2003年9月17日
しぇるぱ単独
山域:広島市内

広島市内で最高峰?白木山

 

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芸備線白木山駅秋の収穫の前半の部が終わったよぉ、農協でほめられた、近年まれに見る出来栄えだよぉ、だから、骨休めで山遊び(^-^)/
広島市内で一番高い山が白木山じゃないかしら。湯来町境界の東郷山977Mを除外してさ。
JR芸備線の白木山駅、ここまでは車でやってくる。無人駅なんだよね。迷惑にならないところに止めさせてね。
今日は、県下どこでも濃霧注意報だとさ。ぼんやりとした風景で、遠くが判然としないよなぁ。朝霧だ、いずれは晴れるさ、それを当てにして登るとしようぜ。
駅から山の方向に向かう、真正面は開発中の団地、ここじゃないよね。左の道は上の道と水平道がある。
上を行く道を選択してみるか。竹やぶの中の道なんだがね。おばちゃんがいた、聞いてみよう。
白木山登山口白木山はこの道でいいんでしょうか。
この道ですよ。エルの字に大きく曲がります、その先に案内があります。  どうもありがとう。
なるほど大きなカーブだ。道の脇に登山口があった。ここから入るのかい。
取り付きは自然な石の組み合わせで、なかなかの道じゃないかと思ったら、やはり、疑似丸太階段になってしまうんだねぇ。
待て待て、階段を嘆くなら、三峰山、階段理論の仮説を思い出そうじゃないか。
階段は歩きやすくするためのものじゃない、雨からの崩壊を防ぐためのものだ、と 君が論旨を立てたんだったね。
米国在住者の寄贈あれから、かなりの年月が経つが、賛否、どちらも反応がないねぇ。それでも、自分で自分の仮説を支持しなくてどうする。
うん、でもね、階段はひざにくるのは間違いないね。はいはい、解ったよ、解りました、挫けるな、論理を情緒で押し流すなと言うんだね。
階段は、階段自身の要求によって誕生したもので、副作用があるのは当たり前、我慢せぇ、これでええかい。
ぽつん、ぽつんと、石像があるのに気がついたよ。観音像だが、西国や四国の巡礼とは無関係のようだね。
非礼は承知で、スティックでよだれかけをめくって見たよ。石像名、ステージ名、何合目の数字、こう書いてある。
緑のトンネルステージ名とは書いたが、○○の段とあったり、清酒の銘柄のような名だったり、何のことだか判断がつかないんだよね。
どうやら最初は一合目、カウントアップは嫌いだよ、最後が十合目になるかどうか判らんじゃないか。
カウントダウンなら納得なんだが、これは仕様、先さま指定の方式なんだから、文句は言えないね。
道が透けて先が見える、あれが頂上なんだろうか。チッチッチッ、浅い判断だったね、本当のことはいずれ解るさ。
天まの段から頂上が見える穴地蔵というステージに来たよ。地蔵も観音もなんでもありか、石像にはカテゴリー限定なんてないのだな。
穴地蔵から先は急傾斜に急変したね、ここを越えて、やっと下界が見える場所に着いたよ。
白木山の駅は見えないが、鉄道沿線の谷はよく見える。真向かいの山はぁ、まだ霧が晴れてはいないのだよ。
さぁ、先を急ごう。ここは何だい、変なステージだね。釈迦の段、石像が異様に大きいね。
寄贈者が米国在住になっているよ、なぁるほど、広島は移民県だったよねぇ。
森の繁みが深くなって、トンネルを抜けると、おぅ、ここは素晴らしいステージだ、天まの段。
山頂のアンテナが見える、あそこなのかい、あごを上げなきゃ見えない角度だ。
頂上広場の草むらへ横へ目を移すと、また別のアンテナ、なるほどね、電話会社の数ほどアンテナがあるんだな。
ここで記念写真を撮るが、わたしは半ズボンじゃないんだよ。あまり暑いもんで裾をまくったの。
去年までは9月いっぱい半ズボンだったが、こっちは寒いんだよ、今朝は霧の中でいつまでも寒かったもの、早めに半ズボンを脱いだが、脚が暑い、癖は抜けないね。
ここからはしばらく水平道、いつまでも平安は続かないさ、やっぱり急登に変わるよ。だんだん傾斜が増してくるような気がしないかい。
ここが八合目かな、水槽があってパイプで水が引いてある、ありがたいな、飲んでみよう。
白木山頂上なんだい、ぬるい水だね、パイプが輻射で温まってしまったんだ、まだ、背中のザックの水のほうが冷たいぞ。
もうちょっとで頂上だ、草原が見えて、広い空間が見えて、やっと白木山頂上に着いたぞ、889M。
山頂の白木山神社とはこのことかい。山主が地代を取って許したんだろ、第三者がいちゃもん付けても効果ないよなぁ。
周囲を見渡して、今日は視界が悪いな、シベリヤ高気圧の中にいるはずなのに、なんでこうも湿度が高いんだろ。
標識の上のタオル、もう乾きましたかぁ、そう、どかしてくれるかね、はい、記念写真。
第2位好位置のアンテナ(男)どちらからおいでんさったんですかいの。(女)広島のひとじゃないような気がしますが。
(話しかけられた、せっかくだから、先方の希望の線に沿って話を合わせてあげようかい。)
えぇ、主に関西を中心に動いています。
(男)なんで白木山を知りんさったん?(女)関西でも白木山は知られとるんですかいの?
(男)ここから大山も見えるんよ。蜃気楼のような光線の屈曲でのぅ。(女)石鎚山はいっつも見えるんよ、今日は見えんけど。
だんだんボロが出そうになる、芝居するのも難しいよ、このへんが潮時だね、では、では、お先にぃ。
中深川への分岐わたしも本来広島県人だぜ。言葉、しぐさ、空気に違和感があったんだろうね、異邦人と断じられると、どこか悲しいものがあるな。
和して同ぜず、というのがあるが、最初から、和せず同ぜず、と違和感を持たれてるのと同じだなぁ。
立ち居振る舞いに出るんだろうな、しょうがないわい。
アンテナ鉄塔から稜線を下って行く、広い道がついているから安心だよ。
電線と電柱がある、NTTと銘があるからにはそうなんだ。いつまでも長く沿って歩いて、電線は右へ別れて行く。
下山路には岩が点在する別れたところには、杉の樹にペンキで白塗りが何本も施されている、それが見分けのポイントだね。
言っちゃ悪いが、ここの植林の手入れは最低だね。枝打ちせんかい、間伐せんかい。
水平なような、登りかげんのような、あいまいなアップダウンの道が延々と続くんだよ。
標識も案内も何もない、歩いた時間と方向で、地図と現場をマッチさせるしかないんだよね。
やっと地道の林道に出てきたぞ。この林道の先には、アンテナ鉄塔が見えてきた。KDDIのものだそうな。
この先、いくつもアンテナが出てくるんですよ、ほんまに花魁の簪だね。
林道は地道の幅広林道、造ってからその後手入れしたのかしら。ラフなまんまじゃないのかい。
林道の大曲りがポイントなんだよね。墓場の前に出ると里になる先の峰にアンテナが見える、そっちへ渡るように道がある、ここが中深川駅への道の入り口なんだよ。
案内は無いよ、目印があるから、そうだろうと推察されるのさ。でも、あまりに草深い道だよなぁ。
やめた、上深川の駅を目指すことにしよう。だから、このまま林道を歩き続けるとしよう。
午後の太陽は照らすなぁ、林道を歩くと選択したが、賢い選択だったか疑問がわいてきたね。
アンテナを結ぶ電線なんだが、エネルギアと社名がある。
発電には新会社も参加できるが、配電にも新会社が参入できるのかしら。それとも、中国電力の子会社かもしれない。
林道の果てがここのアンテナ、中国セルラーとあるよ、セルラーという会社、まだ存在していたかしら。
上深川駅ここから山道が始まる、なかなか広い道じゃないか。ただね、遠慮なく逆落としの道なんだよね。
道の脇に大岩がある、ついつい岩の上に乗ってしまうんだよね。こんなのが何回あったことだろう。
沢に出てきた、いよいよコースの終末か、甘かったね、ここからも沢の岩場でコケに滑ったり、まだまだ難儀は続くんだよ。
どうやら出てきたぞ、墓場の脇から里に飛び出した。
狩留家駅からの白木山なかなかにホネのある山だったな、カシミールの断面図を見てよ、登り下りとも傾斜は半端じゃないね。
上深川駅、すぐに列車が来る、しめしめ、乗り込んだ、え、この列車は次の狩留家駅までなの、その次の白木山駅に行くには、狩留家駅で次の列車を待たなきゃしょうがないのかい。
たった二駅を乗るのにえらい手間がかかってしまったよ。はい、白木山駅、駅のそばには車が待っていてくれた。
白木山の駅からは、前山が邪魔をして頂上が見えなかったんだね。それが解っただけでも、鉄道を利用してよかったと思うよ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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