2014年2月16日
しぇるぱ単独
山域:広島市安佐北区

可部の西の山に、茶臼山、螺山にしやま

 

画像をクリックするとそのままそこだけ拡大表示されます
Microsoft Edge のユーザーは、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox のユーザーは何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

登山口の標識数ヶ月前に、これは面白そう、と発見した山なんですよ。茶臼山+螺山にしやま
なんで即座に登らなかったのか。それはね、麓の駐車事情が良くないらしいのです。止める場所がないらしいという情報があふれています。それで二の足を踏んでいたの。
まぁ、ええさ、コインパーキングがあるかもしれない、ともかくも行ってみよう。
茶臼山、
螺山にしやまの東側の麓では、住宅地ばっかりなんですよ。商業地じゃないからコインパーキングは商売にならない。噂はほんまだ、駐車できる場所がありません。
こんなこともあろうかと、第二の候補地を用意していたんだよ。
可部市街地の南に、太田川大橋、新太田川大橋がある。そこから太田川右岸を遡るのだよ。
太田川の対岸に茶臼山、
螺山にしやまが聳えているのが見える。ぐんと背丈を伸ばしていて、ハンサムマウンテンと言ってもよろしい。イケメンの山と言ってもよろしい。
最初の橋が柳瀬橋、これを渡ってもええし、次の安佐北大橋を渡ってもよろしい。
山腹から尾根へ地図には柳瀬橋は収録されていないが、Googleの航空写真では見えております。国土地理院もMapionもZENRINも追いついていない。ここはGoogleの航空写真の圧勝だね。
柳瀬の集落から下流に離れた場所に、県道が膨らんでいるところがある。ここならええだろ。文句を言われることはないだろ。
集落に引き返して、安佐北大橋に近いところ、柳瀬中央のバス停に[茶臼山 瑞眺苑]の案内札がある。目立たない立札なので歩いて探さないと見つからないと思うよ。
集落の背後には崖崩れ防止の擁護壁がある。
山肌をコンクリートで覆い、土砂を堰き止めるコンクリート壁が立ち上がっている。山肌とコンクリート壁の間は土砂ダムになっているのだ。
こんな工事は他では見たことがない。墓地の背後にコンクリート壁の切れ込みがある。クランク状の隙間から入っていくのだ
右か、左か、案内はないが、気配としては左に進むのが正解のような気がする。当たり、こっちへ進むのが正解だった。
道から見下ろすと、擁護壁の向こうに人家があり、その先に安佐北大橋が見えている。取り付き点から入った山際からはこんな風景が見えているのだよ。
この道は間違い杉林の中に道はある。よく踏まれた道で、道ばたの草や枝も払ってあって、大勢のひとが利用しているのが見て取れる。
入口にこそテープはないが、ちょいちょいと赤い紐が出現して、この道で間違いないよ、と教えてくれる。
なかなかの登りの傾斜だよ。鍬でステップを切った跡がある。昨日か一昨日か、ごく最近のことだと思うよ。だれか世話人がいて、メンテしてくれているのだ。
どんどん登って尾根まで登ってきた。尾根の道を右か左か、あろうことか大間違いで右に向かってしまった。
右の方向に大きな山が見えているのだ。あれが
螺山にしやまだろうなと思い込んでしまったのですよ。
太田川の川を隔てて阿武山がある。あれを
螺山にしやまと錯覚してしまったのだ。南北真反対なんだが、本人はすっかりその気になっている。
尾根をどんどん歩いて、ありゃ、急な下り斜面になってきた。ここでやっと、怪しい、間違えた、と気が付いた。
地図と全然マッチしない。激しい勘違いをしてしまっている。引き返そう。
分岐尾根の分岐まで戻ってきた。だいたい、尾根道に大きな樹を倒して[通せんぼ]と意思表示しているじゃないの。それに逆らって進む君が悪い。
踏み跡は正常で、こっちが正しい道なのだ。茶臼山と立札が出てきた。
分岐に差し掛かった。茶臼山、柳瀬、瑞眺苑、とそれぞれの方向を示す立札がある。ここは茶臼山へ向かうとしよう。
茶臼山は城の跡なんだね。あちこちに土木工事の痕跡が見て取れる、ここには大きく堀切の跡がある
こんな程度の堀切で役に立つのだろうか。いいや、なんのなんの、ここで弓矢で防げばけっこう有効だったんじゃないの。
防御側は遮蔽物に隠れ、攻撃側は身をさらしているから、小部隊でも敵に対抗できるんじゃないの。
ここからは螺山にしやまが見えている。頂上の通信塔への電力線がめちゃめちゃ急傾斜で設置されているよ。ほとんど垂直だもの、難工事だったろうね。
ぐるっと迂回して、ここが頂上。頂上は平らに平削してあって、城の廓なり丸なりがあったと想像できる。三角点もここにある。
茶臼山たいがいどこでも、ここは何城で、城主はだれだれ、栄えた当時はこれこれでいつごろ滅んだ、と看板があるのんだが、全然ありません。
可部は、古くは高野山の荘園で、その後、熊谷家、武田家が地頭に任じられ、毛利家の勃興で、その家臣団に組み込まれた経緯がある。
取った、取られた、の戦国時代には安定した領主がいたのやら、いなかったのやら、転々と覇権が動いたことだろうね。
ここから可部の市街が見えている。可部から近い山が高松山、その背後の山が白木山。ぐるっと北に目を転じると福王寺山、南に阿武山が見えている。
急傾斜を真下に進む道の案内があるが、踏み跡は怪しげで、出たところがどこになるのかが解らない。ええよ、そっちには進まない。
先ほどの分岐まで引き返して、瑞眺苑の方向へ進む。
ええ道じゃないの。岩がワイヤで地面に縛り付けてある。見渡すと、次々に岩が縛り付けてある。
岩を縛る工事など他では見たことがないぞ。柳瀬の擁護壁といい、ここの岩の工事といい、珍しい工法を見せてもらったなぁ。
住宅地に出る最近は、工事現場に、[痛んだ舗装を直しています]、[新しく道をつけています]、などと工事内容の説明看板がある。
この工事の時、[岩を縛り付けています]、こんな看板が出ていたのだろうか。発注書はどんな名前なんだろう、岩石緊縛工なのだろうか。
住宅地まで出てきた。ここが瑞眺苑なのかしら。住所表示は亀山南二丁目で、瑞眺苑とはどこからどこまでなのか、よく判らない。
住宅地は鞍部まで斜面を切り開いて攻め上っている。鞍部の住宅地を、北側の
螺山にしやま南麓へ歩いて行こう。
南麓きわぎわに道があって、そこには螺山登山口と立札がある。けっこう幅広の道が入っているのだ。
ころげ観音の立札があるが、そこの探索は無視して進む。
龍の水のみ場と看板があって、岩の下から水が湧き出している。ここが最後の水場だろうな。夏にはありがたい水場だろうな。今は冬、必要ない。
軽トラが通れる道は水場までで、この先は歩き専用の道になる。道の両側の草木を刈ってあるのでとても歩き易い道なのだよ。
龍の水のみ場谷の頭を迂回するのだが、土砂が堆積して道が消えてしまった、倒木を渡して桟道にしてある。
視界が広がるところがあって、住宅地が見えている、茶臼山が見えている
もうちょっと先に進むと、太田川が眼下に見える。安佐北大橋が見えている。柳瀬の尾根が見えている。恐竜の背中のような風景だね。
あと400メートルという札があって、あと150メートル、100メートルと札が励ましてくれる。
これがなかなか進まないのだ。一歩一歩が急坂で、踏み締め踏み締め登って行かなきゃならない。
螺山にしやまはもともと西山だと思うよ。可部の西の山だもの。
登ってみたら、巻貝の殻を登るようにきつい傾斜だった。
螺山にしやまと名前を変えよう。そんな経過があるのではなかろうか。
たにしのにしが
にしとは思いもしなかった。
螺山螺の字を見て最初に思いつくのは
螺子ねじにしの捻じれから螺子ねじが誕生したのだが、本来の言葉を失って、派生語のほうが残ったのだよ。
○○鋲螺などの名前の鉄工所、工具屋を知っている。わたしには貝よりネジのほうがより親しいのだ。
螺山にしやまの前の段まで登ってきた。電柱が見えている。電波塔が見えている。
とんとんと踏み締めて
螺山にしやまの頂上に登ってきた。
電波塔はテレビ中継の電波塔なのだ。NHK、民放、FM放送、ここから可部の街をカバーしているのだ。
可部の市街地が見えているが、冬だからこそ見えるのだ。梢の葉っぱが落ちているから今は見えるが、若葉青葉の頃は梢が邪魔で見えにくいだろうね。
さて、降りるかね。
降りて気が付くのは、えらく急な坂じゃないか。傾斜は、登るときより下るときのほうが身に染みてわかる。
柳瀬の擁護壁龍の水のみ場まで降りてきて、ここからは楽な道をどんどん降りていく。
地形図には鞍部の住宅地から西の川沿いへと道があるようになっているが、そんなもんあるかい、誰も通っていないから草木に埋もれて廃道になっている。
茶臼山の山腹を抜けて、尾根道まで戻る。ここからは尾根を辿っていくのだ。
尾根から柳瀬への分岐点、ここで間違えたんだよねぇ。勘違い、思い込み、上手にお付き合いして、やり過ごすようにしなきゃいかんよねぇ。
山腹の道をどんどん降りて、柳瀬の集落まで戻ってきた。さぁ、家に帰ろう。
家に帰って、階段を登ると、尻の筋肉が痛い。最近はゆるい山ばっかりだったが、今回の山は久々に体をイジメル山でした。

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。

でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
縮尺は、右下の+-でお好みの尺度で見てください
使い方は、左上の[基本地図]の ▼ 白地図、航空写真、簡易地形図が選べます
Google Map では、使い方の変更が突然あります、逆らえません、従ってください


前ページへ

あちこちの山へかえる

トップページへかえる


 囲炉裏へリンク