2004年1月4日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島市内

白木山、2004年の山始め

 

画像をクリックするとそのままそこだけ拡大表示されます
Microsoft Edge のユーザーは、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox のユーザーは何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

白木山駅前の道正月三が日を閉じこもっているのも飽きたねぇ。こたつから出て山に行こうか。雪のないところで、白木山にしようか。
さぁ、ここがJR芸備線の白木山駅、駅裏のたんぼの間の道に車を置くとするかね。
正面の住宅団地に向かって歩くのさ。山際の道を歩くんだよ。集落を抜け、岬状の突き出しから山裾をたどるんだよ。
あ、登山口の案内がある、ここから登るのね。御木戸と書いてある、いかにも入り口の表現よね。へぇぇ、この先、要所要所に石仏のポイントがあるのぉ。
登山口、御木戸あらま、クマが出るらしいよ、掲示がある、去年の10月に出たんだと、去年も親子連れのクマが出たんだと。
今日はたくさん車が駐車している、切れ目無くひとが動いているから、こんな日には出やしないさ。
入り口から階段の道か、ずっとこんな狭い道なの?   いいや、最初だけ、すぐに道は幅広になるよ。
なるほどねぇ、うんと広い道になった。時々石仏が現われるが何なんだろ、観音像ばかりなのかな。
いいや、必ずしも観音ばかりじゃないさ、地蔵もあるし、意味不明のものもあるよ。
穴地蔵ポイントの名前の意味かい、見当も付かないんだよ。この先には、釈迦の段とか天まの段とか、歌舞伎の外題のような、清酒の名前のような、不思議な名前がついたポイントが出てくる、前後の関連が想像できないし、とても解釈できないね。
歩行中という標識が何度も出てくるけど、何かしら。
禁煙という字が赤字で書いてあったんだろうさ、赤ペンキは太陽光ですぐ褪せるのでそこが空白になったんだよ、歩行中禁煙だね。
あんたも、禁煙してから半年以上経つわね。エライ、エライ。
禿げ地に出たわね、実家の裏山と雰囲気が似ていて、なにやら懐かしいなぁ。
鉄道展望地点道の下に洞穴がある、穴地蔵というのか、ほんとだ、穴の中に石仏がある。ただねぇ、この洞穴の上に道があって、地蔵を踏みながら歩いて行くのよ、なんだか抵抗があるな。
なんか、このへんから急に傾斜がきつくなったような気がする。
そう、たおやかでぬるい山が多い中で、この山は広島でも指折りの急傾斜の山なんだとさ。
切り開きの場所に出た。ほぉぉ、鉄道沿線の風景が見えるわね。鉄道と川の両側は狭い平地なのね。
ここと、もすこし上と、2箇所で展望が広がるよ。
この先に、米国観音があるのさ。
頂上が見えてくるほぅ、このことね、寄贈米国なにがし、と彫ってあるわね。なるほどねぇ、名だたる移民の県だものね、故郷にシルシを残したいのもよく理解できるわね。
もう少しで平らな場所になってくるよ、ほら、ここ。
ここから見えるアンテナが頂上なの?そうか。 峰続きの向こうのアンテナは?電話会社それぞれのアンテナなのか。ここから見えない山の裏側にもアンテナがあるの? アンテナ銀座なのね。
樹木の繁みの中に入って行くと、ここの道は面白いわね。ずっと、平らな平均台の上を歩いているみたい。
カシミール図を見てもらいたいもんだよね。渡り廊下の尾根が水平に長く続いて行く箇所なんだよ。
水平な渡り廊下の尾根道えいえい、ぜえぜえ、水平な道はそうそういつまでも続かないよね、きつい登り道だよ。
登り詰めると水槽があるよ、これはなぁに? 上の水場からホースで水を引っ張ってくれているんだよ。
もしも水が出ない時はこれこれへ連絡を、とある、誰かのボランティアなのね。
尾根道を進み続けようか。鉄砲登りはまだまだ続くね。
アセビの密生地に出たら頂上も近いよ。そうそう、ここがアセビの林、もうひと頑張りだよ。
空が切れた。もうすぐ頂上みたいよ。着いたぞぉ。
では、頂上記念写真。しまった、メモリーが一杯だ。残念だが、今日は記念写真なしだよ。
水場からの水槽頂上の反対側に可部の街が見える。南原ダムが見えるから、あの山が可部冠山なのだろうさ。
南を見ると、晴れた日には四国の石鎚山まで見えるという話だが、今日は無理だね、広島さえ見えない。
今日は山頂に大勢たむろしているね。それぞれ、南の上深川を目指したり、可部へ向かったり、さまざまだね。われわれは来た道を引き返そうか。
ここが九合目、ここから水場の方へ向かってみようか。
ずいぶん傾斜のきつい横斜面を行くのね。山腹をたどって、ここが水源地なのか。ここからホースが水槽まで延びているのね。
頂上直下のアセビの森ホースと平行に進もうか。ずり落ちそうな斜面に道をつけてある。水源地を発見したのも大変なことだが、道に仕立てたのは努力の末なんだろうね。
本来、尾根道に水があるわけがない、そこへ水を供給し続ける、頭が下がる立派な行為だなぁ。
あとはトントントンと下りるんだが、傾斜が強いから、ドスンドスンと骨に負荷を与えて下りていく、今日はじゅうぶんな負荷運動になっただろう。
登山口まで下りてきた。なになに、おじさんたち、ただならぬことを話しているぞ。
わしゃぁ、昨日、クマを見たんよ、五合目の平らな場所があろうが、そこで繁みの中を歩いとった。
どがな大きさ? そうじゃの、大きなハスキー犬位かのぉ。前足は太いでぇ、わっさわっさ漕ぎながら走って行きょおった。
頂上手前うらやましいのぉ、わしもいっぺん位見てみたいもんじゃのぉ。
えぇ、ほんまにクマが出るんですか。
出るよの、ここにも掲示に書いてあろうが、親子のクマが去年の3月に出ました。
縄張りはどのへんまでかのぉ、広い範囲で動き回っとるんよ。去年の10月に、可部でひとを襲ぉたクマはここのクマかも知れんで。
今日のように大勢ひとが歩いとりゃ、そりゃ引っ込んで出て来んがのぉ。
ううむ、そりゃどうも、ありがとございましたぁ。

参考 広島市内で最高峰?白木山

OS,プラウザの種類、ヴァージョンによっては、JavaScriptErrorと宣告され、表示されない場合があります。
その時は下の文字、数字をクリックしてみてください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9





詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


前ページへ

あちこちの山へかえる

トップページへかえる

 囲炉裏へリンク