2004年1月25日
しぇるぱ単独
山域:広島備北

三次、岩屋寺の裏山、ぐるり一周

 

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スーパーハタジキ駐車場からまくら
今、備後西国の観音札所を巡拝しているんですよ。数日前に第17番の岩屋寺を回ってきました。
この寺は、観音の寺よりも不動の寺のほうが似つかわしい、修験の寺、山伏の寺なんですよ。
境内からは、三次盆地が見渡せる、ううむ、ひろびろとした景観だねぇ。ところで、この裏側はどうなっているんだろう。
ほんぺん
きょうは、その疑問を解くために出かけてきました。南麓の畠敷地区、食品スーパーハタジキの駐車場に止めさせてちょうだいね。
岩屋寺境内から鎮守のヤシロを土日混雑時に用意してある第二駐車場に止めようね。通常の駐車場に止めては迷惑をかけてしまうもの。
駐車場から山を眺めると、岩屋寺の西側に小山が張り出している。この山に比叡尾城があって、戦国期の山城だったんだそうな。
バス道に沿って歩こうかい。畠敷東、信号のある交差点、ここに医院の駐車場がある。そこに岩屋寺までの絵地図があるから見といてね。
道に沿って歩けばええよ。三次一畑薬師への矢印があるが、これは岩屋寺のことなんだよ、矢印に任せて進めばええよ。
岩屋寺本堂道の広い狭いで、どっちに行くか悩む箇所に出る、そこの溝川が岩屋寺川、川沿いに進めば間違いはないよ。
谷の出口に来た。毘沙門堂があって、ここから岩屋寺への参道になるんだね。
ここ数日の雪で参道は真っ白、誰も通っていない、わたしが最初の足跡を印すんだよ。
仁王のいない仁王門を過ぎ、狭まった岩場のアゴを過ぎ、石仏が林立する野原を見やり、岩盤一枚岩の麓に地蔵が五、六体、前には色鮮やかな花が供えてある。
鎮守のヤシロへの分岐だが、今日は行くのは止めておくよ。岩場の上なので、雪で滑ったらオオゴトになるもの。
山の上にため池がよっつ谷を渡って地蔵堂を越えれば岩屋寺の本堂はもうすぐなんだね。
本堂前から鎮守のヤシロが見下ろせる、巌頭は白く雪をかぶって朱塗りのヤシロだけ色が鮮やかだ。雪のない先日の風景とは大違いだね。
本堂に額ずき、境内の端から盆地を見渡す、昨夜は雪、今日はどこまでも銀世界じゃのぅ。
さて、目的はこの寺の裏山なんですよ、さっさと出発しよう。
寺の左に車道がある、谷から歩いて登らなくても参詣できるんだね。このようにしなくては、参詣者が寄らなくなり、いずれ廃れてしまうのさ。精一杯の努力なんだよ。
後山の集落途中、展望台、岩屋寺公園に向かう水平の歩道がある。今日はそっちには行かないよ。
杉林の中を行き、岩屋寺と案内する看板のふたつ目、ここの分岐で奥に向かおうよ。
下がれば舗装路で岩屋寺公園、登ると地道で奥山に向かう道なんですよ。
池が現われる、こっち側斜面にふたつ、反対側斜面にもうふたつ、低い山で浅い谷なのに、池の水は深くたっぷり湛えてある。
よくまぁこんな狭い流域の水源地に池を作ろうと思ったもんだ。
次の集落、ここを左折する池からわずかで分水嶺、道はだらだらと下りていくね。
こんな山の中なので誰も通っていないと思っていたが、車の跡がある。山仕事なんだろうか。伐採の現場はどこにも見当たらないがなぁ。
ゆるゆるだらだらと道は緩慢に下って、やぁ、集落が見える、後山町中組集落だ。
舗装路と合流するが、集落と反対方向に歩くんだよ。そのまま水平にたどればええよ。
水平道は曲がり曲がって次の集落、後山町久光集落、民家に出会えば、ここでは左折するんだよ。
この先で舗装はなくなり、地道に変わる。でも、道の幅には変わりはないさ。
造林公社の付けた林道県の造林公社の植林地なんだね、それでりっぱな道が付けてある。
なんでこの辺りに詳しいか、それはね、この道が、わたしの中学校高校の通学の道だったんですよ。
今は、雪に覆われて仔細は解らないが、当時はもっと狭い道だったが見渡す風景に見覚えがあるよ。
あれ、新しい車の跡は別の方向へ向かってしまう、犬の足跡と一緒だったから、さては鉄砲射ちの車だったんだろうな。
雪降る前の車の跡をたどりながら進もうか。この辺は、昔の記憶と重なり難い箇所だなぁ。こんな風景だったかな。
峠のてっぺん、車はここまでで引き返している。ははぁ、この先は昔ながらの道なのだ。
峠から向こうは昔ながらの道この谷の様子には見覚えがあるよ、この道を自転車で通ったもんだよ。
今の親は、まずこんな道を子供に通らせはしないさ、子供も嫌がるよ。でも、昔は、ここを通るのが当然だったのさ。
おかげで骨太な体に育った、この険路難路を毎日通ったせいだろうね。
谷は開けて平地が見えるようになったよ。
林道を抜けて里に出た、鎮守の杜が見えるでしょ、熊野神社、そこまで行くとするか。
三次周辺に適当なハイキングコースがないが、このコースならどうかね。岩屋寺と熊野神社を結ぶコースなんですよ。
熊野神社おぅい、教育委員会、社協(社会教育協議会)、そのお歴々のかたがた、どぉお、検討してみてはいかが?
熊野神社の前に近隣の地図看板がある。後ろの山が比叡尾山、ぐるっと両方から迫ったまま、登ることなくパスした山なんですよ。
岩屋寺山公園と名前があるんだもの、地図に山名が無くても気にすることはないさ、岩屋寺山を登ったんだということにしよう。
岩屋寺山の山頂は? ま、ええじゃないか、裏山一帯を歩いたということで了解してよ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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