2005年2月12日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:愛媛県しまなみ海道

愛媛県大三島、鷲ケ頭山わしがとうざん

 

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駐車場から鷲ケ頭山を愛媛県の山に行って、日帰りで帰ってこようか。 できるの、どこの山? それはね、しまなみ海道、大三島の山。
前に、しまなみ海道を行っったことがあるよね。、生口島の耕三寺・平山郁夫美術館、大三島の
大山祇神社おおやまづみじんじゃで引き返したことがある。
神社の後ろにそびえる山がとてもええらしいよ。 そう、行きたい、行きたい。
向島、因島、生口島、ここまでが広島県なんだよ。生口島では、島の南側が焼け焦げている、去年2月の今頃に、大きな山火事があったのだ、植生が回復するのにあと30年はかかることだろうね。
去年の11月に、中国観音巡礼で生口島瀬戸田の向上寺を訪問したのだが、向上寺があるのは島の北側、北側の山は緑の山なので、南側の惨状がこれほどまで広いとは想像できなかったよ。
大山祇神社多々羅大橋を渡れば大三島、ここからは愛媛県なのだ。
地図を見れば、広島県と愛媛県の境界は無理やりに引いてあるわね。隣接して一体であるはずの島の間に境界がある、領主豪族の戦争で、やった取ったの歴史があるから、不自然なかたちになってしまったのよね。
大三島インターを出てからは、島の西側に向かうんだったな。そうそう、ここここ、大山祇神社の前、道の駅ということで、大きな駐車場がある。
わくわくパークから安神山を道の駅とは勝手に名乗っているんじゃないかな、トイレはあるし、無料の駐車場もあるし、道の駅の名前が判らないだけなんだよね、たとえ勝手でも、なんの不都合もないさ。
大山祇神社の森の向こうに岩峰がそびえている、針が尖ったように山頂の岩は天を指し示している。
峰は連なって、アンテナが立った山が一番高い山なんだな、あれが
鷲ケ頭山わしがとうざんなんだよ。
神社正面の参道を行こうよ。玉砂利を敷かずに土の道だ、そこがよろしい。玉砂利は歩き難くていかんよ。
参道の中央にクスノキの老樹がある、道の真ん中にあるということは、創建当時、すでに老樹で、敬意をこめて参道の中央に残したんだろうね。
烏帽子岩と鷲ケ頭山社殿を潜らず、塀に沿って右へ行こう。宝物館がある、その先に石段、登れば祖霊社の建物がある、裏にまわれば公園、わくわくパークという名前なんだとさ。
子どもの遊具があって、梅の木には花が咲いている。
石垣に沿ってどんどん登って行くね、この石垣は民家か畑の石垣じゃないかね、今は藪が繁っているが、かってはみかん畑だったと思うよ。
地道とセメントの道とに道が別れる、どっちに行こう、セメント道を行こうか。
正解だったよ、セメント道はどこまでもどこまでも先へ先へと誘導してくれる。麓の部分だけだろうと思っていたが、なんのなんの、ずぅっとセメント張りの道が続くんですよ。
安神山から先への道コンクリートの展望台がある。中途半端な高さなので見晴らしが伸び伸びとしないね。もっと高い場所に設置してくれれば有効なのにね。
山腹をたどる階段の道なんですよ、羊歯の青い葉の中を進む道なんですよ。もうちょっとで稜線に出るなぁ。
稜線に出たよ、稜線を振り分けて、下には海が見える、見上げると岩峰と鷲ケ頭山が頭を持ち上げているぞ。
ねぇ、こんな風景は香港の山と似てるわね、どこを歩いても海が見える、西湾山のセメント道と同じような風景ね。
そう言えばそうだな、あの時も、どこまで歩いてもセメントの道で、とうとう地道は歩かなかったな。
麓から見た時は、屹立した峰で、どんな道がついているのか気がかりだったが、セメント道、階段、鎖付きの転落防止柵、これはほとんど公園の道だね。
舗装路と合流前峰の頂上、ここが安神山という名前らしい。
頂上には祠が祭ってある、なんの神なのかはわからないが、名前が安神山だもの、荒ぶる神ではないだろうさ。
岩が突き出して傘のようになっている、そこからちょっとした下りの道になるのね。
安神山と鷲ケ頭山の中間に、突き出した岩の尖峰がある、ここがそうなのね、岩の下を迂回しながら道があるよ。
烏帽子岩と命名されているらしいね。すぐ近くから見たら烏帽子には見えないが、離れた稜線から見ると、なるほど、烏帽子に見立てるのも納得だね。
ほぅら、島と橋が連続して見えるだろう。向こうに市街地が見える、あそこが今治の街だよ。その後ろ、上空高くを見てみ、雪をまとった山が見えるだろう。
鷲ケ頭山放送アンテナあ、白く輝いている、あれが石鎚山なのか、台形にまとまって見えるねぇ。隣の山塊は? 瓶ケ森なのかぁ。
今日は曇りで遠くが霞んでいるな、晴れていたなら真正面に見えるのにね。
送電線の脇を通る、あれれ、中国電力のマークが付いているぜ、愛媛県だから四国電力の縄張りだろうと思っていたが、島は別なんだね。
麓に下りたとき、注意して電柱を観察したんだが、エネルギアのマークがある、大三島は中電からの電力供給だったよ。
しばらくは地道の林道の上を歩くんだよ。
林道の終点に車が止まっていた。シキミを切って仏花に出荷するひとが働いていたよ。このへんは保護林だから、どうかと思える行為なんだが、伐採じゃない、摘み取り程度なら、許せる範囲なのかしらね。
鷲ケ頭山から登山路全景地道の林道は舗装路の林道に合流する、舗装路は歩かないのね。稜線に沿って、真っ直ぐに登る歩道を歩くのね。
この道は急なのに、セメントで固めてある、アキレス腱を伸ばして踏ん張りながら登るしか方法がないね。
どうだ、もうぼちぼち頂上だろう、アンテナが近くに迫ってきた。NHKと愛媛放送、南海放送、相乗りと単独の2本の放送塔が頂上にあるんだね。
海の上だもの、県境を越えて電波は散るだろうね、島を越えて、三原・竹原はエリアの内なのかしらね。
アンテナの先にもうちょっと上がある、植え込みに囲まれて三角点がある、ここにはベンチもあるし、風を防いで昼食に絶好な場所だね。
鷲ケ頭山頂上ただし、木が邪魔して展望は良くないよ。
展望を求めるならアンテナのほうへ戻ることだね。下を見ると、大山祇神社から安神山の道がずぅっと目でたどれる。
麓から見たのでは鷲ケ頭山は丸いずんぐりした山に見えるが、山頂から下をみると、どんと切れ落ちた、なかなかの傾斜の山とわかるよ。
そうよね、あれだけアキレス腱を伸ばして、膝を踏ん張りながら登ったんだものね。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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