2002年8月3〜4日
しぇるぱ単独
山域:北アルプス

西穂独標、焼岳周回

 

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ロープウェイ上の駅前園地アクセスコース、東海北陸自動車道の飛騨清見インターから行ったほうがどうやら安くて早いらしい。よし、そうしよう。
土日だけのいそがし登山だからここは当然前夜発、名神から東海北陸自動車道のほうへ向かうぞ。このまま先へ行くと日にちが変わってしまう、長良川SAで寝ることにしよう。
さて、出発。飛騨清見インターから高山経由で新穂高までやってきました。
駐車場はと、双六岳に一番近い村営の駐車場は時間制度になっているじゃないか。
西穂山荘時間で区切られては登山客にはとうてい無理な話だ。前にはここは駐車場番人さえいなかったのに、と思い出してみると、それは6月のことだった。今は超繁忙期、しっかり稼ぎに稼ぐわな。
どこかに空きは、聞きまわって、ロープウェイの第1第2の乗り継ぎ所にあるらしい。どんどん上へと駆け上がって行こう。
ここの場所は鍋平、無料と有料と2種類あるらしい、当然無料のほうをチョイスするね。村の公園なんだそうだ、トイレも完備しているし、ここでじゅうぶんだわい。
独標への岩場無料だけに歩かにゃならん、相当歩いて有料駐車場、一日500円か、時間単位の下と比べてずいぶん大雑把だね。
上まで片道券を、車で来ましたか、下の公園の無料駐車場に止めました、そうですか、では、1350円。
上の駅に着いたぞ。ガスでなんにも見えんぞな。晴れれば、錫杖、笠、西穂高、ぐるりと見えるんだがね。
園地のミズバショウがぼうぼうと葉っぱを伸ばしている、ミズバショウを花の時期に見たということは、前に来たのは6月のことだったんだね。
独標西穂山荘までの道はこんなに簡単だったのかな。1回目2回目は心ときめくものがあったが、慣れてしまうと新鮮な発見をし難くなるな。
山荘まで着いたけど、いつまでも食事を続けたり、腰が上がらなかったり。ガスに包まれて展望がまるで効かないのですよ、山頂に向かう気が起きてこない。
折角だから行ってこようか。歯磨きのチューブだね、無理やりしごいてその気を搾り出す (+_+)
独標頂上裏山のケルンのあたりで、霧が晴れて西穂高がちらっと姿を出した、呼んでるよ、行かなきゃね。
岩くずの斜面を踏みしめて、足元ずるり、なんちゅう逃げてく地面なんだ、石だらけでも川原のほうがまだ安定しているよ。
ザックを背負っているからマイナス思考になるんだ、空身になろう。ザックはこのへんに置いておこう。よしよし、これで楽になった。
独標の斜面はこんな岩場だったよな、○のマークに従って行くんだよな。
独標到着、ガスが切れて西穂高の全容が見える、続いて西穂へ。
上高地焼岳分岐いぃや、行かない。足が動かない。
前に独標に登った時の記憶では、怖い、という印象は残っていなかったんだがね。爽快感でいっぱいだったんですよ。
ところが、今日は怖い、切れ落ちた崖下へ吸い込まれそうな怖さで体が引きつるんですよ。腰が引けたからにはこの先行ってはいけないね。もともと萎えたモチベーションを無理やり掻き立ててここまで来たんだもの。
よちよちでも何でも、とにかくここから降りなくちゃ。
明日はどうしよう。焼岳を通って帰ろうか。
上高地朝ぁ、焼岳へ行くぞぅ。
かなり降りたところで上高地分岐、ここからはたらたらと降りて行く道なんだね。
登り返して峠の上に出たぞ。振り返れば、西穂山荘が斜面の真ん中に見える、西穂の山はガスに霞んでいる、待っても写真は撮れないだろうなぁ。地図によるとここは槍見台なのかなぁ。
場面が変わって、上高地全部が見えてきた。バスターミナルから上は馴染みだが、その下はいつも通り過ぎるだけ、どんなところなんだろうな。
焼岳道は笹の根を踏みしだく道やね。笹の成長と登山靴での蹂躙が競争しながら編年経過しているんだね。ここでは笹の成長のほうが優勢だね。
トウヒ、シラベなどの純林がずっと続くよ。二つ目の山頂へかかると思ったが、山頂を避けて巻いて行くのか。
狭い道だな、下は絶壁だよ。大荷物のパーティと出会った、えらい場所でかわさなきゃならんな。ちょっと待ってね、断崖側に降りるから。ストックを地面に突き刺して確保、これでええやろ、通り道が出来たよ。
焼岳小屋巻き道 が終わって狭い尾根道になった。梢越しに焼岳が見える、岩ばっかりの山でまさに焼岳の名前ぴったりやね。
いや、降りるは降りるは、どかどか降りていくね。降りたところに池がある、池に焼岳が写ってなかなか様子がええやないか。
峠状の場所に出た、ナナカマドの後ろに小屋が見える、焼岳小屋だ。
ここから焼岳の頂上まで2時間か、時間が足りない、パスしよう。
どんどんどん降りていく道、足の裏が痛くなってきたな。焼岳小屋から麓への道は安定して広くなっている、それが頼りやね。
林道へ脱出どうどうと谷間の水音が聞こえ始めた。滝が見える。白水の滝というらしい。温泉の水なのか鉄分が多いのか、滝の両岸は茶色に染まっているよ。
沢まで降りた、顔を洗おう、口に含むと、なんか金気臭いな、舌を刺すから飲むのはやめておこう。
沢のすぐそばに林道、やれやれ、やっと生活領域に帰ってきたぞ。
中尾温泉までは長ぁいセメント道、覚悟してはいたがこれはかなわんな。
鍋平の駐車場まで戻るのに、バス道まで降りきってしまわなきゃならんのかな、どこかで横道がないものかな。
駐車場への道テニスコートあたりに中尾温泉の案内板がある、それにはロープウェイへと道案内がある。しめた、ショートカットの道を見つけた。
谷をまたぐ橋を渡れば、昨日止めた無料の駐車場、やれやれ帰ったぞ。
これで周回コースが発見できたぞ。鍋平に駐車して、ロープウェイで西穂高、焼岳をたどって、もとの場所まで帰るというコースが誕生したわけだ。
来年以降のガイドブックにコース推薦しようかな。


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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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