2002年5月18日
しぇるぱ
山域:大阪泉南

殿とお菊、ようやく縁結び

 

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笹峠前に、JR長滝の駅から、殿尾山とお菊山を目指したが、途中で時間切れで止めにしたことがある。
止めにしたまま放っとくわけにはいかないね。コースを変えて、別の方向から攻めてみよう。
熊取町から犬鳴への道、その途中に泉佐野カントリークラブへの標識があるんだね。そこから入ると、稲倉池、池のそばをそのまま行こう。
池沿いに、道に沿ってそのままゴルフ場へと曲がってしまってはいけない、谷の中の林道に入っていくんだよ。
セメント舗装も穴が開き、怪しげな道だが、そう、怪しげな道なんだよ。舗装が尽きるとこの先車の回転場所があるかどうか解らない、適当なふくらみで駐車することにしよう。
この道は三峰山へ登るのに使うことが多い、何度もこの道をたどったもんだ。
殿尾山林道を登って、笹峠への標識が出てくる、ここで林道を離れて谷を渡渉することにしよう。
滑る斜面を登れば、笹峠、ラッキーリングという別称があるようだが、気恥ずかしい、その名前は勘弁してもらおうよ。
左に向かえば三峰山、ただね、採石場が拡張して茶口へ下りる道がなくなってしまった。別の降り道を探さなきゃね。
正面に向かえば堀河谷からボンデン山、ボンデン山は電波塔があるからそれと解るよ。
右に向かうのが今日のコース、稲倉谷と堀河谷の両側に屏風があるが、南の屏風に登るわけだね。さぁ、どんどん登れ登れ。
屏風の尾根上に登りつくと、後は細かいアップダウンの繰り返しだね。
堀河谷の斜面はずっとマツタケ山、道の右にはポリプロ紐が延々と伸びている。ほんまにマツタケが採れるんかいね。
殿尾山からお菊山方面を大山への分岐、南斜面のポイントらしいがパス、ここからは登っているような気がしない、下り道をたどっているような気がするぞ。
きゅっと登る斜面になったぞ、ここが殿尾山なのか。
道は頂上をパスして進むので、頂上へ向かおう。山頂は木立に囲まれて展望はないね。一方が開けてボンデン山が見える。
もとの道へ戻ろうか。
斜面がガレ地になって先がよく見える。先はここより低い山波なんだね。山波の陰に隠れてお菊山があるんだろうね。その向こうには四石山や雲山峰が広がっている。
関電鉄塔の下で道が別れている、真っ直ぐに行くとJR長滝駅からの道、前にここまで来て諦めたんだ、左にとってお菊山を目指そう。
お菊山殿からお菊とは名前がマッチしているなぁ。殿尾とお菊をやっと歩いて縁結びできたかな。
旗本、青山播磨守、片や、腰元、お菊、一まぁい、二まぁい、番町皿屋敷のハイライトですなぁ。
どんどん降りていくから、ほんまにええんかいなと不安になってくるね。途中にお菊松の標識、へぇ、目指すところはお菊山なのかい、お菊松なのかい。
やぁ、到着したよ、お菊松の碑があるぞ。「お菊松 烈女菊姿見の遺跡」
なんのことだろ、番町皿屋敷のお菊さんとは関係ないみたいだね。

帰ってからガイドブックを読むと、お菊は豊臣秀次の娘で、紀州に嫁ぎ、徳川方に刃向かって、大阪の陣で諜報活動、大阪城と紀州の往還の間に、この松の根元に髪を切って埋めたうんぬん
いかにも貴種流離譚、伝説なんだろうね。それで、ここの松がお菊松で、山の名前がお菊山なのかい。
さぁ、帰ろうか。大概の帰り道は下り道になるもんだが、ここは登り加減で降りていかなきゃならない。やれやれ

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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