初詣で、愛宕山

愛宕山 99年1月3日
しぇるぱ単独
山域:京都北山

まくら

沢池

99年1月2日
初詣には愛宕山へ行ってみるかね。連日の夜更かしで出るのがおそくなったなあ。
バスの終点、さあ、降りるかい。
え、ここはどこ? 
なんとまぁ、高雄だよ。あせって来たバスに乗り込んだから、間違えてしまった。
清滝行きに乗らなきゃならんかったのだ。
勘違い、思いこみ、思考停止、どうにもならんな。今年も初日からこれでは、一年間、間違いを繰り返すという占いなのかもしれないね。
これからどうしよう。もう昼近いから遠くには行けないね。
決めた、沢池に行こう。
槇ノ尾と栂ノ尾のバス停の中間に福王谷林道がある、ここから行こう。
錦水亭という料理旅館の前の道なんだがね、林道入り口には、ハイキング道沢池まで3キロ、と看板がでている。林道は沢沿いにずうっとセメント道だね。
京都一周トレール北山コースという標識があちこちにあるね。
杉の林を仕立てあるが、植林というより園芸という感じだね。
0 さて、分かれ道、林道がYの字に分かれて、Yのまんなかに山道がある、ここを行くわけか。
やっと山道になりました。道が激しくえぐれてなかなかのものです、歩きにくいところは脇にちゃんと新しい踏み跡がある、そりゃこっちがはるかに楽だよ。
着いたぜい、沢池、周囲の山が低いのによくこれだけ水を湛えているもんだね。
水が青くて寒いね、冬に池の水をながめるのは季節として不向きだね。先を急ごう。
京都市街をながめる絶好のポイントに出ました。
露岩の裸地で、ここからはよく見える、京都市街、西山は小塩山、ポンポン山かね。
昔々の話だが、始めてここに来た時、このへんは山火事のあとで、見渡す限り焼け跡の黒い切り株があったもんだ。
回復したね、あれから20年はたっているかな。あとは山道を降るだけ、さあ、家に帰ろう。

ほんぺん

黒門、ここからが長い
社務所前、右に広場あり

99年1月3日
昨日はオオボケやってしまった。
今日は嵐山から、ここからなら、来るバスは清滝行に間違いはない。
清滝到着、さすがに大勢の人だね。みんな愛宕山に登るんだろね。
登山口の鳥居の案内を見ると、神社まで2時間から2時間半、ようし、がんばろうぜ。
取りつきから急な坂道だね。汗がでてしょうがない、上着を脱ごう、腕もまくって汗を抑えようぜ。この尾根は道がえぐれていて風が通らない、樹がかぶっていて暗い道だね。
もうすこしで休憩舎のはずだがな、あったあった、ここが25丁目、全部で50丁の数を勘定するからちょうど半分か。
すこしは傾斜がゆるくなったかな、木の間越しに京都市街が見える。桂川があんなに蛇行している、へぇぇ、これは新しい発見。
亀岡の街が見えてきた。空は鉛色で亀岡のむこうははっきりしないね。
パラパラとあられが降ってきた。
しばらくは水平道、ぐっと持ちあがったところで水尾の分岐、このへんからは道は雪道になるが、大勢で踏み荒らしたのでぐちゃぐちゃ状態、雪はあってもまだアイゼンはいらないね。
黒門に到着、以前の記憶ではここからまだまだ先があると覚えているよ。この黒門はなんでこんなに前に押し出しているんだろ、境内はここから、という心を引き締める効果なんだろうが、充分効果あり、到着するまで張り詰めた気分がゆるんできそう。
社務所前到着、食事はここで取るしかないね。ラッキー、ベンチが空いていた、雪の中で震えながらラーメンを煮るのを覚悟していたんだがね。
月輪寺道から神社の森を
社殿にむかおう、こんな長い石段だったかな、記憶もあてにならないね。
この石段は絶対にアイゼンが必要ですよ、石段の間の雪が氷化してななめになっているから、降りでは滑ると危険ですよ。
10円のお賽銭で火除けのお願い、さて、三角点へいくか、道の雪はたいしたことない、アイゼンを履いているとロボット歩きになって遅くなってしまう。脱ごう。
三角点は見当がつかないね、林道をたどってだいぶ来ちまった。地蔵山がみえる。ここまできたか、もう引き返そう。
月輪寺道、雪はぜんぜんないね。ジグザグとひたすら降りる道だね、登りにこのコースを取ると大変な目にあうだろうね。
月輪寺まできたが、道は広くなったというだけで、ただもう降りて行く、降りて行く。
下の林道まで出た、ここからが長いんだよ。
質問、セメント道とアスファルト道とどっちが歩きやすいですか、はぁい、アスファルト道です。
アスファルトの道になると清滝も近いね。
清滝の川筋からバス停まで坂道なんですよ、ここが今日一番つらかったなぁ。
京都一周トレール特集
蹴上から大文字山へ 北白川から比叡山 俄かパーティ桟敷ケ岳


カシミール展望図をつけました。
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