2005年5月31日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県世羅町

鉄柵のすずらん、男鹿山、女鹿山

 

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男鹿山あれは5月の半ばの頃、すずらんの季節にはまだ早いんだがね、盛りの時期はいつなんだろうな、町役場に聞いてみよう。
地元から出勤しとる者がおるけぇ、彼と代わります。 もしもし、今年はどうも遅いように思います。5月の月末か6月の初めあたりでしょうか。
どうもありがとうございます。
さぁ、月末になったぞ。ぼちぼち出かけてもええ頃じゃないかね。
事前にロケーションをリサーチしといたんだよ。男鹿山・女鹿山は世羅町と三次市と府中市の境界の近くにあるんだがね。
三次市の甲奴町から近づくのは止めたほうがええよ。名前は県道なんだが、道が狭いのさ、対向車が来たらカライ目にあうよ。
甲山から近づくのが普通だが、最短のコースを見つけたからそれで行くね。山田川ダムを過ぎれば、男鹿山が見えてくるよ。
こんもりと半球型をしているだろ。火山だからこんなカタチで突き出しているんだとさ。突き出してるから、遠くからでも目立つよね。
円満寺麓のあちこちに絵看板が出てるだろ、ながめて、大体のロケーション・イメージをつかんどいてや。
道は拡張したので、あちこちになんぼでも駐車スペースがある。このへんに停めることにしようか。
カンカン照りのなかを歩くのは嫌よね、もっと近くへ駐車できたんじゃないの。
すまん、錯覚した、寺と民家の見分けを失敗した。
ほら、ここが円満寺、わらぶき屋根のカタチは民家のものだろ、下の民家と取り違えてしまったよ。円満寺の前に駐車するつもりだった。
円満寺の前に、女鹿山、男鹿山の標識があるわね、どっちから行くの、男鹿山から行くのね。
県道を折れ曲がりながら切り上がって行く、歩くのなら真っ直ぐに行くはずのものが、車の勾配に合わせるからジグザグの道になるんだね。
ここが登山口、東口登山道のコースなんだよ。
女鹿山この道はええ道ね、ジグザグに折り返しながら登って行くのね。
岩の説明がある、玉岩、火山爆発により生成した角礫岩、なんのこっちゃ、要するに、火山の証拠、と言っているのね。
低い山だけど、半球型だから傾斜はなかなかのものね、切り返し、切り返し、しながら登っていくのよね。
頂上の天頂部まで登ってきた、頂上はすぐそこだが、山頂一周路という脇道がある、そっちへ行ってみようか。
さすがにこの道は、ご用とお急ぎじゃない方じゃないと踏み込まない道だね。メインの道より草している。
西側の展望が開ける場所がある、明神山と案内してある、あれは津田明神山だな。黒川明神山も見えるぞ。
迂回した道も頂上で一緒になった。ここが男鹿山の頂上、広場になっている。
男鹿山はすずらんの山なんだが、すずらんの群落はどこにあるんだろう。北側斜面が開けている、そっちへ行ってみよう。
男鹿山頂上北側斜面が伐採されている、へぇ、鉄のフェンスが取り囲んでいるじゃないか。
ざっと、水平方向20メートル、斜面に沿って50メートル、の囲いが連なっている。これがすずらんの保護フェンスなのかい。
こんなに厳重なフェンスで囲まれているとは想像もしなかった。
ところで、すずらんはどこにあるんだろう。見渡してもどこにも見当たらないぞ。
あった、フェンスの近くに一株、その隣りにもう一株、白い花が咲いている。中央のあたりは葉っぱに覆われて見当も付かないよ。
花は葉っぱの下に隠れるように咲いているのだ。今は盛りの手前なのだろうか、これから花があちこちで見られるようになるのだろうか。
それとも、これが盛りで、もともと、ほとんど人目に付かないように咲くものなのだろうか。
ま、二株ほど、目にしたことで満足しなきゃしょうがないね。
すずらんのフェンスフェンスに沿って別の道が続いているよ。この道は北口登山道なのだそうな。
こっちのほうが歩き易い道ねぇ。東の道よりも、この北の道のほうが踏み均されているわね。
出た、県道に出たぞ。ちょうど峠の上だった、峠の反対側に降りたらかなわんなと思っていたが、その心配は余計だったね。
日陰の県道を登山道の東口へ、さらに戻って、円満寺に到着したよ。
どうやら、この円満寺は無住の寺のようだよ、別の寺の住職が兼務しているのかな。普通の農家と見かけが変わらない、ちょっと見では寺とは思えないね。
寺の横、鐘楼の後ろ、墓地の横から女鹿山への登山路は始まるんだよ。
古い道はたんぼへの作業路へと変わる。去年までは稲を作っていたのだが、今年からは耕作を諦めたみたいだね。
狭い道だもの、農機具は入らないし、収穫の運び出しにも手間がかかる、今年は植え付けを諦めた、こんな様子が見えるなぁ。
女鹿山頂上たんぼを過ぎると、また草かぶる道になったねぇ。あそこに何か標識が見えるねぇ。
ここは峠になっているのね、矢印で女鹿山を指差しているよ。
峠のすぐ下まで、反対側ではたんぼが迫っている、こっち側はたんぼが健在で、苗が植わっているよ。
伐採されたところに出た、北に見える集落は矢野温泉のあたりだろう、西に見える山は岳山だと思うよ。
岳山のお話しに、あれこれがあるから寄り道してね。
女鹿山への道は、誰も通らないというわけじゃないみたいね、たまには誰かが登りにくる、そんな道の気配よねぇ。
最後は、ヒノキの植林の中ね。間伐がちゃんとしてあって、通り易い、あんまり通り易くて自由に歩くので、踏み道が一定していないのよね。
ここが女鹿山の頂上かぁ。植林の真ん中に岩が盛り上がっている、頂上そのものと言わんばかりに岩が座っているよね。
これで、男鹿山、女鹿山、どちらも登ったぞ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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