2006年10月29日
しぇるぱ単独
山域:広島県福山市

ずっと舗装路の大谷山

 

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大谷山全景中国薬師を巡拝しているんですよ。15番まで巡って、福山市の松永、薬師寺にお参りしたところです。
どこか近所に登れるような山はないものかしら。地図をながめていて、大谷山というのがあるのをみつけた。ここに行ってみようか。
薬師寺から国道2号線に出る。松永のはずれで、県道157号線に別れて行く。
神村町というところなんだが、地図で見ると、広い範囲なんですよ。その中に、1区から14区まで、集落名がついている。
干拓地・北海道などの新しい集落ならこんな名前の付け方もあるでしょうよ、古い集落なのに、こんな無機質な名前を名乗っているのは珍しいね。
海ヶ峠の観音松永バイパスを過ぎ、新幹線、山陽自動車道のガードを潜って田舎の風景になってきたぞ。
この県道も今は幅広の道だが、いずれ細くなるみたい、大型車通行困難、と予告の標示が出ているものね。
どこに駐車すればええか、駆け回って探ってみよう。幅広の道が急に狭くなるあたり、そこに、道の膨らみがあるのでここに止めるのが一番だろうね。
谷向こうに大谷山が見える。頂上に通信アンテナがいくつもあって、こりゃぁ、建設道路・メンテの道路が続いているのが予想されるね。
谷底から向こうの斜面に建物群が見える、養鶏場なんだろうね。
松永湾廃棄物処理業者のトタンの塀が続いて、三叉路が現れる。ここで中国自然歩道と合流することになるんですよ。
右に向かうと、鈴池という池、車を走らせて事前に探ったところでは、池に向かってのゴルフの打ちっ放し場になっていた。
左に向かうべきなんだね、標識も大谷山別れと案内してあることだしね。
山裾を迂回して、峠を越えるようになってきた。
海ヶ峠お茶接待所とある。江戸期、長者が峠を通るひとびとにお茶を接待した、とある。
自然歩道と大谷山の分岐観音の石像もあって、その篤志を顕彰する碑が立ててある。
峠は乗り越えずに高みへ向かう。次の分岐も高みの方へ登っていく。
下から見ていて、最後の民家だろうと思ったのが、その通り、最後の民家で、この後は山の中の舗装路をそのまま進んで行く。
道の両側の木々の繁みで日陰にしてくれている、10月も末なのに汗びっしょりなのを和らげてくれる。繁っているせいで、麓の見晴らしは邪魔されてしまうがね。
それでも、時には切れ目があって、海が見える。
頂上直下アンテナが見える道は二つに分岐、中国自然歩道は左に向かうのだそうな。右の道で、大谷山への標識がある。
地図で見るところでは、えらく屈曲している、その通り、反転して折れ曲がるのだが、下の道・上の道は繁みに遮られて見えない。
大反転のカーブで、ひょっとして、これは人間の踏み跡か、このまま頂上へ誘導するのか、と思えるのがあったが、今まで、道の脇に獣が通った獣道がいっぱいあったもの、うかうか信じられない、舗装路を歩くのが安全だろうね。
アンテナ直下、頂上はあそこなのかい、あとはそんなに時間かからず頂上に着くだろう。
聖宝寺の四国八十八ヶ所頂上部の通信塔を順番にながめて進む、道の脇に石像の群れがあるよ。四国八十八ヶ所の仏像レプリカが置いてあるのだ。
ずぅっと見渡して、なんだか数が少ないね。37番までしかないのだ。まだ途中なのか、残りは他の場所に置いてあるのか。
最高部の通信塔の下に、これは民家か、いや、寺らしい、寺務所と書いてあるぞ。真言宗金剛院派円空山聖宝寺、ふぅむ、これは寺なのかい。
祈祷、呪、やすらぎ、修験の寺なんだろうな。葬式法事年忌法要、家の宗教に関わりなく、個人的に拝みにすがる宗教ニーズもあるんですよ。
頂上部は通信塔に占拠されている。三角点はフェンス沿いのどこかにあるんだろうが、三角点ハンターじゃないし、無理に探すまでもないさ。
大谷山頂上南に海が見え、北を向くと、福山市新市の市街地が見える。東を見ると、煙突から蒸気が上がっているので、あれは製鉄所なんだろうね。
さぁ、降りて行こうか。ずっと舗装路を歩いてきた、もとの舗装路を戻るしかないね。
下山路新市山岳会、という標識が誘導しているが、そっちは新市へ向かうのじゃなかろうか。
登り下りとも山の道なら、そっちのほうが良かったな。
この道をもう一度歩く気があるかって、ありません、一度でじゅうぶん、どうせ歩くなら、時間と費用は他の山に向けます。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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