2001年1月3日
しぇるぱ、しぇるぱぁに
山域:京都

雪の無い正月の愛宕山

 

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山麓の鳥居、ここから愛宕山へあんた、愛宕山に行ったことがない、行ってみたいよ。
そうかい、なら、行くかい。
阪急の大宮に着いたよ。ええと、あれれ、ここには清滝行きのバスが無いじゃないか。
一昨年の初山で、愛宕山を目指したんだよ、おんなじ間違いで高尾に行ってしまったことがあったな。愛宕山は大宮から、と間違って覚えこんでいたんだな。
大杉社京福電鉄で嵐山に行こう。そこからバスで清滝に向かおうよ。
やっと清滝に着いたね。愛宕山はどの山?そうか、川向こうの山なのか。
鳥居がある、ここから山に入るのね。きつい山と聞いてはいたが、なるほど、これはなかなかきつい急坂ね。
どうしたんだろ、無言でどんどん先に行ってしまう。何で機嫌が悪いんだろ、こんな時は何にも聞かないのが一番、機嫌が直るまで黙っていよう。
黒門、ここから神域雪がある、風が吹く、という想定で、いっぱい着込んできたんだよ、暑い、脱いで腕まくりしよう。
ここが25丁目の休憩所だよ、ここで昼食にしようか。全部で社殿まで50丁、見掛け半分だが、ほんとはもっと先で半分になる。
たくさんのひとが登り降りしてるのね。愛宕山とはこんなに人気のある山だったのか。
どうやら機嫌が直ったらしいね、めでたしめでたし。
ここが大杉社、このへんで半分くらいかな。ここからは西の山腹をぐるっと巻いて行くんだよ。
この階段に雪が積もっていたら木の枝を持って帰るひとがたくさんいるね、あれは何。
愛宕神社は火伏せ防火の神さま、神棚に供えるシキミなんだよ。本来、サカキが神前でシキミが仏前なんだがね、ここでは何故かシキミなんだね。
ははぁ、台所の神さんなのか。
さっきまでは京都の街が見えていたやろ、ここから見えるのは亀岡市街。
拝殿前大階段ここが水尾の分岐、ここからがいやというほど長い。
このへんの道は水が凍みているね、うかうかすると滑りそうね。
黒門が見えるやろ、ここからが神域なんだよ。
雪が無いのね、道端に雪のかけらがちらほらあるだけね。社殿はどこなの。
向こうの森の中。社殿前の石段は、雪が積もると踏み固められて青氷になるんだよ、アイゼンをつけても滑らないかとひやひやするよ。
拝殿の前で今日は雪の無い参拝ね。ここが本殿なのね。
本殿の後ろへひとが歩いていく、この奥は知らないな、行ってみよう。
若宮なのか、屋根の下にお堂を組んでいるように見せている、鞘堂造りなんだね。
その奥は奥宮なのか、いやぁ、始めて全部見た。
さぁ、帰ろうか。そのまんま登った道を降りて行こう。

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 カシミール展望図をつけました。


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