2004年11月23日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島市郊外

恐竜の背中、鎌倉寺山2

 

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鎌倉寺山登山口熊の騒動で行けそうな山がなくなってしまったな。南の山で岩山があるんだが、行ってみるかい。
JR芸備線を志和口まで行くんだよ。ここで川沿いから離れて、東の山の方向に向かって行くんだよ。
ガードレールに小さな字で東山ハイツと書いてあるだろ。ここから狭い道に車を進めて行くんだよ。墓地を通り過ぎて、舗装が切れてこの先は地道になったよ。このへんで駐車しようか。
この先にボーイスカウトのキャンプ場があるだろ。ここからもうちょっと、そのまま林道を進むの。
支尾根の稜線まで登ったここかしら、道の曲がり角に標識がある、鎌倉寺山登山口と書いてあるよ。
山道は水がしみだしてぐちゃぐちゃなのね。固い地面を探して足を下ろすのに、どこに置いたらええんだろ。
どうやら乾いた道になったのね。倒木がずいぶんあるねぇ。全部松の木よね。風のせいじゃないね、マツクイムシのせいなのね。
沢があんなに下に見える、谷沿いの道はいつの間にかせりあがっていたのね。水音も聞こえなくなってきたよね。
沢の源頭部なのね、せいのぉ、よいしょ、えらくキツイ傾斜になって来たよね。岩をまたいだり避けたり、この先、相当な岩山になりそうね。
鎌倉寺山頂上透かすと空が見えるんだが、稜線に出るのはまだまだのようね、え、もうすぐ?ほんとだ、突き抜けたぁ。
これは鎌倉寺山の稜線とは違うのぉ、そうか、横に出っ張った支尾根を行っているのか。
ここからは北の方向がよく見える、頂上に林道が走っている山が神ノ倉山、ほんとだ、パラグライダーが飛んでいる、あそこから飛び出すんだよねぇ。
で、鎌倉寺山は?歩いている正面の山がそうなの?その次の山?そうか、あのへんか、視線の角度がだいぶ上ねぇ。
展望台から恐竜のコブを稜線を歩いていたり、山腹を歩いていたり、昔のひとが歩いた跡が道になったんだよね、いやぁ、カライ道ね。
このへんにはドングリがなんぼでも落ちているよ。白木山周辺には熊が出るということだが、餌が豊富にあるもの、ここなら出てもおかしくないよね。
道の脇では、どこでもイノシシが道を掘り返しているね、ミミズを探してのことだが、丹念な作業よねぇ。
ここが分岐なの?左が鎌倉寺山の方向なのか。
接近して恐竜のコブをなるほど、コブをひとつ越えるのね。その先のコブが頂上なのか。
コブを登ったら頂上だった。ここが鎌倉寺山なのね。展望は杉に遮られてもひとつね。
引き返しましょう。さっき、頂上の下に石仏の案内があったよね。石仏には行ったことないの?なら、行って見ようよ。
あった、石仏だ、一畑薬師と彫ってあるよ。うわ、累々と石塔があるよ。ここは鎌倉寺の歴代の僧侶の墓地なんじゃないの。
戻ろうよ。ここがもとの分岐ね。ほぅ、ハイライトは頂上ではなくて、この先にあるの?
狭い岩場の尾根ここが展望台なのね、ふぅん、権兵衛山と言うの。にょきにょきにょきとコブがそびえているわね。手前の樹が邪魔でよく見えないな。
ここからは白木山がよく見えるのね。
展望台の横を下りて行くのか。え、この道を?ただごとじゃないよね。なるほど、岩の山で面白いと言った意味がよく解ったよ。
岩を降りて行くにはどうコースを通るか、これは真剣に判断しなけりゃならないわね。こっちを行こうか、そっちにしようか。
前にここを通った時は雪が積もっていたって?ひぇぇ、こんな岩のカミソリ稜線は通りたくないもんだ。
登らねば先へ行けない最低鞍部は通り抜けたよねぇ、次は登りなの、岩に手がかりがあればなんとか登れるものよねぇ。
コブの上まで来たが、この先のコブがもっと高い。あそこまで行こうよ。
もういっぺん下って登って、やっとここまで来たよ。槍が峰と看板がある。この先はずっと低いコブが連なるのねぇ。まさに恐竜の背中ね。
ここで昼食にしましょ、ここなら脇へ避けるスペースがじゅうぶんにあるもの。
槍が峰、今日はここまで芸備線沿線の谷と東広島市志和の盆地が見渡せるのね。両方の高度はずいぶん落差があるのね、志和があんなに高いとは思わなかった。
神ノ倉山のパラグライダーが見える、たくさん飛んでる、もつれあっていて蚊柱みたい、よくお互いにぶつからないものね。
さぁ、帰りましょう。帰りも岩と格闘ね。岩を下りるのがはるかに怖いよね、登るのはそんなに気を使うことはないものね。
展望台まで帰ったよ、大休止。あとは土の道を歩くだけよね。
さらにその先のコブ稜線の道だけど、こんなに傾斜のキツイ道だったかな。登りではそんな感じがなかったが、下りで傾斜の度合いは判るものね。
ここが稜線の分岐、ここから沢へのだだくだりの道になるのね。うぉぉい、キツイ、キツイ、こんなキツイ道だったかな、壁を登ったのと等しい登りよねぇ。
沢音が聞こえて、倒木の森を越えて、じめじめじゅくじゅくの道を踏んで、さぁ、もとの駐車場に帰ってきましたよ。

参照 恐竜の背中、鎌倉寺山 '04/1/29

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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