2011年12月22日
しぇるぱ単独
山域:広島県東広島市

鷹ノ巣山、カンノ木山、両方登るのは3回目

 

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駐車場明日から猛烈な寒波が襲ってくるのだそうな。今日行動しないと、年末は動きが取れないことになりそうだぞ。えぇと、どこへ行こう。
たぶんこれで今年の最後の山になるだろうね。名も知れぬ山で年を越すのは残念だね。どこの山に登ろうか。
そうだ、鷹ノ巣山に登ろう。広島県の真ん中で一等三角点の山だものね。
東広島市福富町から登ろう。
久芳くばのバイパスが出来て、分岐がまだ馴染みが薄くて戸惑ったが、進めば、そこからは覚えのある道だよ。
どんどん入って、三原の酔心 ブナのしずくという清酒のブランドがある、その酒の仕込み井戸を横目に通り過ぎる。タンクローリーがぐんぐん水を吸い上げているのを見たことがあります。
ここから山道普通、敷地内の水を使うもんだが、他所から運んだ水を使う、へぇ、そんなのありかい、輸送コストもなんのその、その決断に驚いております。
林道をどんどん登って、駐車場まで到着した。道の脇がブルで広げてあった、かなりの数の自動車が駐車可能です。
ここからは歩き、地道の林道を歩いて行く。
モミの木の巨木がある。コウヤマキかもしれない、カヤかもしれない、ツガかもしれない、そのどれかなんだと思うよ。
杉の植林も、直径からすると20年もの以上かもしれない、植林した当時、巨大樹で残したんですよ、さらに年月が経過したから風格が増したのだなぁ。
ここが広場の四差路、右へ登る道を行く。キャタピラ車しか入れない細い道なんだよ。
ブナ林植林の中を歩いて、見上げると首が後ろへ倒れるほどの登りの道なんだよ。真っ直ぐ真っ直ぐな道は嫌だなぁ。どこまでも天高く続いているのを見るとうんざりする。
道は溝になっております。雨が道を掘り込んで、深い溝になっております。溝の底を歩くのは、滑るし、蹴つまづくし、歩きにくいもんだよ。
歩きにくいもんだから、誰もが植林の中に逃げている。林床のなかに溝と並行する道が出来てしまっている。
林業家は嫌がるんですよ。植林の根元が踏み固められるから。
植林地が終わって、自然林に変わってきた。
鷹ノ巣山ブナ植物群落保護林という看板がある。ここがブナ林なんだが、下は植林地、上も植林地、狭い範囲だけが保護されている。
鷹ノ巣山枯死したブナを見ると、巨大樹だったのに惜しいことを、ブナの寿命は200年から300年なんだそうです。案外早く寿命が終わるんだね。
千年杉とか、縄文杉、神武杉など、化け物のように長寿の老木と比較されてはかなわないよね。
ここを抜けると、草原になって、山頂の小屋が見えている
小屋の横に三角点があって、方向を示すポールがあって、オキナ草を保護する網囲いが見えている。
本来であれば展望を楽しむところだが、雪がパラパラ降っているのだよ。視界は閉ざしてなんにも見えない。
長居はできないな、記念写真だけ撮って次へ移ろう。
峠カンノ木山へは今まで二回しか登っていない。足が向かないのは理由があってね、鷹ノ巣山から降りる道がえらく急なこと、カンノ木山の登りが急なこと、それで敬遠しているのですよ。
やっぱり鷹ノ巣山の下り斜面はやたら急だよ。道が溝になって掘り込まれている。溝の底は歩きにくいから溝の縁へ逃げよう。
ごくまれに植林の中まで避けて歩く踏み跡があるが、大概は、道から逸れずに道を守って歩いている。
ところどころ、段差をどっと踏み抜いていかなきゃならんところがある。
どっと、というと、相川音頭だなぁ。歌詞はこっち、音声もこっち
どっとで話しが逸れたがそこは堪忍ね。登るときの段差は、よいしょ、なんだが、下りの段差は、どっと、踏み落ちて行くんだよ。
岩のコブそんな、どっと、を何ヶ所か踏み落ちて、峠の平地に近づいてきた。
ここが四差路、正面がカンノ木山、右が福富町、左が向原町。
このコースには、安芸高田市向原町の標識がいくつも取り付けてある。たいていのひとが福富町から登って福富町へ降りていく。こんなに向原町が頑張っているんだよ、向原町からも登ってやってよ。
道は、福富町からの道ほど幅広ではないが、細くても、よく踏まれた迷いようのない道だよ。
さて、正面の道をカンノ木山へ向かう。
カンノ木山へ登るのはこれで3度目なんですよ。鷹ノ巣山へは何度も登っているが、カンノ木山を避けるのは、道が急傾斜だからだろうね。
カンノ木山三角点急傾斜で、単調な道なんですよ。真っ直ぐ、真っ直ぐな道なのだよ。横の展望はないし、道の角度が急になったり、緩やかになったり、変化はそれくらいしかないのだよ。
岩が盛り上がったコブがある。カンノ木山の頂上かと早合点したくなる。そうではないのだよ。先を急ごう。
この先には、岩が露出してきて、段々とワイルドな山容に変化してきた。
頂上には大岩があって、ここがカンノ木山なのだよ。岩の前に三角点がある。
本来なら、岩からの展望は素晴らしいものがあるのだが、今日は雪模様で、視界はすっかり閉ざされている。
見えないのなら帰ろうかね。
芦田川源流降りる道々で気が付いたのだが、道の脇に土塁がずっと築かれてある。ずいぶんと労力を使って構築したもんだね。
この谷向こうの大土山にも長い長い土塁があるのを見ております。
向原、この地特有の癖なんでしょうね。放牧の垣根では目が粗すぎる。戦防衛の土塁にしてはコストパフォーマンスが悪すぎる。土地の境界としか思えない。
土地の境界にしては執念が深いなぁ。万里の長城のように長くて、土塁にかけた年月は、労力は、ただものではない、尋常ではない、当時の常識は怖いものがあります。
急な坂道をどんどん降りてきたぞ。ここが峠。福富町のほうへ向かっていくのだ。
記憶では、道はビチャビチャの道だと思っていたが、変化していたよ、乾いた道で歩きやすい道に変わっていた。
舗装路に出る谷川を渡る。この流れは芦田川の源流のひとつでもあるんだよ。ここから福山まで流れるのだよ。広島県の中心から東の海岸まで流れていくのだよ。
舗装路に出た。ここから駐車場まではそんなに遠くない。
途中、県央の地ということでモニュメントがあって看板が誘導しているのだが、このモニュメント、ここから奥まで入って見たことがあるかしら、今回もそのままパス、勝手に中心だ、と宣言しているんだもの、立ち寄ればその見解を認めるようでシャクじゃないかい。
駐車場も間近で、さぁて、帰ってきました。案外、短時間で周回できた。今までの印象では、もっと時間のかかるコースだと思い込んでいた。印象を訂正します。
参考
2003年10月18日 広島県のへそ、鷹ノ巣山
2004年 4月11日 頂上は好展望、鷹の巣山
2004年10月15日 鷹の巣山、カンノ木山、広島中央
2006年 8月21日 向原、北の登山口から鷹の巣山
2006年11月18日 鷹の巣山、西からの道
2011年 9月23日 鷹ノ巣山から硫黄山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



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