金毘羅山 99年1月10日
しぇるぱ単独
山域:京都北山

京都大原金毘羅山

中央の尖峰が金毘羅山
その隣の隣が翠黛山
この鉄製の鳥居をくぐること
翠黛山頂上

大原に行くには京都の地下鉄北大路からだね。えぇと、次のバスは?なに、11時半!10時の次は11時半かい。
しょうがないね、バスのダイヤを下調べしてなかったわたしが悪い、しばらくひまつぶししよう。

大原の戸寺着、ここでバスを降りて歩き始めるぞ。あの山か、鋭角な姿でこころゆさぶるね。あの尖がりの頂点が金毘羅山、北隣が翠黛山、さぁ、出発しよう。
江文神社への道をたどるのだが、そのまんま、江文神社の鳥居をくぐってそのまま行ってはまずいらしい。
これはベリさんに教えてもらったぞ。
鳥居を通りすぎて10メートル、谷を渡る前にもうひとつ鳥居がある、これが金毘羅宮の鳥居、ここから入るのが正解だそうだ。ただし、なんにも標識がないね、これでいいんだろね。
江文神社はパス。 せりだした造成地のわきをすぎると、やっぱり小川を渡るんじゃないか、橋がある。橋を渡れば道は広くなる。
標識はまだ出てこない、道が広いから間違いはないと言い聞かせるが、心もとないね。
石段は乱積み、きちんとした石段は同じリズムを強制されるが、このほうが快い、足取りは自由自在。ただね、どこまでもどこまでも登っていくのね、もう何回折り返したことだろ。

稜線を越えて道は西側の山腹をたどるようになった。ここからはゆるやかな道だね。
おっ、標識、始めて見たよ。→金毘羅山↑江文峠、うむ、この道で間違いはない。
すぐにお宮が現れたよ、金毘羅新宮、ここには電気もきてないし、無住のお宮だね。
なんでこんな山の中に金毘羅さんがあるんだろ。金毘羅とは海の神様じゃなかったかい、海、山に登る、亀岡の牛松山のお宮も金毘羅さんだったな。これは宿題、だれか教えてね。

お宮の裏を登るぞ登るぞ、急な石段だよ、せっせせっせ。稜線にでたぁ。あとは一直線だね。
お、重要ポイント、手書きの詳しい地図がある。あっち大原、そっち三角点、むこう、字がにじんで読めない。
むこうに行くか。金毘羅の奥殿がある、ここからは京都市内から比叡山、大原までよく見える。絶好の展望台だね。
そっちの三角点に行こう。頂上にはなにかの祠があるぞ。祠をこえて、さがった岩場にこれはなんだい、ハングル文字の塔があるぞ。居合わせた人に聞くと、北朝鮮の塔なんだと。この景色は北朝鮮と同じなのかね。三角点は次の峰なんだそうだ。
いったん降ってまた登り返すのか、はいはい、行こうじゃないの。
相当に西の尾根に入り込んで行くね。平坦な道が続いて行くよ。

金毘羅山三角点

到着、森の中に空き地があった。ここが三角点かい。
もとのポイントに帰ろう。あっちの大原をめざそうか。
岩場をどんどん降っていくよ。雪は凍みついているが、アイゼンはまだ必要じゃないね。だんだん積もると無しではすまないが、今のところ、木の根が張り出していて、かえってアイゼンの前爪がひっかかって大変なことになりそうだよ。前爪ひっかけてつんのめった経験は何回もあります。アイゼンを使うか使わないかはその場その場で判断しようね。

翠黛山の分岐にでた、当然、翠黛山にも行ってみようか。
ちょいちょいちょいで到着、分岐から10分くらいだったかな。頂上は切り開かれているが、西側しか見えないよ。
西には低い山しか見えないので見栄えがしないね。ま、これもピークハント。

続けて降りて行こう。なぜかやたらと下っていくね。そんなに登った意識がないのに降り道が長いのはどういうことだろうね。
遠くに雪をかぶって比良の権現山が見える、谷むこうの山は焼杉山かな。

大原に近づいてきた。バスのダイヤはおおむね1時間に1本、うまくバスがあるかしら。ま、いいさ、成り行きでいこう。
大原到着、絶好のタイミングで3時28分のバスに間に合いました。朝の食い違いを取り戻したね。


カシミール展望図をつけました。
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