2017年8月21日
しぇるぱ単独
山域:広島県安芸高田市

今度はちゃんと、多治比猿掛城跡から烏帽子山

 

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先月、烏帽子山から多治比猿掛城跡へ縦走するつもりだったが、横に逸れて、意に反した場所に抜け出してしまった
今度は逆に歩いてみよう。自転車を中馬トンネルの出口の近くに置いて、山から抜け出したら自転車で車を置いておいた場所まで戻って行こう。
旧多治比小学校の跡地があります。そこがどうやら駐車場みたい。多治比猿掛城址に向かうのに、ここに車を置いておくのを推奨しているみたい。
毛利元就の里の幟が立ててある。毛利元就の幼少期の居城なんですよ。傍流だったのに、本流の子弟が次々と亡くなって、順番が繰り上がって家督を継いだのだそうな。
山の麓に登山口があって、ここから本丸に登って行くのだ。
教善寺の手前に山道の始まりがあって、教善寺の本堂を見下ろしながら登って行く。
意外に急な坂道なんですよ。本丸直前の坂道はべらぼうに急だよ。
本丸跡は切り開かれた平地で、一段と高いコブがある。この当時には天守閣はまだ無いことだし、神社の祠でもあったのかしら。
樹々が伐採されて、展望が開けている一角がある。そこから吉田の市街地が見えている。郡山城も見えている。
さて、この本丸跡から進める道はあるか。ないぞ、本丸の周囲は切り立った崖地で、守備に強く、攻撃を跳ね返すように造られている。
いったん、下の平地に下りる。すぐ下の曲輪跡に踏み跡が見えている。鉢巻に巻いて行くと、本丸下に堀切が設けてある。その堀切を渡ると、しっかりした道が続いている。
物見跡への案内標識がある。物見跡との標識もあるし、物見丸跡との標識もある。
2万5千図で△432があるでしょ。そこが物見丸跡ではなくて、次のコブが物見跡なんですよ。
ここから攻めて来る敵がいるだろうか。堀切があって頂上が平削されているから、砦なり塞なりがあったのだろうが、念のため、の防備なんだろうね。
ここからは中国電力の送電線と並行に進むようになる。送電線の監視路を進んで行く。
最初の鉄塔に出会う。はっきりとした中電道で、迷うことなく進んで行ける。火の用心の短冊がちょいちょい現れる。この火の用心の短冊は中電道のシルシなんですよ。
二番目の鉄塔と出会う。送電線の両側が見渡せる。東側の送電線はこっち、そして、西側の送電線はこっち、ここからは谷底へ降りて行く道になる。
谷底の道は草の背丈が高い。ここ何週間か前に草刈をしてくれて通り易くなっている。草刈がしてなかったら、草に埋もれてどう進めばええのか見当も付かなかったことだろう。
谷を降りて、再び尾根へと登って行く。どこの電力会社でも、送電線は尾根から尾根へ渡して、巡視路は尾根へ谷へと登ったり下ったりで、尾根歩きのようには簡単に行かないのだよ。
三番目の鉄塔に出会う。この鉄塔には見覚えがある。先月歩いた時、この鉄塔まで来たことがあるのだ。
記憶があるから、尾根沿いに歩いて行く。記憶が途切れていてちょっとマゴマゴしたが、見覚えのある地点に到着した。
ここが三方向に分岐するポイント、鉄塔に向かうか、北の尾根へへ向かうか、烏帽子山に向かうか、ここで選択できるのだ。
振り向くと、えぇと、鉄塔から来たのだがどの道を来たのだろう、烏帽子山への尾根はこの道で間違いないのか。
標識もないし、記憶とGPSのウェイポイントが頼りなんですよ。GPSにポイントポイントを転送してその地点目指して歩いて行くのですよ。
似たような尾根があって皺があって、地図と見比べてもなかなか正確な地図読みが出来るもんじゃない。GPSのウェイポイントが頼りになります。
烏帽子山の三角点に到着、ここは見覚えのある地点だ。
ここから先は先月歩いたから判っているだろう。いやいや、そうも行かない。尾根をたどれば間違いない。
怪しいのは、どこを下降点にするか。ここだろう、と見定めた地点は大間違いだったみたい。
谷に下りてしまった。はてなぁ、尾根を歩いて登ったよなぁ。こんなはずではなかったぞ。
GPSのウェイポイントが頼り、谷の山腹を渡り、尾根を越えて、歩くコースはこっちのはず、と段々と幅寄せして行く。
幸いにも、極相林だから助かった。これが成長林だったら、密林の中をヤブ漕ぎしながら進まなきゃならないところで、下生えがないところを歩けて本当に助かった。
ポンと、四番目の鉄塔のところに出た。見知ったとこに出たぞ。ここからは中電道を進むのではなく、尾根の道を歩いて行くのだ。
真下に水道施設のタンクが見えている。ここは見坂峠なのだ。ちゃんとした道路に出て、ここは広島県自然歩道、この下に中馬トンネルが通っている。
ぼんやりしていたみたい。近くに分岐があるのだぞ、あるのだぞ、と言い聞かせていたが、分岐を見過ごしてしまった。
眼下に見えているのは自転車のデポ地点、ガードレールに括り付けてあるのだよ。このまま自然歩道を歩いてみようかい。どこに出るのか確かめてみようじゃないか。
高北広域農道と自然歩道の分岐が見えてきた
ははぁ、ここに出るのかい。車で通りすがりにこの標識は見たことがある。
高北広域農道を歩いて、中馬トンネルの方へ曲がって行く。自転車のデポ地点まで帰って来た。
あとは自転車にまたがって、出発地点まで戻ればええのだ。
さぁ、帰ってきました。烏帽子山と多治比猿掛城址を結ぶコースはかなりの難路だね。
途中にテープもリボンも何にもない。地図読みしながら歩くしかない。見通しが効かないから地図と現在地がマッチしない。GPSでウェイポイントを作っておかないと、まず難しいと思いますよ。
中電道を利用するのは賢い方法だが、悪い事に、谷と尾根を何度も繰り返して登り下りしなきゃならない。最後には脚が草臥れててしまった。単純な尾根歩き以上に疲れてしまうよ。
 
参考 隣接しているコース
2017年7月14日 烏帽子山は登れた、多治比猿掛城跡へは行けず
旧多治比小学校跡 登山口 教善寺 多治比猿掛城本丸跡
物見丸跡 最初の鉄塔 二番目の鉄塔 三番目の鉄塔
三方向の分岐点 烏帽子山三角点 四番目の鉄塔 自転車のデポ地点

 

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