2002年5月19日
まささん、宗さん、milionさん、サミーさん、もっちーさん、しぇるぱ
山域:大阪能勢

妙見山、天台尾根から上杉尾根へ

 

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東ときわ台の水道タンクが目印能勢電終点の妙見口についたけどさ、朝からの雨は一向に止む気配がないねぇ。天気予報では局地的一時的な雨のようやね。いずれ止むと信じて、傘をさして出発しようか。
駅から電車の線路沿いに歩いていくよ、田んぼでは田植えの真っ最中なんだ。
初谷のほうへ歩いていくよ、集落の終わる手前で山側に入る道を取ろうか。
立ち入り禁止、あぁ、栗林があるのか、そりゃぁ入っちゃいかんわな。
頭上は樹の繁る林道で、この道でよかったんやろか、ほとんど20年ぶりの道だもの。山道の分岐は水道タンクだから注意しといてね。
よかった、住宅地に出た、覚えがあるよ、ここを進むと水道タンクがあるはずや、あった、この道、この道、記憶と一致してほっとしたよ。
雨が上がった、もう雨具はいらない標識は天台山を示しているね、なかなかええ道じゃないの、エアリアマップには点線になっているがじゅうぶん実線でOKやね。
広い道がゆるゆる登っているのね。稜線に出た、もう雨具はいりませんね、脱いでザックに収めましょうか。
さっき、まささんがギンリョウソウを見つけたんだよ。大声で呼んであげたのに。
いやいや、何度も見ましたよ。次に見つけたらそう言いますから。
そろそろ、腰をあげましょうか。
案内の標識はあちこちにあるね、要所要所にあるので、道に迷うことはないよね。
天台山、雨量ロボット前でほら、ここにありますよ、ギンリョウソウ。
へぇ、これがギンリョウソウ、ゆうれい草と異名もあるように生命力を感じない草なんだなぁ。葉緑素が無いんだと、自らの代謝機能がないということは、どこかに寄生しなきゃ生きてはいけないね。
陽が差してきたよ、さっきの雨はどこへ行った、という変わりようやね。むこうの山の霧はすっかり晴れてきた。
ここからは天台山の斜面なんやね、ジグザグの道が折り返しながら登っていくね。やれやれ、頂上部に着いた。
天台山にはコースを離れて行くんやね、あれ、こんなところにマンホールがある。
そうそう、山頂に集中豪雨観測用の無線施設があるんだよ。その電源にマンホールがあるの。
電柱に電線ではなく、マンホールで地下埋設というのが不思議なんだがね。
光明山の山道雨量ロボットと電波施設がこれなのか、三角点は?と、奥の杉林の中にあった。
どこで食事にしようか、施設の前が明るいからそこにしようよ。
まささん、ビールを持ってきたの、しかもロング缶。
それがね、まだ凍っているんですよ、振るとシャリシャリ言うとる、今日は暑くなると思って凍らせて来たのに、肌寒い気温ですから溶けてないんですね。
ストーブのそばでお燗しますか、ヤカンに湯もありますよ。
ちょっとストーブのそばに置かせてもらってと、まだ溶けない、シャーベットのビールはうまくないもんですね。
さあ、出発しましょか。もとの道へもどって、マンホールを点、点、点と踏んで歩くんやね。
妙見山の信徒会館ほら、谷むこうに妙見の寺、あそこまで行くんだよ。
えぇ、遠いやないの、谷をぐるっと迂回していくんやからだいぶかかるでしょ。
そんなことない、山では遠く見えてもあんがい近いものよ、楽勝、楽勝。
斜面を降りると車道なんやね、車道を行く? 光明山の山道を行くのね。頂上へも行く? 行かない、そのまま麓道をたどるんやね。
もう一度車道とクロスするところで標識の案内「100M車道を行くとヒダリに自然歩道があります」
ざっと100M、標識は無いがこの道だろう。光明山で楽したからここの登りは堪えるね。
また、車道と合流して、その先に参道がある、登れば鳥居、隣に南無妙法蓮華経のお題目を彫った岩がある。
駐車場の隅から上杉尾根へ神仏混交の名残りなんだろね、ひげ題目で、筆の跳ねは日蓮宗独特のものなんだね。
階段を登れば、さぁ、着いた。裏参詣道から来たことになるんだよ。
ここにはどこにも十字のしるしがある、ばてれんかい。そうなの、妙見とは北極星北斗七星のことなの。星の光を表わしているのか。
そうそう、家紋、寺紋なんやね。
本堂は今修復中なんやね、シートで覆ってある。
ひゃぁ、山門の外の建物はなんだい、やたら多角形の建物やね。そうか、十字の宗紋を表わしているのか。
ガラス張りで中が透けてみえる、中に入ってみようか。
篠竹に覆われる上杉尾根地下から入るのか、1階までは行けるが2階へは立入り禁止なんや。
四方に菩薩の四行という姿が宙に浮いている、顔立ちは西洋風やぜ。ここは仏教寺院だよね、なんか違和感があるね。
樹の柱が中二階を吊り下げている、大変な工法やね。どんな哲学宗論でこんな表現にしたんだろうね。
本陣や装飾荘厳などはないよ、それでも、世話する若いお坊さんはたくさんいるぞ。
建物の前からは池田から大阪湾まで見えるよ。あれが豊能の街?すごい数の住宅地なんやねぇ。妙見口の駅があっちか。
天台山はどこになるの? 反射板のある山、おぅ、あそこか。食事をしたところは? 頂上に通信アンテナが立っている? なるほど。
あとで寺のホームページを見てみました。
能勢妙見山は、能勢町地黄の眞如寺の飛び地境内となっており、正式には「無漏山眞如寺境外(けいがい)仏堂能勢妙見山」といいます。へぇ、そうなの
この施設は星嶺という建物で信徒会館なんだそうだ。仏像が西洋人風なのはガンダーラ様式を模したんだとさ。
あそこが街道、駅までは近いよさぁ、下りようか。ちょっと待って、三角点がこの上にあるみたい。あった、あった。
土産物屋の参道を抜けて、広い駐車場に入るんやね。奥の左側に道がある、うん、ありました。
この道は大勢のひとが利用したと見えて、足元ぐちゃぐちゃ、落ち葉と泥で靴がどろどろになるね。
最初は林の中を行く道、だんだんと篠竹の背丈が伸びて展望の邪魔をするんやね、傾斜が急になると、道は溝の底を歩くことになるぞ。ここで滑ったら悲劇やで。
なんとか街道まで出てきたよ。あとは駅まですぐの道やね。
一緒に行ったmilionさんの天台山から妙見山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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