2009年7月3日
しぇるぱ単独
山域:岡山県浅口市

中電道を行く、鴨方竜王山

 

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真止戸山神社への道高速道路の休日割引で千円割引を選んでしまうが、四角形の三辺をたどることになって、ガソリンの消費を考えると賢いやりかたではないな。
平日なら通勤割引だよね。
ついつい山陽道の尾道インターを出発地に選んでしまうが、三次尾道間は国道で、車両が数珠繋ぎになって急ごうにも急げないのだよね。
三原インターを出発地にすればええ。県道だから比較的空いている。9時前に三原インターに入れば、通勤割引が適用されて、安い料金で走れるというものだよ。
真止戸山神社尾道インターに向かったのではとてもじゃないが9時を過ぎて、通常料金になってしまうことだろうよ。
鴨方インターで降りる。
瀬戸内観音の鴨方の泉勝院、倉敷玉島の本性院、どちらも参拝をすませて、これから山に向かうとするね。
海岸に沿って走るのですよ。
制限速度が基本的に30キロまでということで、どんな道か想像できるでしょ。カーブの手前では、20キロ、10キロの制限速度になっている、そんな曲がり角で対向車には出会いたくないもんだね。
県道47号線を走って、倉敷市の境界を越えて浅口市の領域に入る。浅口市といっても、ここは旧名が寄島町だといえば、わかるひとにはわかるかな。
向日神社その寄島町の安倉漁港から県道284号線が北へ向かっている。その道を行くのです。
低い峠を越えて、峠を越えるとき、県道の両側に山道の取り付きを観察しながら通り過ぎる。
集落に出て、このへんでどこかに車を止めよう。
ぐるぐるまわって、農協支所の前がええな。邪魔かもしれないから、消防車庫の横の広場に置くことにしよう。
ここは住所の上では浅口市六条院東、小字では四条原。
交差点が変形四差路とも五差路とも言える。橋を挟んでの交差点だから、交差点の範囲が絞りにくいのだよねぇ。
なんぼ道があろうとも、これから神社を目指して歩いて行くのだよ。当然、石柱の門の間の道を行けばええのだよ。
下側の送電線鉄塔谷あいの道を歩きながら、送電線の山をながめながら、竜王山はあのあたりだろうな。
集落のはずれに神社があって、
真止戸山まとべやま神社、国土地理院の地形図の集落名に真山戸山まつばさとあるが、集落のひとは、そんなことは言わんよ、と言っていた。
帝国陸軍参謀本部が地形図を測量編集するときに間違えたのが、そのまま今に至っているのではなかろうか。
名前を記録するのに、止と山の字を間違えた、ということもあるだろうし、明治の頃にまつばさと言っていたにしても、今そう呼ばなきゃ過去の遺物だものね。
道の北側に
真止戸山まとべやま神社があって、道の南側に向日神社がある。神社が向き合っているのですね。
稜線に出たその向日神社の石段の陰にプレートがあって、竜王山⇔明王院 福山山岳会 とある。
ネットでは、もっと西に歩いて山王峠から登るコースもあるようだが、こっちから登ってもええみたいだね。
入ってみると、道は深い溝状にえぐれていて、かなりの古道なんだな。
ところどころに赤い布テープがあって、道を間違えることはない。
布テープには国土調査と社名が入っている。国土調査の測量杭・テープは毎度おなじみだものね。
道のあちこちで草や枝をつまみ食いで切っているのが連続しているんですよ。
登山者が山岳会の作業でやったのか、国土調査が測量の邪魔になるから刈ったのか、山主が道の手入れをしたものか。
鴨方竜王山誰がやったにせよ、仕事としては
杜撰ずさん手抜きだよ。気まぐれにちょんちょんと刃物を動かしただけだからね。
送電線の鉄塔の根元に出てきた。ここには2列の送電線が並んでいて、下側の送電線なんだよね。
送電線の管理道なので、道は歩きやすくなって、中電道と呼んでええよね。
上側の送電線の根元に到着、そのまま稜線を歩いて、稜線の道と山腹を行く中電道との分岐に出た
中電道をみると、草や枝葉がちょんちょんと切られているのが見える。
そうだったのか、今までのつまみ食い刈り払いは中電の保守作業員の仕事だったのか。
送電線巡視路の保守は念入りなのが評判だったのに、これはずいぶんと評価を下げる仕事っぷりだね。
岩場から鴨方竜王山を稜線に出て、稜線を右に行こう。
黄色いプラ杭、黒いプラ杭を道ばたにデポしてある。
国土調査の測量は稜線だけではない、山腹を下って地籍調査もするので、プラ杭がなんぼでも必要なんだろうね。
ここからは一気に登りの勾配、振り返ると、県道の向こうの山、あっちの竜王山の方向がよく見える
広島県も竜王山は多いが、岡山県には竜王山の数は半端じゃない。ゾロゾロある。
日照りが続いて、山の数だけあっちでもこっちでも、雨乞い神事を頻繁に焚き上げた、んだろうね。
ぐんぐん登って、ここが頂上、竜王山、他の竜王山と区別がつかないので、鴨方竜王山と呼ぶことにするね。
上側の送電線鉄塔石の祠がふたつあって、陶器の祠はよく見かけるが、石を刳り抜いた祠はやはり重厚な権威があるね。
三角点があるが、大きく欠けていて、石の祠も欠けているので、どこかの悪たれが両者をぶつけたのだと思う。
引き返して、登ってきた分岐、ここから左に向かって歩いて行くことにする。
稜線を進むうち、岩場に出た。岩の先端に出ると、竜王山の頂上が見える。なるほど、尖がりのあの山に登ったのだな。
下を見ると、安倉漁港、あそこで海岸の県道と分かれて山の県道に移ったのだ。
気持ちのええ道が続いて、稜線の道は中電道であり、倉敷市と浅口市との境界の道でもある。
分岐だ。細い道は市境界の道なのだが、どうしよう、自治体境界の道を進もうか。
県道に出たえい、やめた、中電道のほうがはるかに歩き易いのだ。易きに付いて何が悪い、歩き難い道が好きなら、好きなひとはそっちへ進めばええ。
上側の送電線の鉄塔の下だ。ここから見ると、真止戸山まとべやま神社の社殿が見えている
そのまま歩いて下側の送電線鉄塔、送電線のあっち側こっち側を見比べるのは毎度のことだよね。
道は送電線から離れて行くので、どこへ行くのか怪しんだが、やはり反転して送電線に近づいていく。こうでなくちゃ。
草に覆われた道を抜けて、土木会社の資材倉庫の前に出る。
犬が番をしていて、猛烈に吠える、吠える。抜ければ、そこは県道284号線、さっき通った県道です。
道を横切って中電道がその先に続いているが、今日はこれ位でええ。ここで打ち切って車に戻ろう。

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