2006年12月5日
しぇるぱ単独
山域:広島県安芸太田町

安芸太田町加計、五輪山ごりんざん

 

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駐車場の目印安芸太田町加計の街は一度しか通ったことはない。五輪山は背中の方向だったので見たことが無い。
それでも、
五輪山ごりんざんと聞くと、名前に惹かれて登ってみたくなるから不思議だね。
岡山県の櫃ヶ山、泉山の中間に五輪山があるのだそうな。ただし、読み方はいつわやま、たいがい、いつわだよねぇ、ごりんと読むのはオリンピックか、宮本武蔵の五輪の書ぐらいのもんだよ。
ところで、五輪真弓は元気なんだろうか。検索してみると、先月コンサートを終えたばかりだった。健在のようですね。
ETCのゲートで、加計バス停スマートICというのがある。ETCだけが出入りできるインターチェンジなんですよ。
ここは、片っぽしか有効じゃない出入口で、東からの出口東への入口、西方向はそもそも出入口がないので注意しといてね。
旧火葬場ETCのバーを潜って下の道に出る。どんどん下って太田川に沿って上流へ向かって行く。あれかな、正面に山がどぉんと立ちはだかっているのが見える。
このまま進むとバイパスで進んでしまって、加計の町を通り過ぎてしまう。どこかで橋を渡って加計市街地を走るようにコースを変えなくては。
ええと、加計の市街地だが、町営の駐車場はどこかしら。通り抜けてしまったよ。引き返して、神社の石門が誘導する路地がある、ここがそうかな。
当り、五輪山登山口の標識もある、ここでええのだろうな、聞いてみよう。
ここが町営の駐車場なんでしょうか。駐車料金はどこで払うのでしょう。
ここが駐車場よぉの。料金はいらんよぉ、
しゃぁなぇノープロブレム、なんぼ止めてもタダじゃ。
石畳の道無料だとは最初から判っていたけどね、よそ者が地のひとに聞くときは、知っていても知らない風を装っているほうが、教え甲斐があるでしょ。
さぁ、歩いて行こう。舗装路に沿って、鍵の手に曲がって進んで行けばええのだな。
五輪山登山コースの案内板がある。看板の前にぴったりと捨てた廃車を押し当ててあるので、案内が見えにくいがな。
ここが最後の民家だな。電線がここで終わりだからこの奥にはもう家はないぞ。
砂防ダムがあるから、道は反転して谷から尾根道へと向かう。
尾根道は植林のなか、道はええがな。上の道とそのまま進む道と分岐してるが、上の道は墓場への道だった。真っ直ぐ行けばええ。
鎌ヶ原分岐看板があって、長迫。この後、立て看板がたくさん出るが、全部、詳細地図に位置を記しておきます。デジカメ内蔵時計とGPSの時計とマッチさせてあるので、位置関係にそんなに狂いはないはずです。
看板が旧火葬場、建物が崩れそうで崩れずに残っている、焼き場の釜があったあたりが石垣に包まれている。
かなわんな、看板も出さんといてほしいよ、なんぼ大昔の施設だとはいえ、気色のええもんじゃないね。さっさと通り過ぎよう。
土俵場とあるが、土俵のありそうな平面はないぞ。
あちこちで、相撲場とか土俵場とかの表示を見たことがある。どこだって相撲が取れるような平らな場所ではなかったぞ。
天狗伝説、烏天狗伝説なんじゃなかろうか。どこかで異音が聞こえる、さては、天狗が相撲を取っておるんじゃろう。そんな起源ではなかろうか。
道は敷石で葺かれている。石畳だよ。こいつは迷惑なんだよね。石の上に落ち葉が溜まって滑っていけない。濡れた落ち葉を踏むと踏ん張りが効かない。
視界が開けて可部の町あのねぇ、神社仏閣・商店街の敷石を考えちゃいけない。ぬかるみを防ぐためじゃないよ、石を並べるのはひとが歩くためじゃないのだよ。
雨の流路が道を掘り込んで、溝にしてしまうんですよ。石を葺いて、流水が土砂を持っていかないように、石で押さえているのだよ。そのための敷石だっちゅうの。
ところでね、だっちゅうの、の漫才コンビはあれからどうなったんだろう。一発芸で終わったんだよねぇ。コンビ名も顔も名前も覚えていないなぁ。
だっちゅうの、のフレーズにインパクトを与えて去ったんだよ。誰かがそのフレーズを使おうとしても、そのイメージを呼び覚ますのが嫌だから、もう使えない、使いたくない、そんな悪影響が残っているよね。
数年前のレポートでは、この道は草が繁って大変だった、とあるが、今は、草刈りもしてあって歩き易い道になっているよ。
町おこし、加計の目玉として、五輪山が再評価された。道の手入れもちゃんとしてるもの、その努力は汲んであげなきゃね。
ゴリラ岩五十駄、テンテル山のあたりで、発電所が見える。頭上から落下させる送水管も見える。
この太田川はダムを連ねて水力発電を繰り返し繰り返しやっているんだよね。同じく繰り返しやっていても、中部電力の木曽川は、取水をやりすぎて涸れた川原が目立つこと目立つこと。
鎌ヶ原入口、山腹を行くのが進路なのだが、登って行けば、その先に鎌ヶ原があるそうな。ま、ええ。鎌ヶ原はパス。
山腹を行く道は下がっているような気がするよ。そのまま水平に歩いているように思える。
看板を読むと天岩。天を衝く岩、ということなのだろうが、最大級をここに与えるのは保留しとくね、土地のひとの気持ちは判るけどね。
川沿いの風景はずっと見えるには見えていたのだよ。ただ、枝・梢に邪魔されて写真が撮れるほどではなかったんですよ。
寺屋敷の分岐ここなら見える。太田川と加計の風景がよく見える。左の山裾から取り付いて、ここまで登って来たのだよ。
中国電力の送電線保安路が登って行っている。ちゅうことは、送電線が見えるはずだが、植林に邪魔されてどこにあるのか全然わからない。
へぇ、ゴリラ岩、なるほど、横顔もゴリラを連想できるが、正面の顔がよく似てる。
ゴリラ岩を過ぎると、傾斜も登りがきつくなる。道にザレ岩が押し出されて、クズ岩のデブリを作っている。
デブリてなぁに? ネットの検索で調べてね。雪崩の関連だとヒントをあげておくね。
立野分れ、一本橡、鹿ヶ谷、植林のなかの同じ風景だもの、看板を見ても格別イメージが湧かないよ。
次の看板、水場、水なんてないぞ。谷底を眺めても水の流路などありはしない、この数百年流れたことがなかった、という風景だよ。
石塔水が湧くところと思っちゃいけない、水場という名前の場所なのだ、こう思わなきゃ。
でも迷惑な名前だよね。水を期待させて裏切る名前なんだもの、どうしてこんな名前を付けたのか教えてもらいたいもんだ。
谷の向こうに別の稜線が見えてくる。あの稜線とのタワで合流するのだろうな。経済的・効率的な道の作り方だね。
尾根と尾根とが合わさるタワに到着した。ここが寺屋敷というのだそうな。
四つ辻になっていて、真っ直ぐ進む道が猪山道、右に曲がれば安中道、左は無名の道、右への安中道を進んで行こう。
この先、安中道は山腹をそのまま進んで行く。分岐して、尾根に従って登る道を選ぶことにする。標識案内はないが、テープがべたべた巻いてあるもの、誰が見てもここがポイントだと判るさ。
ぐいぐいぐんぐん登って行く。これまでがとろとろゆるゆる登る道だったので、引き締まって気持ちがええぞ。
五輪山三角点雪が積もってきている。昨日一昨日の雪なんだが、麓では直ぐに溶けた、ここでは溶けることなくそのまま残っているのだね。
登り詰めた感じはあるんだが、まだ尾根を伝って進んで行く。山頂はこの先にあるとみえる。
小さな石塔がある。看板を読むと、平家の落人の菩提を弔って五輪の塔を建てたのだそうな。見たところ、二輪しかないが、昔は五輪だったのだろうね。
この山の名前を五輪山というが、その由縁はこの五輪の石塔から来ているのだな。
ここが頂上、五輪山だ。斜面の先に歩いていけば展望があるかと思ったが、切り開きはない、展望は望めない。
この雪の中では食事をする気になれないな。引き返して、途中のどこかで昼食にしよう。
帰りに、加計の町で鯛を買って帰ろう。鮮魚じゃないよ、鯛焼き、しっぽまであんこが入っている鯛焼き、よしおの鯛焼きは有名なんですよ。加計で一番の名物だよ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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