2010年11月13日
しぇるぱ単独
山域:広島県世羅町

秋の風景、男鹿山、女鹿山2

 

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円満寺の前に駐車よめさんが世羅で用事があって、用件をすませる間、2時間とちょっと、近所の山に行ってもええ、とお許しが出た。
世羅の近所の山というと、まず、男鹿山、女鹿山、他に黒川明神山、津田明神山、新山、高山、早山ヶ城。
周囲の山と和せず同ぜず、つんと突き出した山、それを列挙したのが上記の山です。
今日は男鹿山、女鹿山に登ることにしよう。
男鹿山と女鹿山の麓に到着、どこに駐車すればええだろうか。
どんどん近づいているうち、円満寺の前まで来てしまった。この寺の前の道が膨らんでいて駐車しても問題なさそうだぞ。
臨済宗永源寺派立巌山圓満寺、無住の寺なんですよ。遠くから見た印象では民家のように見える。
寺の正面にあるのが男鹿山、近くから見る姿はのっぺりしているが、遠くから見るとつんと突き出した山で、あれがそうだ、とだれでも指摘できる容姿なんですよ。
谷の中央から男鹿山の山腹を進み、ここが東口登山道入口、車道から別れて山道に入って行く。
植林の林床に黄葉した下生えが秋ですねぇ、わずかな陽光で下生えが育ち、秋になると一面に黄色くなっているんですよ。
登山道東口火成岩の露頭がある。断層だの露頭だのと、地質については、もひとつ興味が湧かないのですよ。
丸い石だから玉石、これならわかる、見ての通りだ。
火山爆発により生成した角礫岩、この説明がわからない。偉い学者先生の解説なんだろうが、はるか古代のことは理解を越えているよ。
こっちが昇竜岩角礫岩層に貫入した玄武岩脈の露頭、読むことは読めるよ、ただ読んでるだけで想像できない。
むりやり想像するに、マグマが噴出しました、地上に出たところでガスだけが抜けて、溶岩として流出せずにマグマは取り残されてしまいました。こういうことかい。
ジグザグに折り返しながら登って行く。低山なのに、傾斜はけっこうあるのだよ。汗がボタボタ流れてくるほど頑張って登っているのだよ。
石段が組んであって、次は、丸太階段があって、手を入れてくれている。
手を入れてくれたのはだいぶ前のこと、最近は手入れした様子はなく、道の真ん中に竹が生えている。
登山道などに予算を割く余裕もないのだよ、ボランティアで奉仕しようにもムラビトも年取ってしまったのだよ。
もう山頂が透けて見えるあたりで、山頂一周路という鉢巻の道が誘っている。そっちへ行ってみよう。
男鹿山頂上南側展望として、世羅台地、新山、明神山方面と案内があるが、梢が邪魔するし、黄砂がひどくてなんにも見えない。
展望はあきらめて山頂を目指そう。
ここが男鹿山頂上、山頂は広場になっている。
北側にフェンスで囲ってあってフェンスの中にスズランの群落がある。こんなに厳重に囲わなきゃならんのだなぁ。
そういえば、カタクリ群落はどこでも見るが、スズランの群落は他では見たことがないなぁ。
前にここに来たとき、咲いてはいたのですよ、わずかに数輪。写真をページに載せていないところをみると、ピンボケだったんだろうね。
引き返そう。
与えられた残り時間はそんなにないぞ。北側の登山口を経由する余裕もない、そのまま引き返そう。
東口の登山口まで降りて、舗装路をたどるのだが、ショートカットして谷川に沿って歩こう。車の停車場まで戻ってきたぞ。
あのね、ホンコンでね、台湾でもね、パーキング場のことを停車場と表示してあった。日本で停車場というと鉄道だよね。
女鹿山への峠表現を改めます。車を止めたところまで戻ってきたぞ。
女鹿山を往復するのに、ザックはいらんだろう。完全に手ぶらで、カメラだけ持って行ってこよう。
女鹿山へは円満寺の境内から入って行くのだよ。墓地の横を通って入って行く。
道から見下ろすたんぼは荒れ果てている。2005年に来たときにはまだ健在なたんぼだった。あっという間に荒廃は進んで行くのだね。
ここが峠、まっすぐに峠を越えて行く道もあるし、左への道もある、ここは右へ進むのだよ。女鹿山は右の道だよ。
伐採地があって、そこから矢野温泉が見えている。黄砂に閉ざされてぼんやりとしか見えていないけどね。
伐採地も、雑木がだいぶ回復成長しているので、数年で視野が閉ざされることと思うよ。女鹿山で唯一視界が開けるところなのに残念なことだね。
稜線に出て、植林の中を進む。地面の空き缶などをマークし、後方の風景を振り返り振り返りして覚えておく。
広い植林地の中は、テープも赤布もなんにもないのだよ。帰りに、方向を間違えるとえらいことになる。本気で目印を拾っておかなきゃならんよ。
女鹿山の頂上は岩場になっている。ふかふかの地面の中央に岩塊が盛り上がっている
女鹿山頂上頂上標識はないが、明らかにここが女鹿山の頂上です。
さぁ、帰ろう。時間の約束に遅れている。急ごう。走ろう。時間を取り戻そう。
駐車場所まで戻って、大急ぎで世羅の約束の場所に戻ろう。
高速道路尾道松江線が世羅尾道間が部分開通するので、世羅インターへのアクセス道路が新設されている。カーナビにも出ていない新しい道路で、戸惑ったぞ。
遅刻はしたけど、よめさんと合流、さぁ、自宅へ帰ろうかい。
参考 鉄柵のすずらん、男鹿山、女鹿山 2005年5月31日

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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