2016年4月24日
しぇるぱ単独
山域:広島県三次市

近郷近在、三次市布野の岩倉山

 

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先日、多幸太山たこうたやまに登りました。
登る途中で振り返ると、岩倉山が結構大きい。標高はこっちよりはるかに高い。これは、次には岩倉山に登らなきゃならないな。
よし、今日登ろう。三次市役所布野支所に車を置いて行くのも毎度のことだ。
今は便坂トンネルが開通して、そっちが県道に替わったのだが、旧県道の坂道を登って行く。
大規模林道と交差する。緑資源幹線林道なんですよ。そっちのほうに左折する。なぜか電線電柱が道と並行して進む。NTT横谷幹線、中国電力便坂支線、なにやら場所と名前が一致しないように思うのだがね。
とんとんと歩いて行って、ここらへんが地図に実線で書かれた林道だろう。その林道に分岐する。トの字に曲がって反転して行くのだよ。
最初はえらい繁みの中を歩かなきゃならんと辟易するのだが、最初だけです、すぐに植林の中の安定した林道に変わってくる。
最初の分岐となる。右は爪先下がり、左は爪先上がりで、左だろうと左折した。
ここは、登り下り、どっちも通ったポイントなんですよ。(下りに差し掛かる時には、どこかで見たような、いいや、始めて見るような、曲がって先に進めば、ここは登りに通った道だと気が付くんですがね。)
あれぇ、大規模林道に戻ってしまった。林道の顎が高くて取り付きようがない。やっと崖が低くなったので、再び山の中に入って行く。
林道は林道だが、作業道と言う方がふさわしく、イバラに邪魔されながら進んで行く。
草の絡みつく作業道からやっと本格的な林道に再会する。はるかに歩き易い。
分岐があって、ここから梶谷山へ登って行くのに違いない。
ここが梶谷山の頂上、三角点のある山ではないので、まぁ、このあたりが頂上か、ということで、先へ進もう。
先へ進んで降りて行く。ありゃ、作業道が行き止まりになった。心配いらない、下を見ると立派な道がある。植林の中を突っ切って降りて行こう
砕石を敷き詰めた林道で、草が生えてくるのを砕石で邪魔している道なのだ。安心して歩いて行けばよろしい。
曲がり角を曲がると、岩倉山が見えている。あそこが頂上というわけではないが、岩倉山の山腹なのだ。電柱と電線が見えている。こんな山の中に電気を引いているのかい。
梶谷山の山裾から岩倉山の山裾に道は進んで行く。
作業小屋がある。何棟もあって、今はもう使っていない。一部分は朽ちている。電線を引いていたが、引き込み線は切断してある。
電力会社に同情するよ。要望があれば送電線を引かなきゃならない。用が済めば契約解除、これでは投下資本が回収できるかどうか、怪しいもんだね。
ここから強引な林道の造成工事が施してある。フレコンバッグが連なっている。フレキシブルコンテナバッグ、土砂が入っているだろうと思ったら、四角なコンクリート塊が入っていた。
林道はセメントで固めてあるが、水の力は大したもので、コンクリート塊が入ったフレコンバッグを押し流している箇所もある。
林道は下りの傾斜、どこかで岩倉山の斜面に取り付きたいのだが、林道の顎が高すぎてどうにもならない、どこかで顎が下がれば取り付いて行こう。
大曲りのところで斜面に取り付ける。ここから植林を登って行こう。
一挙に登って行く傾斜なんですよ。ストックを差し込んで、一歩一歩、足を踏みしめながら体を引き上げて行く。
尾根に出て、尾根の上は巨岩がある。神の居ます
岩座いわくらと讃えて、岩倉山と名付けたんだろうね。
ここが岩倉山三角点、三角点の標石にはICチップが埋め込んである。ここは作業完了、順番にチップを埋め込んで、まだまだ作業の終わっていない三角点もたくさんあるよね。
アズマヤがあるんだが、階段が朽ちてしまっている。座が高いので、登れない。麓の集落が見えているんだが、アズマヤに登れば展望は広がるのにね。残念なことだ。
アルミの梯子を持って来れば簡単なんだが、そこまでの熱意はない。昔々はアズマヤを建てるほど身近だったのだが、今は疎遠になってしまったのだろうね。
さて、下りるか。
登った道を戻る。梶谷山の山裾をめぐれば、梶谷山への分岐に戻る。細かい分岐は無視して、林道をそのまま進めばよろしい。
ええっと、三叉路で迷う。直進すべきか、左折すべきか、左折すれば爪先下がりだからこっちへ進むべきだろう。見覚えがある。これは登りに使った道だ。
大規模林道に戻って来た。
正面に多幸太山が見えている。多幸太山の登りで振り返れば幅広の林道が見えていた。見えていたがこの道なのだな。
便坂の旧道との交差点まで戻ったが、今日はこのまま林道を進もう。
林道の入口で、案内看板を見る。緑資源幹線林道、やはりそのように書いてある。
緑資源機構とは悪名が高いのですよ。天下り先を確保するために官製カルテルを結んで発注先を順番に回していた。ついにそれが暴露された。
何度も名前を変えて官庁の力を維持しようとしたが、世間の目は許さなかった。最後は、国立研究開発法人 森林総合研究所 森林整備センターとして残ったが、もう林道工事を支配する力は失いました。
便坂口の信号交差点を過ぎて、橋を渡って、布野支所へ戻る。
あまり期待せずに歩き始めたのだが、なんのなんの、網の目のような林道を迷路のように探すのも面白いし、べらぼうな急登で張り合いもあります。ここは大きく強くお薦めします。
参考
2012年_3月20日 布野、作木、主要部ほとんど全部を周回(自転車篇)
2016年_4月16日 近郷近在、三次市布野の多幸太山たこうたやま(登山篇)

 

三次市役所布野支所 緑資源幹線林道と交差する ここから入る 間違えてやり直し
梶谷山へ 梶谷山山頂 梶谷山の下の林道 この先の曲がり角から
岩倉山 基幹林道へ戻る 多幸太山 緑資源幹線林道

 

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