2002年11月17日
まささん、堀江百太郎さん、欅さん、宗さん、中学生8人、しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:和歌山 紀ノ川

国城山、紀伊清水駅から学文路駅

 

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曲がるポイント、縫布縫布駅からすぐのハイキング、今日は南海高野線紀伊清水駅から始めるよ。
駅の裏の国城山、くにぎやまと読むらしいよ。さぁ、出発しようか。学文路駅方向を目指すね。縫布縫布(ぬうぬう)という名前のショップがある、ここで曲がって、踏み切りを越えるんだよ。
ここから坂道、舗装路をひたすら歩いて行くんだよ。
道の両側は柿の果樹園やね。西国33箇所の最後で谷汲に行ったことがある、そこも柿で埋まっていたよ。
あそこの柿の樹は背が高かったわね。ここのは背が低いのね。そのほうが手入れが行き届いて上等なのね。
橋本市街と紀見峠おいおい、手を出しちゃだめ、売り物なんだよ。
橋本市街が見える。○○ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて和歌山県立橋本高校、何のくすぐりか解るかい。
万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校 俵万智 サラダ記念日
国城神社、三平神社と標識があるやろ、それと、かきみかん狩という案内が角々にあるね、それをたどっていけばええよ。
かき狩みかん狩のほかに、流行っている狩があるよ、それはね、おやじ狩。 あはは、またまた、宗さん。
看板に誘導されて果樹園まで来たね、しぇるぱさん、ちょっと待ってな、柿とみかんを買って行こうよ。
ずいぶん甘いみかんじゃないの、充分合格やね。現地で買うと、規格外の品を売ってることが多いが、ここではそんなことはしないんだ。
国城神社峠に出た、峠の茶屋風の民家やね。道を抜けずに、右折してそのまま高いほうへ歩いて行くんやね。
もうすぐ国城山なんだよ、台風のせいで全山の杉林が倒壊したのさ、それで全部伐採したんで丸刈りの山になってしまったんだよ。
台風て何年の、あぁ、室生寺の五重の塔が傷んだあの時の台風かい。
鳥居から階段の先の拝殿が丸見えになっているやろ。おかげで、金剛山、和泉葛城山、全部見渡せるよ。
こっちへ来て見て、大峰の弥山、稲村ケ岳もここから見えるやろ。
大峰遠望国城山の頂上は伐採のソダが積み上がっているだけで、ここと風景が同じだから省略しようよ。
さぁさぁ、食事。
食事が終わったかい、中学生集まれ、ゲームをしよう、ハンカチ落とし、負けたら罰ゲーム、下の鳥居まで階段を往復すること。
下で女子高生が食事しているやろ、挨拶してこい、声かけてこい。
駆け回ったなぁ、あぁ、くたびれた、出発しようか。
金剛山鳥居まで下りよう、三平神社に向かっちゃいけない、
さんぺいです、三平神社と国城神社の間の道を行くんだよ。
やぁ、草に埋もれた道、これでやっと山道らしくなってきたね。
どっちへ行きますか、片っぽは伐採の作業道なんですか、草に埋もれたほうなんですね。
うわ、蜘蛛の巣、誰も通っていないみたいやで。
草に埋もれていても、道はしっかりしてるやろ、あとは道のまんまに歩けばええよ。
拝殿の前分岐でぁす、どっちですかぁ。テープは真っ直ぐにと右のほうへと二つありまぁす。
右じゃないかな。
じゃないかな? おいおい、おじさん、ええんかいな。確かなところで頼んまっせ。
確か、確か、2年前にこの道を通ったんだよ、見たような風景があるよ。
ばぁんと遮る峰があるな、あの峰は越したんだったかな、どうやら道は峰を迂回して行くみたい、覚えてるようで、ほんとは覚えていないもんだな。
いよいよ山道道は、広くなったり、怪しくかぼそくなったり、何度も繰り返すんやね。テープ標識はあまり無いが、通るひとはいるみたいやね。
落ち葉、枯れ木が踏みしだかれずに、そのまま姿かたちがある、人気薄の山には違いないね。
何度も倒木を潜ったりまたいだり、フィールドアスレチックスやな、いてて、いばらをつかんでしまったよ。
柿の木が見えた、どうやらまた舗装路に出たよ、この風景は覚えているよ、安心して先に行ったらええよ。
よし、走るぞぉ。  百さん、中学生は元気なもんやな。
あれでいてな、怪しい分岐まで来ると、ちゃんと待っているんやで、つぼを心得ているよ。
学文路刈萱堂谷を跨ぐ広域農道があるやろ、高架の下を潜るように行けばええんや、左に行って古い舗装路を行こう。
学文路大師が向こうに見えるやろ、そっちには行かないよ。縁起物なら、学文路駅で入場券を買えばええよ、すなわち、入学、五枚買えば、ご入学。
駅に行く前に左に行こう、ちょっと横道へね。刈萱堂があるんだよ。
人魚のミイラがあるんだと、すみませぇん、拝観をお願いできますか。
干物やがな、布教の仏具荘厳として、どんな意味があるんだろう。
学文路駅刈萱伝説=父は刈萱道心、子が石童丸、父親が信仰を貫いて、妻子を捨てて寺に入った、子は父を慕って追いかけて、再会したが、父は信心の妨げになると名を名乗らない、また姿を消した、子は父とも知らず、尊敬する坊さんとしてまた追いかける。
こう要約すると、実も蓋もないが、全然、共感できないね。昔は胸打つお話だったんだろうが、どこに感銘を受けたんだろ。
巡礼阿波のお鶴とお話がこんがらがったよ。似たお話があるということは、昔のひとの心の琴線を打つ共通の何かがあるのかなぁ。
さぁ、駅へ戻ろう。踏み切りを越えて、ここだ、ここだ。

国城山から学文路へと

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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