2014年9月9日
しぇるぱ単独
山域:広島県庄原市

今度は登れた、大鬼山おおぎやま

 

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前々から、心残りの山があるんですよ。
2007年5月8日に登ったのだが、時間切れで途中で打ち切った山がある。「もうちょっとだが、大鬼山」いつか頂上まで登りたいもんだと願っていたんですよ。
よし、行こう。思い付いたら即座に動こう。
高速道路松江道を三次東インターから高野インターまで、高野で降りて、高野の谷底平野を進むと、大鬼山が見えてくる。高野のどこからでもテレビ放送塔が見えているのだよ。
大鬼谷キャンプ場への分岐の少し手前で大鬼山の全貌が見えている。尾根の先端にテレビ塔があって、それに峰が連なって一番高いところに大鬼山があるのだよ。
大鬼谷キャンプ場の交通標識に従って国道から入って行く。ここが大谷谷キャンプ場の管理棟、大鬼山に登るから入らせてねぇ、と一声かけて入って行く。
キャンプ場のはずれが大鬼山への分岐なんですよ。直進すれば雄滝雌滝のほうへ向かう。ここは左折して、大鬼山林道に入って行くのだ。
林道は終点まで舗装されていて、行こうと思えば行くことはできる。落石、崖崩れのおそれがあるので、車は入れずに歩いたほうがベターだと思うよ。
どんどん歩いて、林道の折り返しまで進む。反転して今度は逆方向に歩いていくのだ。
鉄塔が見え始める。鉄塔が見えるようになると、林道終点までは近い。ほら、ここだ。
広場の真ん中に無線基地があるが、高野町消防防災無線とある。テレビ塔だけじゃないのだ。携帯電話の電波塔あり、名前を隠した官公庁の電波塔あり、電波銀座なのだよ。
終点広場からは毛無山・大毛無山・猿政山に直面する。東を向くと、吾妻山・比婆山・福田頭が見えている。高野の谷の中心の背後には大万木山がそびえている。
電波塔の群れが一段落して、電線がさらにこの上に続いている。笹原を刈ってあって斜面をどんどん登って行く。
電波塔があって、地デジ対応のテレビ塔なのだ。NHK民放各局の名前がプレートにある。前に登った時はこの電波塔はなかったなぁ。地デジ対応で新しく建設したんだろうな。
ここは地図上で第一のコブとマークしていた箇所なんですよ。思いがけない変貌で、なるほどね、しばらく来ないと大いに変わるものなんだね。
ここから先は道があるような無いような、杣道があまりに古過ぎて判然としないのですよ。
ここが第二のコブ、稜線にはアセビの木が繁っていて、地を這うように枝を伸ばすので、邪魔でしょうがない。横を迂回しながら通過するしかない。
第二のコブから支尾根を間違えて方向違いに歩き始めていた。隣の尾根を進むべきだと気が付いて乗り換える。
ここが第三のコブ、ここからは一気に斜面を下りて行く。下りたところに鞍部がある。今までのコブとコブの間の鞍部はのっぺりした鞍部だった。ここのは、これぞ鞍部、かなり主張する鞍部なんですよ。
ブナ林が広がっている。けっこう大木が多くて、ここまで伐採は及んではいないようだね。
図上演習したところでは、コブは三つと思っていた。実際は四つのコブがあるのだった。ただし、四つ目のコブはささやかなコブだがね。
もうこのあたりになると、道があるとは言えなくなる。適当に進みながら登って行く。適当にとは、きちんとちゃんと、の意味もあるし、ええ加減に、の意味もある。
このあたりが最高地点か。大鬼山に三角点はないのだ。ひょっとして、と探したが、何の標石も見当たらなかった。
誰も登らない訳じゃない。笹が折ってあるのが見えて、草むらが凹んでいる。腰を下ろして食事をした形跡がうかがえる。途中にテープもリボンも見当たらないけどね。
さて、帰ろうか。戻りは尾根に忠実にという原則は守らなくてもよろしい。稜線はアセビが邪魔をしていて歩きにくいのだ。大きく尾根を外しても構わない。いずれ元の尾根に帰ればそれでよろしい。
地デジのアンテナまで戻ってきた。この下のアンテナ群まではもうちょっと。
林道終点まで帰って一息つけるね。西を見ると、島根県県民の森が見えている。指谷山・指谷奥・草ノ城山、切符にハサミを入れたような切れ込みは
草峠くさんだわなのだよ。
舗装路の林道を辿って降りる。落石・崖崩れはなかったのでここまで車を持ち込んでもOKだった。ま、それは結果論で、リスクを考えない人は何をやろうとそこは自由だ。
大曲りまで帰ってきたよ。ここまでで舗装路の半分なんだよね。あとはトントンと歩いてキャンプ場まで戻ってきたよ。
さて、大鬼山、お薦めか、お薦めでないか。お薦めしない。
近いように見えて、笹やアセビが邪魔をして歩くのに時間がとてもかかる。笹に隠れて横の枝があって、脛を打って呻いたのがなんべんあったことか。

 

大鬼山林道分岐 林道の大曲り 林道終点 地デジアンテナ
二番目のコブ 三番目のコブ 鞍部 大鬼山頂上
鞍部は崖 地デジまで戻る 林道を引き返そう 大鬼谷キャンプ場まで戻った

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

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