2007年8月6日
しぇるぱ単独
山域:鳥取県大山町

大山の前の峰、米子の孝霊山

 

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麓から孝霊山を仰ぐ中国薬師を順番に巡っております。さっき参拝したのが、米子市の安国寺、第40番です。
お寺を参拝したあとに、山に登るのを楽しみにしております。米子の近辺を地図で探して、孝霊山を見つけました。ここに向かうぞ。
米子の市内から国道9号線で東へ向かいます。
日吉津ひえづ村を抜けて、この村、王子製紙が村内にあって裕福なのか、合併に応じていません。米子市に取り囲まれても頑張っている。
その隣りの淀江町は合併に応じたのでここは米子市内、このあたりで米子市の市域はお終いになります。
むぎばんだの分岐高速の山陰道のインターが淀江大山インター、どうもお隣の大山町の区域にインターはあるようだが、名前は相乗りで淀江の名前を冠でもらっている。
現実の開発が進みすぎて、ガイドブックの記述が置き去りにされている。
ガイドブックにはJR淀江駅の近くを通るべし、とあったが、あんな狭い道を抜けなくてもよかった、淀江大山インターに接して通過すれば簡単に進めるはずのことだった。
鳥取県立米子白鳳高校の前を通る。向かいに、古代住居の復元レプリカもあるし、このへん一帯は古墳群・遺跡跡が豊富なんだろうな。
それで、白鳳高校などと修飾詞で飾っているんだろうね。古代遺跡が白鳳期のものか、それは別物だろう。単なる美称なのじゃなかろうか。
孝霊山への分岐なになに、看板にぱんだがどうのこうのとある、動物のパンダがどうしたの、と近づいてみると、むきばんだ、なんのこっちゃい。
周囲の看板を読み比べると、
妻木晩田むきばんだ遺跡、へぇぇ、この字はこのように読むのかい。
遺跡があって、記念館とか博物館があるっちゅうわけだね。いや、そっちには行かない。広域農道の看板に沿って、このまま進行して行きます。
長田集落を目指すのだが、森の中で、道が分岐している。長田西入口と看板のあるところ、右に反転して入って行く道がある。
物陰に孝霊無中と看板がある。無線中継所の略字に違いない。この道を進めばええのだ。
谷の奥に孝霊山この奥には果樹園があるのだな。梨園だ。農耕用の道と区別しにくいが、勘を働かせて進むしかないさ。
大きく曲がるところで、NTT無線中継所の看板、この先行き止まりと宣言してある。
行き止まりはわかっているさ、さらに進もうとすると、ありゃ、チェーンを張って通せんぼしてある。車はここまでだな、あとは歩くしかないね。
谷の奥に山頂の丸坊主が見えるが、あれが目指す孝霊山なのだろうか。
チェーンをまたいで歩き始める。山裾から半円を描いて登って行くのだ。
半円を描いて反転歩き始めは見晴らしがええ。道の下は伐採して植林の杉苗が植えられている。ここ数年はええが、5年後、10年後には杉苗の背丈が伸びて、視界が塞がってしまうだろうね。
今は視界が抜群に広がっているから、なんぼでも見える。麓には発電用の風車、海岸沿いには風車の数がもっと多い。
海岸の果てが見える。皆生温泉の海岸なんだろうな。境港への半島、弓ヶ浜の海岸線が伸びている。
今日は水蒸気が多くて、遠くは霞んでぼんやりしている。もっと条件のええ日に来たかったもんだな。
植林伐採の地帯はお終い、ここからは道の両側は森の繁みに囲まれている。
再び反転のポイント気が付くと、道端にはポールが立っている、麓からの距離を示すものらしい。帰りに確認したら、入口のNTT看板地点からの距離を示すものだった。
最初は、80メートル毎に標示してある。いつの間にか、100メートル毎に変更になったぞ。管理道の修繕や手当てを指示するのに目標にするのだろうね。
ここまでは前山の山腹を半円を描いてきたが、ここからは反転して、次の峰の山腹を進むようになる。
再び、反転して、切り返して山腹を進む。緑のトンネルの中で、視野が塞がれている。変化はポールの距離標示だけ。
通信塔が道の傍にある。中国セルラー電話株式会社だとさ。セルラー電話はauKDDIに吸収されたはずなんだが、施設名で残っているのが不思議なんだよね。
セルラー電話の電波塔ブランドは統一されても、旧法人はそのまま残しているのかしら。それとも、名盤を変えるのに費用がかかるからそのままにしてあるのかしら。
その隣りにまた通信塔、名前がないぞ、じっくり探して見つけた。日本電信電話、NTTのものだった。
名前を名乗っていない通信塔は官庁のものが多い。とりわけ、警察無線の電波塔は名前を明らかにしていないのが多い。いたずらを避けるためだろうね。
大きく曲がるポイントに差し掛かった。旗が立ててあるよ。ここから孝霊山に向かうのだ。峰伝いのあの丸い山が孝霊山なのだ。
その先に大山が見える。水蒸気が充満していなければもっとはっきり見えるのに、惜しいなぁ。
孝霊山へ向かう分岐ほんのすぐそこに孝霊山はあるのだが、気配が悪いね。ポツポツ雨が降り始めたぞ。
孝霊山を諦めるのなら、せめてはこの峰の頂上まででも寄ってみるか。
頂上には通信塔がいくつもある。雨が本気で降ってきたので長居は無用、さっさと降りよう。
雷が鳴り始めた。ピカッ、バリバリ!光と音との間隔が狭いよ、同時だよ。山の上で雷は勘弁してほしいよ。
道沿いに、通信塔への電力線が平行してあるのだよ。避雷針として役立つだろうか、かえって落雷を誘発するだろうか。
頂上の電波塔群むちゃくちゃな土砂降りで、ズボンどころかパンツの中まで濡れてしまったぞ。ズボンの替えは用意してあるが、替えのパンツまでは持って来なかったなぁ。
夕立で、あっというまに雨は止んだが、被害甚大だよ。濡れたままで駐車場所まで帰ってきた。
全部着替えてパンツも脱いだ、運転するだけだからパンツが無くても差し支えはないさ。
孝霊山へは登らないまま降りてきたが、あらためて再度登りに来るだろうか。
今はその気になれないね。冬に木の葉が落葉する頃なら来てもええな。
来るときは三刀屋インターから松江、米子と山陰道を経由してきたが、なんぼ安上がりでも時間がかかる。米子道、中国道と通常の道を帰るのが一番だろうね。


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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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