1999年7月4日
しぇるぱ単独
山域:兵庫播磨

ここも急だよ、千ケ峰

あんた、今降ってるよ、こんな日は行きたくないな。
大丈夫、西は雨は降らないて、そうかい、片付けものがたまってるのか、なら、一人で行ってくるか。

頂上、最後の急坂が待っています
小学校の子供の姿が見えるでしょ

中国道は滝野社インターを降りて、西脇市から北へ北へと向かいますね。
中町、加美町、聞いたことない町がいろいろあるな。
このへんは始めてだから見当を付け難くていかんな。
加美町役場、千ケ峰の大きな絵看板がある、目的地は近いぞ。
門村バス停、このへんだろう、三谷古墳群、ハーモニーパークの小さな標識があって、ここだここだ、道を左折。
ハーモニーパークとはなんだろね、昔のガイドブックには町立牧場と書いてあるから、公営第三セクターなんだろね。
舗装路はまだまだ奥へ続くよ。 駐車場に到着、トイレもある、数十台車が置ける、もう沢山の車があるよ。
今日は道の草刈の日らしい、たくさんの地元の人が舗装路から登山道まで草刈機で刈ってくれている、ご苦労さんです。

千ケ峰山頂
麓の風景
真中の谷から笹陰の小さな峰、そこから来た

絵看板をながめて登山道に入ります。谷はじきに滝と化して、道は登るなぁ。滝のあるとこ道は険しい、当然だよね。
滝は段々になって重なりながら続く続く、大滝というんだと、雄滝、雌滝と際立った滝に名前がついている。落差のあるのが雄滝で、ナメ滝が雌滝なんだろね。
さらに滝は続きます、真っ直ぐなトユの段々のような滝だね、滝場の道のわりに登りやすいな。昨日の大雨のせいで道が滑りやすい、岩を踏むとき気をつけなきゃな。
ここが滝のお終いかな。 でかいパイプを引いて水場になっているが、パイプの水量は大変なものだね、昨日の大雨で増水したんだろね。
ここから道は谷を離れて尾根道へ向かいます。そこまでが凄いよ。見た感じでは60度を超える傾斜を一挙に登って行く、横目で杉の垂線を見ると45度なんだが、感覚は60度だよ。
雪彦山笠形山と続いて、播磨の山は傾斜が急だな、違いますがな、あんたがそんな山を選って登ってるんじゃないか、なるほど、そうに違いない。
岩座神からの道が合流する地点、あぁやれやれ。岩座神、差別用語狩りにかかりそうなので、読み方は書かない。
ここでゆっくり地図と照合、25000図には登山口から稜線沿いとなっているが違うね、谷沿いに登って水線の尽きるあたりから南西の山稜に取り付くんだろね。
先を急ごう、うわ、あれがそうかい、山頂はもうすぐと予想したが大間違い、はるか頭上に見えるじゃないか、あともうちょっと、また60度の斜面を登らなきゃならない。
やっと着いたよ、山頂。
山頂は長細い形になってるね、ガスが出てきた、なぁんにも見えない。麓の方向しか見えないよ。
さて、食事食事、子供らに囲まれてしまった。地元の○○小学校の五年生、昨日今日と体験学習なんだと。
男の子A,ごんぶとや、あれはうまいんやで。女の子B,コーンポタージュ暖めてる。男の子C,食後にフルーツゼリーもある。
寄ってたかって次々とコッヘルの中を覗きこんで行く、思ったことがそのまんま口に出て行く、かなわんな。
うまいぞぉ、こうしてな、バーナーに火を付けて熱いのを食べるんや、おっちゃんのを少し分けたろか。
記念撮影をすませて、子供らは次々に降りて行った、さいならぁ、おぉ、さいならぁ、さよなら、さよなら、気ぃつけてな、-----きりがないな。
ガスの向うに笠形山がおぼろに見える、いくら待っても、とうてい、ガスは晴れないな、もう、降りよう。


カシミール展望図をつけました。

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