爆音が聞こえて、これはどっちの空港からの飛行機だろう。
御穂社松江縁結び空港、米子鬼太郎空港、ずいぶん近くに空港を建設したもんだよ。
松江縁結び空港が発着30便、米子鬼太郎空港が発着14便、ただし、松江空港は国内便だけで、米子空港はソウルへの国際便がある。
まぁ、たぶん、松江縁結び空港からの飛行機なんだろうね。
北側の海岸に家が見えている。漁師の家屋なんだろう。梢が邪魔になって写真を撮るのは無理なんだよね。
下りの道をどんどん降りて行って、四つ辻の交差点まで下りて来た。
稜線を貫く道は幅広の道だが、右の仏谷寺、左の才集落への道はつぶれているように思えるよ。
四つ辻ここまで来る道中、木の枝があちこちで折れていたのですよ。雪の重みか、強風のせいか、両方重なったのか、そこは判らないがね。
どっちの道も枝が積もっていて、フィールドアスレチックのように、乗り越えたり潜ったり、けっこう大変だと思うよ。
ここからは登りの道です。
そんなに強い傾斜の道ではないのだよ。振り返ると、五本松公園の平和祈念塔が見えている
最初は梢が邪魔をするが、うまく梢の切れ目でくっきり見える瞬間もあるのだよ。
大きく迂回して頂上に到着、船が沖合を通っているが、あれは隠岐からのフェリーだと思うよ。
馬着山ゆるゆると稜線歩きを楽しんで、ただね、道幅は広いのだが、木が密林状態で展望が効かない。ただただ、歩くだけ。
ここでアズマヤがあって、アズマヤの前は、立ち木を伐採して展望が開けるように手を加えてくれてある。
谷間に美保神社がある、位置はこのあたりと見当はつくのだが、拝殿本殿は見えているのか見えていないのか。
五本松公園の平和祈念塔が見えて、その向こうに境港の市街が見えている。境水道も見えている。
境水道から外は外洋で、宍道湖まで高低差がないので、海水が流れ込む。中の海が高塩分汽水、宍道湖が低塩分汽水となっているのだそうな。
実際に、中の海、宍道湖の水をなめて塩辛さの程度を知ってみなくちゃならないね。
平和祈念塔と境港せめて、境水道の傍に立って、満潮干潮で流れの速さはどうなのか、目で確認しなきゃならないね。
知識として知っているのと、体験として知っているのでは、深みが違う、そういうもんだよ。
ここからは本気で降りて行く道、梢越しに馬着山が見えている。梢が邪魔するのでなかなか写真が撮れない。
山から下りて、広い駐車場に出てきた。
尾根が岬として突き出していて、美保関灯台が立っている。灯台の周囲をぐるっと回るのだ。
難破船が打ち寄せられるので、供養のため、地蔵をたくさん置いた、それで、この岬を地蔵埼と呼ぶのだそうな。
あのね、普通、岬は岬の字を使うよね、あるいは三崎、山へんです。
美保関灯台島根半島の西端の日御碕は石へん、東端の地蔵埼は土へん、ここは譲れないぞ、
こだわりが深いのだよ。
駐車場に展望台がある。展望するのは大山。ただただ見えるのは大山だけ。大山だけを見る展望台なんですよ。
あとは舗装路をたどって戻って行く。道は下り坂なんですよ。そうなのか、美保関灯台は岬の高みにあるのだ。高みにあるから灯台の光が遠くまで届くというわけだ。
歩く道々、海中の海藻が揺れるのを眺めたり、定置網に海鳥が集まって魚を横取りしているのを眺めたり、いつもと違う風景を味わいながら戻って行きます。
防波堤が見えて、ここが美保関漁港、ぐるっと港の外周を迂回して、美保神社の前まで戻り、駐車場まで帰ってきたぞ。
帰りの道は、島根半島沿いに松江へ帰る道ではなく、境港から米子へ帰る道をたどろう。

参照 出雲神仏霊場 8番 美保神社

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