2005年2月23日
しぇるぱ単独
山域:広島県東広島

東広島の低山、虚空蔵山

 

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並滝寺池ちょこっと手軽な山に行ってくるね、地図で見たところでは低い山だし、時間もそんなにかからないと思うよ。
ここが造賀の交差点なんだね。三次から呉・西条へ向かう国道を、西条の手前で八本松方面に向かう県道へ曲がるんですよ。
この道は曾場ケ城山へ行ったとき、通った道だ、覚えているよ。
低い峠を越えて、並滝温泉湖粋園の看板がある交差点にさしかかる、この交差点を鋭角に右折するんですよ。
道の進行方向に三角の山が見えるが、低いよねぇ。これが虚空蔵山なんだろうか、たちまち登れてしまいそうだね。
池が現れた、並滝寺池というんだそうな。堤のわきに駐車できる空き地がある。釣りのマナーを呼びかけているから釣りびと向けの駐車場なんだろうな。
池の堤防からすぐに登山口道の反対側に登山口の案内があるのを素早く見つけておいたんですよ。
小さくつつましい案内があって、入り口は草に覆われているぞ、ほんまにここから入るのかい、粘土質の滑る道だな。
入り口は窮屈な感じだったが、中に入ると、道幅もひろがってのびやかな道だよ。くるくると何度も曲がりながら細かく登って行くんだねぇ。
倒木は松が多いね。マツクイムシにやられたんだろう、そこに強風が吹くとたちまち倒れるよね。
倒木が重なって道が塞がっている、避けて道は新しく付け代わっているね。去年や今年のものではないが、ここ数年の事件だよ。
道の真ん中に石が座っている、赤く塗ってあるのはどんな意味があるんだろう。ペンキの下には何か彫ってある。
道の真ん中に不思議な石が四五と彫ってあるんだろうか、西(不明)と彫ってあるんだろうか。石の上には十字が見える。裏側のは卍のマークに見えるがね。
キリシタン由来のものではなかろうか。ガイドブックには、これについての説明がないよ。
由来伝説がなんにもないということは、山主の単なるメジルシということなのかねぇ。謎は残るぞ、だれかが解明してね。
稜線をもっともっと登るんだが、そんなに苦しい傾斜じゃないよ。そりゃ傾斜には違いないので、それなりの汗はかきますよ。
おっと、頂上のようなところに出たよ。
小さな看板がある、至るAコース登山口、至るBコース登山口、ははぁ、別のコースからの合流点だ。
頂上近くの岩場送電線の鉄塔の管理標識もあるぞ、電源開発、中四国連系送電所、へぇぇ、瀬戸内海を越えてのネットワークの送電線なのかい。
ここは偽のピークと判明したね、いったんちょっと下へ下ってもう一度登りなおすんだ。
岩がごろごろ重なっているところへ出てきたぞ。見晴らし岩と案内がある。そっちは後回しにして先を急ごう。
道はどう行くんだろう。岩をよじのぼっての正面突破か、岩の下を迂回する道なのか、えい、判らん時は正面突破。
どっちを行っても正解だったみたい、踏み跡はどっちも同じ程度に踏み荒らされているよ。
岩の続きが山頂になったよ。ここが虚空蔵山なのか。
虚空蔵山三角点だれかいる、作業着だよ、仕事するひとのようだね。
こんにちわぁ、送電線を見回る電気のひとですか。
こんにちわ、三角点を巡回しているんですよ。三角点の写真を撮って回っています。壊されてはいないか、失ってはいないか、確認しています。
航空測量の作業跡はよく見ますがね、三角点を保守するひとは始めてみました。国土地理院のかたですか。
いいえ、民間です。仕事を委託されています。
そうですよね、全部役人がやったら、北から南まで大変な役人の数がいる。一日にどのくらい三角点の写真を撮るんですか。
見晴らし岩まぁ、5件程度ですかね。はい、そうそう、こんな登山道があるところなら簡単ですよ。ヤブの中のを探すのが大変なんです。GPSで探し当てて、鎌で草刈りします。
ここの次はどこの三角点へ行くんですか。
ええと、あのへんかな。
(おいおい、あそこは低山中腹の三等三角点だ、探し当てるのがオオゴトだぞ、GPSと鎌が必要なところなんだろうね)
ごくろうさま、がんばってね。 はぁい、どうもありがとう。
安田大サーカスの団長とよく似た顔をしていたな。だけどな、クロちゃんとHIROに似たやつは少ないが、団長の顔はどこでも見かける顔だものね。
見晴らし岩から並滝寺池をさぁ、三角点で記念写真だよ。
三角点から東の稜線沿いにちゃんとした道がずっと続いている、あっちへ行ってもええんだよ。今日は引き返すことにするかね。
引き返して、さっきの見晴らし岩、どう見晴らしがええのかまだ確認してないものね。
どうせたいした岩じゃないだろうとなめていたが、おみそれしました、ずいぶんと平らで広い岩じゃないの。
あそこが出発した並滝寺池なんだな。盆地を眺めると、八本松から西条まで、街並みがずっと見えるじゃないか。なるほど、見晴らし岩だ。
さっきのAコース、Bコースに別れるピークまで戻ったぞ。ここからBコースを降りて行こう。
Bコースの出口こっちはけっこう傾斜がきついぞ。送電線沿いにあるおかげで、プラスチック板の階段が整備されている。
関西電力の保守道は関電道と言い慣らわしていたが、ここではどうなんだろう、中電道という表現はあんまり見たことがないなぁ。最初に使おうか、中電道だぁ。
そう言えば、この送電線は中国電力の保線表示になっているなぁ、さっきの電源開発の占有マークはどこにつながるんだろう。
卸と小売が混ざり合いながら送電しているのかしらね。
送電線鉄塔を二つ越える、道はどんどん下がって、じめじめした谷に誘導される、冬だからええが、夏なら嫌だね、蛇がいそうな谷だわい。
明るい草原に出て、舗装の林道に出る。出たところに登山口の標識はあるが、字が消えて案内の用をなしていないよ。
林道はすぐに県道と合流する、見上げると新広島変電所が高台にそびえている。
県道そばの変電所県道をゆるゆると登って変電所の正面に出たぞ。どこの変電所を見ても同じに見えるね、変電所に個性はないもんだねぇ。
ここからは、ゆるゆると舗装路を下って池の傍に出る、もとの場所まで帰ったぞ。
弁当を持ったまま降りてきてしまった。昼食は車の中でしような。
ここなら極々短時間で山の気分がかなえられる、ちょっと時間が余った時に寄って見るにはうってつけの山なんだね。

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カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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