2009年5月2日
しぇるぱ単独
山域:兵庫県赤穂市

赤穂の黒鉄山くろがねやま、表と裏の登山道

 

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黒鉄山登山路入口いま、瀬戸内観音を巡っているんですよ。赤穂の花岳寺普門寺に寄ってきたところです。
毎度のことだが、寺を終えて、山に登るのを楽しみにしているんですよ。
赤穂の周辺を探してみると、
黒鉄山くろがねやまというのがある。ここへ登ってみよう。
市街地から赤穂インターまで引き返して、インター入口を通り過ぎ、県道96号線をそのまま進む。
あれが黒鉄山くろがねやまなんだろうな、新幹線の高架が見えてしばらく、右折して県道557号線を進む。
県道が新幹線の高架と交差するころ、ここで脇道に入るのだよ。
黒鉄山登山口と矢印案内があって、新幹線に沿って道が伸びている。
新幹線の高架を潜って、真っ直ぐ行くと資材置場に入って行くようだね、左に地道が新幹線に沿って続いている
鳥居前の広場新幹線を見るのは、たいてい高架の上の姿を見上げるもんだが、ここではフェンス越しに線路が見えているのだよ。
ひっきりなしに新幹線が通過していく。ここはカーブしているので、レールが傾いているのが見える。
駅ではコンクリートに直にボルトで結んであるが、ここではレールの下にバラスを敷き込んである、在来線と同じなんだね。
道が膨れていて、ここが駐車すべき場所のようだ。数台置けるスペースがあるが、今日は誰も止めてはいない。
道は山の中に続いているが、頑丈な柵で、フェンス扉を鉄パイプで止めてある。
鉄パイプを抜いて扉を開くのだが、この鉄パイプが重いのだ。中に入ったら元通りセットし直しておかなきゃならんよ。
工事はここまで道はええ道だよ。幅の広い道で、看板に里山防災林整備事業地とあったな、その工事の成果なんだろうね。
道が誘導するままに登って行って、広場に出る。赤い鳥居があって、鍋森神社というのだそうな。
鳥居の奥を覗いて見たが、ずっと先に続いているようなので、奥まで進むのは止めておこう。
登山道は木の柵や木の階段で工事されている。谷には蛇籠に石を詰めて治水工事が施されている。
何度も折り返しながら登って行くんだよ。
全部に木の階段の工事を施してあるわけじゃない、地道を踏みながら歩く個所もある。石が浮いていて踏み損ねて滑ることもあるのだよ。
電波反射板木製のベンチがある。これは休憩したくなる場所で、ナイスポジション、水を飲んで汗を拭こうね。
ロープが張ってあるのだが、登りの補助に使ってちょうだい、の意味なのか、斜面が崩れるから入っちゃいけない、の意味なのか、真意はどこにあるのだろうね。
2番目のベンチがあるのだが、ロープに阻まれていて、使ってええのか、使っちゃいけないのか、どっちなんだい。
さっきまでは谷の中での工事だったが、山腹から尾根筋へと道が抜けて行く、そこまで工事を続けたのだ。
谷から抜け出したので頂上部分が見える。電波の反射板が見える。これは麓からも目印として目立っていたよね。
工事もここまで、ここから先は自然の登山道なんだね。
黒鉄山頂上尾根道はよく踏まれた道で、分岐があって、笹谷へ、とある。笹谷の道は明らかに自然そのままの道なんだね。
山頂へと、よぅく踏まれた道を進むと、反射板の前に出る。関西電力と設置社名が書いてある。
懐かしいなぁ、最近は中国電力ばかりで、関西電力に出会うのは何年ぶりだろう。
山頂の潅木は伐採してあって、山頂部分が丸見えになっている。
これは非難の表現ではないよ、歓迎の表現なんだよ。
おとしめるように感じられたらゴメン、労を多として褒め称えているのだよ。
登頂ノートを収納する箱屋があって、わたしも名刺を残しておいたよ、ネット名刺、URLから辿って訪問してちょうだいね。
三角点があるはずだと探してみると、あるがままに放置してある。
笹谷への道扱いがゾンザイだと言っているのじゃないよ、案内板などなくても、登山者それぞれが自分で探すのもええもんだね。
山頂が伐採されているので、展望はよく効く。
ただね、今日は運の悪いことに春霞で遠景は煙っているのですよ。赤穂の市街地・埋立地などはぼんやりとしか見えていない。
今日は単純に登山口と山頂を往復する予定で出かけたのですよ。
あんなに大きな字で笹谷と書いてあると、ちょっと踏み込んでみたくなるよねぇ。
山頂から引き返して、笹谷分岐、ここから笹谷へ入ってみよう。
分岐の入口からは尾根の線上を辿るように進むのだね。
谷の流路が道尾根の最上部から一挙に尾根伝いに落ち込んで行くようだね。
最初は、こんなコースを開いたのは登山者・登山グループだろうと考えたんですよ。
山主・地権者に無断で切り開くわけもないな、了解を求めても山火事などが怖いから許可しないだろう。
ピンクのリボンがあちこちに結んであるが、あれは森林組合が用いているリボンだよ。
山主が自分で古い道を切り開いたのだろうよ。それも去年か一昨年の最近のこと、木を伐採した切り口からそう判断したのだよ。
さらに限定すれば、道の両側のシダ、綺麗にシダを刈り払ってある。シダは毎年生えてくるから、伐採作業は去年のことだよ。
まるでシャーロック・ホームズか金田一耕助の推理のようだが、間違っていても、それはそれでええのだよ。
谷を出て舗装路へ山を歩きながら様々なことを考える、こんなことに頭を使うのは健康な証拠だよ。
ついつい、過去の失敗場面、思い出したくもない恥ずかしいことが頭に浮かんでくるもんだが、それよりはるかに建設的でよろしい。
谷底が見えてきたぞ。
ここが谷の流れ、あれぇ、道が無い。谷の岩の上を伝って歩くのだ。
さすがに滝の傍では巻き道に踏み跡が見える。迂回路を越えれば再び谷の流れの中を歩くのだよ。
何度か、右へ左へと渡渉して、だいぶ下ったあたりで道が現れてきた。昔の道なんだね。
部分的な道だった。道の痕跡が残るだけで、渡渉を繰り返すのは今までと変わりなかった。
新幹線を潜る砂防ダムを乗り越えて、ここから先は道が残っている。
昔々、砂防ダムを建設するのに敷設した取り付け道路、その遺産なんだがね。
なんぼ昔道とはいえ、道路は道路、歩き易い。ポクポクと歩くうちに舗装路に出てきました。
いやぁ、戸惑ったな。表の登山道は開発事業で歩きやすく出来ているが、裏の道はワイルドそのままで、高速道路のインターチェンジ近くでこんな冒険の道があるとは思いもしなかったぞ。
この舗装路は県道557号線で、池の傍を通り、市営住宅の傍を通って、新幹線の高架を潜る
あとは、新幹線の脇道を歩いて、ガード下を潜って、舗装路から分かれて地道を歩いて駐車場所まで帰ってきたよ。
もともと今日は昼食は山を降りてから食べるつもりで歩いたのだよ。予定通り、さて、そのへんのどこかの店で食事にするか。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




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