2015年3月4日
しぇるぱ単独
山域:広島県安芸高田市

火神城山ひかみじょうやま、低山だが迷う山

 

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中国自動車道で、千代田インターから高田インターに向かう時、千代田インターから急な坂道があります。坂道の上に尖峰が見えている。えらく魅力的だな。
前々から気になっていたんですよ。登ってみよう。
県道321号線が安芸高田美土里町から北広島町千代田を走っているのだが、境界付近にトンネルがある。そのトンネルに入らずに旧道を進む。旧道に入ったそのあたりで駐車しとけばええ。
道を曲がって、火神城山が見えてくる。中国縦貫道から見えている姿と同じなんですよ。
トンネルの出口の真上辺りに旧道が走っている。そこから見ると立体交差の様子がよくわかる。縦貫道が空中を走り、県道がトンネルから橋の上を走り、旧道が山腹沿いで新道に合流している。
その合流点手前、火神谷川のあたりが登山道取り付き点になる。谷沿いの道を進むか、山に直接取り付くか。谷沿いの道はイバラが繁っているかも、下生えの少ない山腹に直に取り付こう。
道?ありません。なんとなく昔の杣道だったかも、そんなところを選んで歩き、植林と自然林の境界のあたりに昔の作業道の名残がある。そこを歩いて行く。
植林が尽きるあたりで、振り向けば高速道路・旧道が見えている。
古いテープが残っている。色褪せているから相当昔のテープだね。この先、古いテープは断続していて、うむ、道はこれで間違いない、と安心できる。
ここが火神城山の頂上なのだ。周囲は土木工事の跡があって、城跡だろうな、と想像できる。
土木工事跡の段差を下って、さらにこの奥の方へ進んでみよう。尾根通しに行けば、自治体境界を忠実に辿って行けるだろうさ。赤い杭も断続的に見えるし、これが正しい道なんだろうね。
実は、このへんで間違えた、というポイントがあります。ついつい直進してしまったのだね。ここで右折しなきゃならなかったのだ。
下山口として安芸高田市と北広島町の境界の峠をGPSでウェイポイントしておいたのですよ。なんだか段々離れて行っているぞ。
赤い杭も続いているのだが、自治体境界の杭ではないかも、山主の境界宣言の杭かもしれない。
池が見えている。あらら、これは間違えた。だいぶ方向違いをしている。しゃぁない、このまま進むしか方法がない。
尾根を抜けたが、池からの放水路で渡渉点がない。渡れるところまで進まなきゃしょうがない。
ここなら渡れる。飛び石を踏んで対岸に渡った。林道がある。この林道はどこに出るのか確認しないと、現在位置がわからない。
獣除けの柵があって、柵の向こうに耕地と集落が見えている。
集落の真ん中で振り返ると、つんと突き出た尖峰が見えている。あれが火神城山だろうな。特徴的な尖峰だもの、火神城山に違いない。
谷の出口まで出てみた。ここが川東という集落であるのは確認した。この谷の他に安芸高田市美土里町に向かう道はなさそうだ。引き返そう。
集落の外れから獣除けの柵を開けて閉めて、林道の奥へと入って行く。
池を横目に通る。砂防ダムがあって、さらに奥へと入って行く。
道は逆方向に折れ曲がって行く。この道を進んでええのだろうか。方向からして間違いだ。谷沿いに進むべきだろう。
谷は狭まって、迂回しようと急斜面に取り付く。木にすがって登るのだが、枯れ木を掴んでしまった。ポキリ、真後ろにひっくり返って二回転三回転、木の幹にザックが絡まって止まった。
運が悪ければ斜面の下まで転がり落ちているところだった。怪我がなくてよかった。指を詰めて爪から血が流れている。その程度で済んで運がよかったよ。
谷に降りて、谷の真ん中を進む。谷の頭を詰めて、峠と言うか、尾根道まで登ってきた。
GPSのウェイポイントを確認する。ずいぶん方向違いのところに来ている。尾根沿いにウェイポイントの方へ歩いて行く。今歩いている尾根は自治体境界を進んでいるのだ。
どんと急傾斜を降りて行くと、林道に出合った。これは違うだろうと避けた林道に遭遇したのだ。やれやれ、悪い判断をしたもんだねぇ。
ここが峠、川東と亀谷の間の峠なのだ。ウェイポイントの地点とピッタリなのだ。
安心して林道を進む。休眠も休眠、ここ何十年も放置された林道なんですよ。やがて、手入れされた美林に変わっていく。
集落に出る。この先からは舗装路、やっと文明世界に戻ってきた感じがするよ。
亀谷集落が見えてきて、谷の出口まで進む、ここが塩瀬交差点、県道321号線に合流するのだよ。
県道321号線がトンネルに入る手前、旧道はトンネルとは別の道を進む。そっちのほうへ歩いて行くのだよ。
ここが朝に駐車したところ、やっと戻ってきた。
火神城山、登山者が少ないのも理由があります。火神谷川の取り付き点から入れば進路の取り方に悩まなきゃならない。安芸高田市の亀谷から入ると、相当注意しなきゃならないと心得てください。
国土地理院の2万5千図、実線で表現されているが、とてもとても、実線の道ではないよ。昔は実線だったかもしれないが、今は全然違う。
二回も道を間違えたので、日没寸前になってしまった。頂上からそのまま引き返せば、そんなに苦労しなくてもよかったのに。
参考 
2014年_4月23日 三次インターから千代田インターまでを往復(自転車篇)

 

火神谷川の登山口 火神城山頂上 この辺で間違えた 池が見える
川東集落 獣柵 川東集落から火神城山 この辺で引き返す また間違えたポイント
谷の頭を詰めて尾根へ 林道に出た 川東、亀谷の間の峠 舗装路に出た

 

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