第７番花岳寺巡拝記

次は兵庫県の赤穂、ずいぶん離れているように思えるが、瀬戸内観音の主唱者が岡山のようだから、バランスを取る意味で不思議でもない、のだろうね。
高速の山陽道を赤穂インター、どんどん進んで行くうち、市街地に入って行く。城の側を通るよ。
そうか、浅野家はお取り潰しになったが、赤穂藩は大名家をすげかえて存続したのだった。
路地が狭いが、交通標識に従って花岳寺の門前まで進む。
駐車場へは山門をお進みください
えぇ、山門潜って境内を突っ切って奥へ入って行くのかい。乱暴なようだが、ごめんなさいね。
座禅堂の横手から入って裏手に駐車場があるのだね。
赤穂浪士、赤穂義士、どっちでもええが、この敵討ち、わたしにはあんまり興味がないのです。
境内にある松は、大石なごりの松、とある。ただし、初代は枯れて二代目なんだそうな。
本堂の賽銭箱の上の天井、見上げると、大きな虎の絵があった。
二間に五間、こんな長細い絵なんですよ。２０畳、この広さなんです。
猫の背伸び、背中を丸めてう～んと湾曲させる姿、その姿を虎で表現している、縦長の絵なんです。
首を曲げて、天井を右端から左端まで追いかけて、なるほど、虎だ、と納得できる絵です。

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