2012年2月16日
しぇるぱ単独
山域:広島県東広島市

カンノ木山、向こうに降りる道があるはず

 

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鷹ノ巣山駐車場前回の鷹ノ巣山、カンノ木山で宿題を残していたのですよ。
カンノ木山からそのまま東へ向かう道、南への下山路が行けるのではないか、いつか行ってみようと心に決めたもんです。
読み返してみると、そんなことは書いてないね。書いてはないけど、そう考えたのはほんとなんですよ。
こんなに早く宿題を果たそうと動きだすとは思わなかった。
東広島市福富町に到着、鷹ノ巣山への道を進もう。
雪がバリバリに凍みついて、轍を外してツルリツルリとタイヤが思わぬ動きをする。こんなところで停車してはいけない、そのまま突き抜けるのだ。
鷹ノ巣山への登山口駐車場に到着、ここに止めよう。
県央の碑鷹ノ巣山へ向かった足跡はないね。先月は林道にチェーンなど無かったのに、今は鎖で封鎖されている
自動車は入っちゃいけない、人間まで立ち入り禁止ではないと思うのだが、なんとなく行く気が消えてしまうのだね。
雪の上の足跡を見ると、手の平大の四本指の足跡、これはクマの足跡ではないかろうか。
足跡は雨に打たれて融けて崩れて、新鮮なものではないよね。昨日今日のものではない。いつまでもこのあたりに滞留していないことを願って歩こうか。
クマは冬は冬眠するんじゃないのかい。今まではそう信じて、冬なら大丈夫と思っていたが、ちょっと心がけを変えなきゃならんかなぁ。
この駐車場に「クマに注意」の看板があるのだが、なぁに、クマなんかいるもんかい、と鼻で笑っていたのだがね。ほんとにいるんだよ。
道路に出ると、タイヤ跡が融けて凍みて、つるつる滑って歩きにくいのなんの。
鷹ノ巣山カンノ木山中間の峠看板があって、ちょっと植林の中に入って行くと、広島県県央の碑があるのだよ。いつもはパスして、どんな碑なのか見たことがなかったよね。
丸い球を支えている姿なんだね。見たことがあるような、今始めて見たような、記憶がおぼろになっているね。
カンノ木山の登山口がここ。林道から分かれてここから入って行くのだよ。
雪の表面は踏み込んでも崩れない。凍みついていて、靴の裏を受け流して、滑る、滑る。
雪の上が滑るなら、岩の上はどうだろう。岩の上も滑る。薄氷が貼り付いているいるのか、靴の裏が摩耗しすぎて引っ掛かからないのか、両方だろうね。
丸太橋の上を渡る。この流れが福山で瀬戸内海に流れる芦田川の源流なんだよ。
この地域一帯には土塁が盛んなんですよ。この谷の流れは土塁に挟まれている。土塁の脇に道があるんだが、土塁が雨水を排除するので、道が溝状に
えぐれてしまっている。
カンノ木山ここが鷹ノ巣山とカンノ木山の中間の峠、名前があるんだろうが、不詳です。真っ直ぐ進めば向原町、左が鷹ノ巣山、右へ曲がってカンノ木山へ登って行く。
カンノ木山へは一挙に傾斜を登って行くのだよ。ぐいぐいぐいぐいと登って行くのだ。
道に沿って土塁が続く。何のための土塁なのかが解らない。
牛の放牧の柵とは思えない。牛なら簡単に突破してしまうだろうね。地所の区分しか思い浮かばない。山の木なんて安いもんだよ。掛けた労力と釣り合わないとは思わないのだろうか。
やっと傾斜が緩んで頂上部に登ってきた。
岩がある
岩座いわくらが盛り上がっているが、これは偽の頂上なんだよ。真の頂上はこの先にある。
この
岩座いわくらがほんとの頂上なんだよ。
シカ避けの網岩陰に三角点がある。石柱に山と刻んでいるから、三角点らしく見えない。山と印字されているのは私製のコンクリート柱が多いからねぇ。
眼下に池が見えている。あの池は県央公園の中の池なんだよ。雪が舞っていて、写真を撮っても、ちゃんと表現できる写真にはならない。
岩が雪で濡れているので、岩の上を動くのは止めておこう。滑って岩から落ちたのではシャレにもならない。
岩の裏側を見ると、道があるように見える。踏まれて道になっているように見える。
カンノ木山は往復するのが通常ですよね。そこを押して、ピストンの歩きから突き抜ける歩きに変えたらどんなもんだろうね。
ピンクの紐が誘導しているんですよ。このピンクの紐、山歩きの連中の仕業なのか、伐採の目印なのか、どっちなのか判断できないから困るんだよ。
えぇい、男の子、ぐずぐず考えるより飛び込んで行こう。
峠土塁があって、土塁に沿って道があるように見えるのだよ。赤や青のプラスチック杭が刺さっている。測量チームが入った形跡もあるよね。
足元の下生えを伐採した跡も見える。切った枝がまだ青いからここ数週間の仕事なんだよね。
斜面に巨大な岩が道を邪魔している。最初の岩を避けて降りて、二番目の岩も避けて降りる。
さすがに岩場では土塁は築けないが、岩場をやり過ごすと、再び土塁が続いている。
シカ避けの網が続いている。伐採したばかりだが、これから植林の苗を植えて、シカから守るために網を延々と張っているのだ。
土塁の上に網を立てているのだ。その脇に道は続いているのだ。
峠の四差路に出た。網は左へ曲がって行ってしまう。直進するとブルで開いた植林の道がある。右は下り斜面で道が続いている。ここは右へ向かうべきなんだろうな。
舗装路に出会う植林の外周に作業道があった気配がある。
作業道は過去のもので、自然が回復して道と繁みが区別できなくなってきた。
谷に水が湧いてきて、谷の流れに沿って降りて行くようになってきた。
谷沿いに進むと繁みが邪魔だから、植林の中に逃げよう。谷から付かず離れずのところを植林地の中を歩いて行こう。
いつのまにか作業道の痕跡が見えてきた。段々と道らしい道になって行く。
林道と出会った
林道を登った先は、たぶん△807の地点の近くに向かっているのだろうな。いずれ、この林道の先がどこへ行くかを確認しなきゃならんね。ここでも宿題が残ったな。
公園への分岐林道を降りていくと、地道は舗装路に変わってきた。やっと文明世界に戻ってきたぞ。
地図上では、このあたりは県央公園の境界のはずなのだが、地図に縄張りを示すだけで、入れる道などあるわけもない。このまま舗装路を下るしか他はない。
ようこそ、久芳生活環境保全林へ、こんな看板が出迎えてくれる。県央公園の案内なんだね
公園への道があるが、谷川を渡り、丸太の階段を登って行く歩きの道なのだ。
谷川を渡るのに、ちょっと水量が多いよ。通常の石を渡るのでは歩幅を越えている。ちょっと下手の渡り石を踏んで渡って行く。
石が濡れているので滑ってしまった。反動でチャプンと水の中の石を踏んでしまった。靴が濡れたが、水が浸み込むまでには至らなかった。
丸太階段をえいえいと登って行かなきゃならんのですよ。階段がなければ登りやすいのに、と恨み言を言いたくなるが、環境省仕様、仕様に沿った工事でないと補助金が出ないのだよね。
県央公園ま、階段は歩行者のためではない、雨水で道がえぐれるのを防ぐためなのだ、そう、言い聞かせて、納得させて、階段を踏んで登って行く。
目の前に壁が立ちはだかっている。ため池の堰堤だ。カンノ木山から眼下に見えた池、これがそうなのだ。
池の脇の尾根に登って、下ったところが県央公園。今はシーズンオフで誰もいない。ちょっと寄ってみたが、無人の施設は空しいよねぇ。
林道を降りて行こう。
カンノ木山への登山口を過ぎて、鷹ノ巣山駐車場まではほんのわずかだ。戻ってきたぞ。
それにしても、クマの足跡、ほんまにクマがいるとは思わなかったぞ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



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