2011年7月23日
しぇるぱ単独
山域:島根県斐川町

出雲の神名火かんなび山、仏経山

 

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県道からの分岐出雲神仏巡礼で出雲の山野をめぐりました。出雲平野の南に大きな山があります。
高速道路山陰道で長いトンネルがあります、仏経山トンネル、強い印象を持たずにはいられない山です。
今日は仏経山に登るぞ。三刀屋インターから高速に乗って、斐川インターで降りる。
最近出来た高速道路なので、ドライブマップにも国土地理院の地形図にも、まだ収録されていない。地図と道路とを照合しても、自信が持てないのですよ。
斐川インターを降りて、最初の信号のある交差点の名前が斐川インター、ここからどっちに行けばええのだろう。
勘を頼りに左折してみる、少し進めば、仏経山(神名火山)と案内があって、うまいこと勘が働いたぞ。
道は直進すれば上水道タンクに繋がっている。当然、そっちではないだろうと、上への道を選択する。
登山者用駐車場と案内があって、道路と直角に、櫛の歯状に、白線が引いてある。10台以上は駐車可能だと思うよ。
駐車場から高速道路が見えている。高速道路を跨ぐ橋には仏経山への案内があるし、仏経山トンネルの入り口も見えている。
山陰道仏経山トンネルトンネルの長さ2990mなんですよ。北東方向からトンネルに入って、ほぼ頂上直下から、南西方向へ突き抜けているんですよ。
突き抜けてから斐伊川を渡る。
さらにトンネルを抜けて
神戸川かんどがわを渡る。
神戸川かんどがわ については自転車での探査をしているので、山陰道ががどこをどう走っているかは解っている。
次は、斐伊川の宍道湖河口から、せめて雲南市役所あたりまでは、自転車で走るコースに予定してもええね。
斐伊川の源流をたどると、船通山、鳥取県境まで行くことになる、そこまで自転車を走らせたら、きついコースになってしまうぞ。
高速道路の跨線橋から先に民家が見えている
その民家の横から山道に入り、ぐるっと回って民家の裏に道は続いている。
そのまま山道を歩いて行く。長年にわたって踏みこまれた道で、道端の草刈もしてあって、歩きやすい道ですよ。
中電道分岐途中に、仏経山登山道と標識もあって、この道で間違いないと安心できる。
進んでいく行くうち、中電道の道しるべがあって、直進すれば送電線鉄塔の巡回道だ、ここは反転して、山腹を登る道を進むのだ。
尾根をめぐると、視界が広がる、次の山腹を横切るのだ。
宍道湖が見えていて、斐伊川の河口が見えている
ここで反転する。同じ山腹を方向を変えて登って行く。
尾根を突き抜けて、次の山腹を渡って行く。いつのまにか、尾根を歩いている。始めて尾根を歩いているのだ。
真っ直ぐな坂道だ。補助ロープがあるが足しにはならない。ただただ真っ直ぐに登る道なのだ。
坂道を登りきると、巨石が門のようにうずくまっている。その向こうには草原が開けている。
草原の中には南無妙法蓮華経の石塔がある。ここは展望台なのだが、木々が茂って展望の邪魔をしている。
尾根のすぐ下の道かんなびの山が仏経山に名前が変わったのだ、尼子経久がこの山に十二の寺を建て、山の名前も仏経山に変えた、と説明看板があります。
尼子が滅んでも、民衆は仏経山と呼び続けた、仏経山を受け入れる素地があったからでしょうね。
いったん下って、ふたたび登り返して、ふたたび巨石がある。ロープを渡してあるのは注連縄を模しているのだと思うよ。
ここの頂上には行政無線の通信塔とFM出雲のアンテナがある。
反射板のところが視界が開けていて、出雲ドームがあそこ、宍道湖北山の果てが見えて出雲大社のあるのはあのあたり、宍道湖北山の最高地点は鼻高山、ここを展望台と呼ぶべきだよね。
ここから坂道を降りて、舗装路に合流する。
舗装路の最後がNTTの通信塔、フェンスに沿ってどっちへ進むか迷ったんだよね。
神名火山と伎比佐加美高日子命、こんな標識がある。○○ヒコノミコトを祭るかんなび山、という意味なんだよね。
展望台笹原を分けてこの奥に入って行く。曽枳能夜神社奥宮という名前の石がある。○○ヒコノミコトが祭られているのだそうな。
神名火山の神の名の火に意味を求めてもしょうがないよ。普通は甘奈備山と書くもんだよ。これは万葉仮名の書き分けで、深い意味があるわけじゃないのだよ。
この山に、神のいます山、神と行き来できる山、と特別な崇拝を捧げたことが重要なんですよ。
なにごとのおわしますかはしらねどもかたじけなさになみだこぼるる、日本人の精神性宗教心は古代から引き継いでいるのです。
こっちには三角点は見つからなかった。
フェンスを逆の方向に進めば三角点はあるのかもしれないが、そこまで念入りな踏査はしなくてもええだろう。
三角点までは接近した、ということで、仏経山は終わり。来た道を引き返そう。
最高地点のFM出雲のアンテナから法華経石の展望台へ、尾根から山腹の道へ戻り、方向転換のポイントを過ぎて、見晴らしの効くところへやってきた。
山陰道が見えている。トンネルが見える。あのトンネルは高瀬山の山裾を突き抜けるトンネルだと思うよ。
あっちが出雲大社あそこに見えているのが島根富士通、富士通のノートパソコン生産の基幹工場だ。マザーボード製造から最終組立まですべての工程を一貫して行うのだそうな。
シャープ・メイドイン亀山をブランドにしたように、FUJITSU・メイドイン島根斐川をブランドにしている。
NECもどこかに工場集約しているはずだが、どこなんだろうね。工場ブランドの戦略は取らないのかしらね。
中電道分岐まで戻って、あとはとんとんとん。
民家の裏まで戻って、高速道路跨線橋を渡って、駐車場まで戻ってきたぞ。
ここまで来たのだ、島根富士通の工場の前まで行ってみようよ。
従業員の駐車場が満杯だった頃を知っております。それと比べると、今日は駐車場が随分とパラパラだね。売れないのだろうか、減産しているのだろうか。
そうだった、今日は土曜日だから休日で当然なのだ。パラパラでも出勤しているのは、むしろ増産体制ともいえる。
NTT電波塔の前ただねぇ、昨今の社会情勢に合わせて、電力事情で土日操業の態勢を取っているのか、いないのか、中国電力はそこまでの要請をしているのか、いないのか、個別事情は解りませんね。
自動車業界なら、どこのメーカーも土日操業となっているから、従業員の駐車場は満杯になっているものね。
もうちょっと先まで行って、車を止めて仏経山を振り返ってみよう
なるほどぉ、こんな山だったのだ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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