2006年4月24日
しぇるぱ単独
山域:広島県安芸高田市

もうひとつ別の、堂床山どうとこやま

 

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ヤマメの看板が目印なんだかんだで山へ行くのが出かけ難くなってきたな。今日は、何がなんでも解放してもらうぞ、ひま、ちょうだい。
押し切って勝ち取った、タマシイの解放だ、命の洗濯だ。有効に使わなきゃね。
2月に堂床山へ行ったんだが、その先がどうなっているか、雪に覆われて行けなかった。そこが心残り、堂床山を反対から登ろう。
土師ダムを通るたびに、自然歩道の道は、堂床山への道は、どこから取り付くのか横目で探りながら車を走らせたもんですよ。
ネットで探して、どうやら自然歩道は谷沿いにあると判ったぞ。それなら、目指す候補はあそこしかない。
国道54号線を離れて、土師ダムへの県道を進む。最初のトイレの駐車場ではない、その次のトイレ駐車場が止める場所なんだよね。
ダムを横断して架かっている橋を過ぎて、その次の駐車場に止めるとしようね。
この谷の名前を三田谷というのだそうな。谷の出口にヤマメの釣り堀がある、ヤマメに近づくと、広島県自然歩道・堂床山の道標が見える。
階段を登れば林道あった、これなのかい。車を走らせながらでは、なかなか探し当てられるものじゃないよね。やはり、歩かなくては道標も見えないもんだな。
林道には鎖をかけて封鎖してある。ふむ、車幅じゅうぶんの歩き易い道だね。
砂防ダム建設の取り付け道路だろうと思っていたが、砂防ダムを過ぎても、なかなか、軽トラならじゅうぶん使える道だよ。
雨が降ると、支谷からの奔流がすごいのだろうね、橋脚が洗い出されている、コンクリ床が危ないバランスで、どこを踏んで通るかを吟味しながら渡らなきゃならない。
谷に崩れないように石垣を積み上げた道なんだねぇ。苔むしている、昔ながらの道なんだ、今どきの環境省仕様の道なんかであるものか。
道には感嘆したんだが、倒木がすごいね。この冬の雪の重みでなんぼでも倒木が続いているよ。
倒木に誰かがノコギリを使っている、鉈なら斜めの切り口だが、直角の断面だもの、折り畳みのノコギリをザックから出して使ったひとがいるようだね。
滝が見える、朽ちたベンチがあるから、鑑賞ポイントとして、何々の滝と愛でるのだろうが、名札がない、これでは無名の滝の取り扱いしかできないぞ。
ここから水源の森水量は豊かだが、落差がもうちょっと欲しいね。いやいや、落差が高いと登りの道がつらくなる、この程度でじゅうぶん。
次の滝、水量が減って樋状になって、落差もたいしたことはなくて、ま、ぎりぎりで滝か、名前を付けるほどのもんじゃないね。
この先に階段がある、どうして道を階段で塞いでいるんだい、登れば、あれれ、車の通える林道に出たよ。
タイヤの跡がある、道の真ん中の跡だから単車だね。バイクだよ。
ここは林道だから通るのは自由だが、登山道の階段を走り抜けるバイクの
やからがいるんですよ。
昔々のこと、大阪和歌山の境の岩湧山、ここで登山道の階段をスコンスコンスコンと降りて来たおにいちゃんがおりました。
すれ違って、この急な坂道をどう制御するのだろう、ながめていると、コテン、前へつんのめって前転宙返り、ガラガラガッチャンと階段を転がり落ちて行きました。
救助に向かっただろうって、行かないよ。
琵琶池キャンプ場好きで転んだんだもの、登山道の階段を下向きに進めばどうなるか学習したくて降りて行ったんだもの、怪我と
弁当べんとは自分持ち、これは昔からの言い伝え、最近では自己責任と言うんだってね。
林道は大きく反転して谷を越えて行く、谷沿いの道を行くのだ、とネットのレポートにはあったけどなぁ。
山腹を渡って尾根を突き抜けて、北側斜面から南側斜面を歩いているよ。
だれが来た、そっち側には堂床山への取り付きはありますか。
いやぁ、ぼくも土師ダムから登って来たんですよ。引き返しています。自然歩道じゃけぇ、
ええしこううまい具合に道がついてると誰でも思うじゃありませんか、この先にゃ、水源の森になっとりますよ、そこから下り道じゃけぇイメージにあわん、横道もあるかもしれんが、いなげなわるいヤブコギをしとうもありませんけぇね。この林道をつける時、自然歩道をめぇだこわしたんですかねぇ。どこで道を間違えたんでしょうね、全然判りません。
大曲ポイントから地道をそうですか、わたしも、この先、行けるところまで行ってみようと思います。ではでは。
なるほどね、峠の上には、水源の森と看板が出ている。林道を行かずに横道に入ればどこへ行くんだろう。
うろうろしたけど、小鳥の森とかみのりの森とか、学習林の中を抜けただけだ、結局、もとの林道に戻ってしまったよ。
池が見える、この先にある看板によると、この池は琵琶池、あたり一帯は生活環境保全林、キャンプ場が整備されているのだそうな。
落ち着いて地図を見てみよう。地図で池をマークしたぞと、それが今いるここなんだよね。山裾にゴルフ場があって、ゴルフ場への道が大きく反転するところに登り道が描いてあるじゃないか。その道を行けば、堂床山へ行けるに違いないよ。
舗装道路をたったかたったか、なるほど、眼下にゴルフ場が見えてきた。ここが大きく曲がるところ、ここで舗装路から離れて地道を進もうぜ。
谷底を登る道だが、じゅうぶんトラックも通える道だよ。現役、現役、道ばたの草刈りもして、保全じゅうぶんだよ。
一面の伐採地稜線の手前まで登ったが、道はここで封鎖してあるよ。原野も森林も伐採しつくされている。重機ブルが山腹を切り裂いて道を拓いた跡が見える。
伐採後、見通しがよくて通り易そうだから
たわみの道を行こうか。道と言おうか、ブルのわだち跡と言うべきか。
鹿が走ってる、一頭、二頭、三頭、順に三頭、駆け抜けて行ったよ。湿地にひづめの跡があったが、鹿の足跡だったんだねぇ。
いててて、ノバラというか、イバラというか、避けながら進んで行かなきゃならん。歩き易いところ、バラガキしないところ、道は選ばなきゃね
笹原を抜けて稜線に立った、おや、地面が固いぜ。固いところが道なのだ。
笹原に埋もれていても、どこが道か、固いところ柔らかいところ、歩けば判るもんだよ。なんとなく道を踏んで歩いているのだ。
保安林と書いた黄色い看板がある、これに出会うと道に自信が持てるね。
保安林と言えば、この下の、広範囲に伐採してあるところ、水源かん養保安林の条件をどうクリアして伐採したのだろうね。
堂床山三角点上空がなんとなく透いてきた感じがするぞ、頂上は近いぞ。
笹原の向こうから道を切り開けて来ている、あ、切り開けの終点が三角点なのだ、堂床山なのだ。
2月の雪の季節に来た時には、この先、どっちへ進めばええのか全然見当が付かなかった。雪のない今でも、西から来て東に抜けるのはどう進むべきか判断に迷うことだろうね。
さぁ、引き返そう。笹原の中に自信を持って誘導できるんですよ。そうともさ、自分で来たからさ。
稜線を忠実にたどっていく、さっきの無理矢理の合流点を過ぎて、明瞭な道が延びているのが見える。古い道標があるが、風化している、字さえ見えない。
伐採斜面を振り返る、伐採し残した頂点部分に堂床山の三角点があるんですよ。
あれま、西側斜面、北広島町側は、見渡す限り全面に植林の苗木が植えつけられているよ。黒いネットを張って、鹿や兎が入るのを防いでいる。
堂床山を遠望元来た道を引き返そうか、それとも、稜線沿いに歩いて行こうか、そうだねぇ、道があるなら稜線沿いに進みたいもんだね。
ということで、伐採地を適当に歩いているんだが、ブルが引き返したところで道が途絶えてしまってる、こっち、稜線に向かえばなんとかなるだろ。
あった、稜線上には道があるもんだねぇ。しかもちゃんとした道なので、ほくほくと、幸せ感を噛み締めております。
植林保護の黒いネットなんだが、ところどころ、よその倒木で踏まれて倒れている。
これは、合い身互い、自然現象だからしょうがないよと許すのか、勘弁ならない、きっちり修復しておくれ、と権利を主張するのか、どっちなんだろうね。
杭があって、本州セイシと彫り込んである、このセメント杭は、この先、時々顔を出す、この区域は水源かん養保安林、するとこの森は、固定資産だろうか、投資物件だろうか、棚卸資産=在庫だろうか、つい、現役当時の職業意識が出てしまうなぁ。今は、合併して、王子製紙というのだよ。
お、最近の道標が立っている、この地域一帯で新しい道標を見るのは始めてじゃないかな。汚すな火を出すなの道徳道標、警告道標は除外してのことだよ。
ここが自然歩道の入り口稜線から別れて谷底へ降りて行く道になったよ。ここでも、道は自然歩道らしく立派な姿を示しているよ。
もうすぐ、朝来た道と合流する、どこで間違えたのか、そこを点検指摘しなきゃね。
あぁ、ここで合流した。
なるほど、なんにも標識はない、植林の暗がりへ入って行くのだ、明るい林道が続いているのだもの、わざわざ暗い道へ入って行こうとは、判ったひとでなきゃ行かないよ。
途中、出合ったおじさんも道を見逃して、ここを直進したんだが、戻る道々、間違えたポイントを探すとしても、まず、見つからないだろうと思うよ。
谷道が林道と出会うところ、林道が大きく谷をまたいで曲がるところ、その両者の中間に、杉林の中への暗い道がそれだ、と覚えておいてちょうだい。
谷道を行かずに、林道を下へ向かえば、どこへ出るのかなぁ、と心を残しながら、三田谷の谷道を歩いて、もとの駐車場に戻ってきました。

参考 もうひとつ別の、堂床山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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