2018年_4月30日
しぇるぱ単独
山域:広島県庄原市

近郷近在、口和の野呂山

 

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うんと近くの山に登ってみようか。タイトルを「近郷近在」で括ってみたが、はてね、近郷近在の範囲はどのくらいかね。庄原市でも口和のあたりは近郷近在に含めてもええだろう。
口和の大月交差点、信号のある交差点から高野の方向に向かって行く。竹地谷を走っているのだが、まんさく茶屋まで行くと、それは行き過ぎなのだよ。引き返す。
まんさく茶屋とは料理屋のことなのだが、営業しているのか、どうなのか、そこはよく知らない。大きな看板が出ているから目印にはなります。
大きく道が膨らんで、なんぼでも駐車し放題の感じがするところがある。ここに駐車しよう。ここなら迷惑にはならんだろう。
ここからは歩き、ちょっと戻ると、小川が流れていて、林道が小川沿いにある。県道に沿って、車の反射ポールがある。道の分岐のポールに赤いリボンがある、それが目印なのだよ。
普通の反射ポールは高さが1メートルそこそこのもんでしょ、雪国のポールは2メートルくらいあるよ。目の高さに赤いリボンがなびいているんだもの、この見印を見落とすことはないでしょう。
林道を入って行く。最初は数軒の生活道路だが、最後の民家を過ぎると、舗装は途切れてしまう。ここから先は地道です。
いや、ダイジョウブ、この林道の奥で数年前大規模な伐採があったのだよ。トラックによく踏まれて現役の林道に戻っている
林道は突き当りでふたつに分かれる。どっちへ行こうか。なんとなく右に行った方がええような気がしてきた。山肌は伐採されている。
材木を集積する土場どばらしきところに出た。ここから谷を眺めると稜線まで谷面全部伐採してある。赤いリボンがあって、こっちへ来いよと誘いをかける。
伐採された谷面を登ると、イバラなどで邪魔されることだろうな。そっちではなく、谷面の右の尾根を登るべきなんだろうね。リボンの誘いに乗ってみよう。
取り付き点がここ。尾根に取り付いてみると、案外歩き易いじゃないか。伐採面と残った山林との間に踏み跡がある。
伐採作業者の踏み跡だろうし、登山者の踏み跡でもあるのだろうね。
伐採面の縁はイバラに覆われているのはよくあることなんですよ。ところがここは植林の中を歩くから、日差しが遮られてイバラが繁茂することはない。
草木に悩まされることないが、傾斜はキツイよ。その分だけグングン高度を稼ぐことができる。
ちょっと登ってから取り付き点を振り返ってみる。伐採されて上も下も全部見通しが効く風景もええもんだね。
何箇所も赤いリボンを見かける。最初は登山者の目印だと思っていたんですよ。違うかもしれない。山主の伐採の範囲指定だと考えると納得できる部分がある。
これは相当上まで登って取り付き点を見下ろしたところ。植林と自然林との混合林を登って来たんだなぁ。
右側の谷でも皆伐されている。谷を隔てての尾根にも赤いリボンが見えている。あまりにもリボンが多過ぎるので登山者の目印ではないな、と感じるようになったのだよ。
登っている尾根と谷向こうからの尾根が合わさっている。合わさったところに赤いテープが巻いてある。これは、リボンじゃなくテープだから、登山者の目印かもしれない。
稜線は、左は植林、右は自然林、まだ植林は適齢期ではないので伐採は先送りされている。
ここが野呂山の頂上、ここに三角点はない。山頂には、登ったぞ宣言札とか、山名札などは見当たらない。
来た道の他に踏み跡があるかと探したが、どうも見当たらない。このまま来た道を引き返すのが安全だね。
谷の伐採地を見下ろす地点まで降りてきた。取り付き点からはここは見える。野呂山頂上はそこからは見えないのだ。
谷の左の尾根を降りていたが、別のコースに誘導する赤いリボンがある。ここは誘いに乗ってみようか。
こっち側の谷も全面的に伐採してある。伐採を免れた尾根を降りて行くのだが、登ったコースほど踏まれていないように思う。たぶん登山者がこっちには来ていないのだろうな。
足許が滑りそうな急傾斜で、事実、滑りました、立木にすがりながら降りて行く。谷の流れを越えなければならないのだ、渡渉ポイントがあるかなぁ。
あった、赤いリボンで示した渡渉点がある。木が重なっていて、踏んでみると充分支えられそう。思い切って踏んで渡る。
イバラを掻き分けて登って行く。イバラが大問題だね。これさえ無きゃええのにね。
試しにこっちの道を行ったが、判定、この道は避けた方がええ。踏み跡が薄いし、木々の梢に邪魔される。谷川を渡らなきゃならんのが大きな傷だね。登りの道を行くと谷の流れを渡ることはないもの。
林道に出たよ。土場らしきところがあって、林道がある。
ちょっと歩けば取り付き点まで戻って来た
伐採された谷面を見上げる。今なら判るぞ。谷の左の尾根を登って、突き当りの稜線を左へ、野呂山の頂上は左の尾根の向こう側にあるのだ。
あとは林道を戻るだけ、林道の分岐まで戻って、そのまま歩けば、地道は舗装路になり、県道に出合う。
県道を下れば、道の膨らみのところに駐車しているのだよ。
ザックに弁当は入れて歩いたが、今ちょうど12時なのだよ、車の中で弁当を食べよう。朝飯前ならぬ昼飯前の簡単な山歩きでした。
ネットを探してもほとんど記事がなく、そんなに誰も行かない山なのか、と危ぶんでいましたが、そうじゃないね、単に知られていないだけだ。
じゅうぶん面白いよ。分岐に悩む箇所もないし、そこそこの腕前の持ち主なら軽く登れる山だと思うよ。
下芦原集落から入る 林道の舗装はここまで 林道の分岐 土場に出る、ここが目的地
山に入る取り付き点 隣りの尾根と合わさる 稜線を行く 野呂山頂上
取り付き点を見下ろす 別の道を下ってみた 渡渉点 林道に出る

 

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