2009年3月7日
しぇるぱ単独
山域:広島県東広島市

長い稜線、高鉢山から安駄山

 

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湯坂峠でのテープつい先日、今週の月曜日だから五日前、安駄山に登ったんですよ。
最初、安駄山はどれか判らなかった。出発地点からは隠れて見えないのに一生懸命探しておりました。
一番立派そうな山を、あれが安駄山だろうと見当付けた、歩いているうち、違うぞ、こっちだ、と気がついた。
安駄山を降りてから稜線を眺めるに、志和から見ると、屏風のように長い稜線が自治体の境界として立ちはだかっているのだなぁ。
あの長い稜線を歩いてみたいもんだね。安駄山かと間違えた稜線も歩いてみたいもんだね。
すぐに取り掛かろう、しばらく雨が続いたが、今日は晴れの予定、今日、行こう。
毎度おなじみ、志和への道、芸備線が通っている谷から横手の谷を抜けて、志和の盆地に入る。
今日のコースはどっちから歩こうか。
安駄山から高鉢山に抜けると、どこに出てくるか予想がつかない。
反対に、高鉢山から取り付くと、安駄山の出口はどこか、それはよく判っている。このコースにすべきだな。
高鉢山南峰今日は自転車を使うのだよ。どっち側に自転車をデポするのが合理的か、考えていたんですよ。
志和堀の交差点を西に向かって、途中の適当な横道を入って、林道の入口のところにデポしよう。(実は、これは判断ミス)
「火の用心放火は重罪」の看板に括り付けて置いておこう
麓の道を進んで、湯坂峠までやってきた。
峠の両側、東広島市側も広島市側も車を走らせて取り付きを探ってみる。
一箇所、テープがあるのを確認する。取り付きはここしかないみたいだね。
峠の周辺は自動車を停める余地がない、林道の分岐のふくらみで片隅に寄ってスペースを作る
さっき見つけたテープのある場所に近づいていく。
ピンクのリボンだったら要注意だよ。森林組合の目印のことが多く、周囲を見渡して真偽を吟味して取り掛からなきゃね。
ここのテープはビニールテープだ。登山仲間の標識だと決め込んで大丈夫だろう。
高鉢山北峰笹の中に入ってみると、次から次へとテープが誘導している。
右から左、左から右へと、意外に鋭角的な動きをするので、常に観察しながら行動しなきゃならんね。
足許が古道の上を歩いている感触になってきた。だんだんと、ちゃんとした道になってきたぞ。
行く先に丸い山頂が見える。あれが目指す高鉢山なんだね
テープがあって、Pポイントと標示してある。「広島の山を歩く」著者が本と現地と同じマークを付けて歩いている、ということだ。
わたしは本を買っていない。だから、ポイントPの意味が判らない。コースから逸れてはいないな、その確認にはなるね。
一挙に傾斜が増してきた。
一昨日は雨だったんですよ。地面がまだ乾いていないところへ落ち葉が積もっているので、滑る、滑る。
草や木の枝を掴んで体を引き上げる。
ここの登り斜面では、右へ左へとジグザク行動を取るんですよ。カシミールや轍の軌跡では表現しきれない細かい足取りで斜面を登っていくんだよ。
白木山をはて、この先にテープがない、そんな時は横を見るとよろしい、真横のだいぶ先にテープがある。こんなのばっかりだよ。
山作業のひとの足取りの知恵なんだろうね。アミダクジの線の流れとそっくりだよ。
急な斜面が終わって、植林のなかを行く緩斜面になってきた。ここにはテープがほとんどない。
見りゃぁ判るだろ、とそんな誘導なんだろうが、なんとなく踏み跡らしきを踏んで歩く。
さっきまでテープが豊富にあったのに、突然、テープはありません、自由に歩いてちょうだい、突き放された感じがするね。
稜線は見えているんです。間違ったって問題はない。必ず稜線に登れるのだから。
さぁ、ここが稜線、ここでは稜線を左方向に向かって行こう。
倒木を避けながら歩いて、着いたところが高鉢山南峰、標高が726、ここを高鉢山と定めることにするね。
行動範囲が広いので、このページでの地図表現は5万図でしています。
5万図にはこの標高726は出ていないが、25000図にはそう出ている。
高鉢山を来た道を引き返して、さっきの稜線のたわみ、杉の木に巻いたテープに←三角点高鉢山湯坂峠→とある、降りて行くポイントの案内なんだよ。
稜線を進んで、ここが三角点、高鉢山北峰。
ここの標高が705.8、三角点には違いないが、標高が低いので、南峰のほうに高鉢山の名前を与えることにする。
山に名前を付けるのに、三角点を優先するひと、標高を優先するひと、ひとによってバラバラでしょうね。
歩き出して、前方に、のしかかるような頂上が見えている。斜面を登るのかい、やれやれだね。
歩いても歩いても、一向にそんな高い頂上はやってこない。はてね、と首を傾げているうち、やっと登りになった。
印象として、そんな苦しくなかったな。登りの傾斜としては普通だった。
ここが763峰、このコースでの最高地点なんだね。
頂上の周囲が伐採されていて、展望がええ、とてもよく効いている。
谷向こうに白木山、鬼ヶ城山が続いていて、広島の市街地が見える。瀬戸内海が見えて、見えているのは宮島だろう。
安駄山を高鉢山が見えて、南峰と北峰が並んでいるが、やっぱり南峰のほうが高いね。
志和・西条の盆地は細部がよく判らないから見過ごして、前方の安駄山の方向を眺める。
頂上が盛り上がった749.5峰は踏んで行くのだ。次の山塊が安駄山で、左端の丸い峰は通らない。
安駄山の右奥の高い山は鷹ノ巣山・金明山。
ここで昼食にしたのだが、座っていると、下から芸備線のディーゼルカーのパォーという警笛が何度も聞こえてくる。
さぁて、出発するかね。
下って登って、ここが749.5峰、三角点がある山なので、テープの付け方が少し手が込んでいる。
テープに誘導されて三角点、そのまま進もうとすると、コースではないような気がする。南東方向に向かっている。
引き返して、北東方向に向かう。テープもあるので安心して進んで行ける。
テープのことなんだが、ちょっと過剰じゃないかい。
中三田への分岐「広島の山を行く」のポイント標示も、まぁ、あちこちに付けてあるね。最初は珍しかったが、堪能したよ、ゲップが出てきそうだ。
自分でも本を持っていれば親しめるが、持たない人間には意味不明で、垣根の外の疎外感が湧いてくるだけだぞ。
そう言えば、ガンバレ中高年の落書きを3箇所みかけたよ。もっと他にもあったかもしれない。
赤ペンキなので、赤の色素は真っ先に劣化しやすい。だいぶ薄れてきていて、いずれ風化することだろうね。
この落書きは有名で、<落書き、ガンバレ中高年>このキーワードで検索すると、わんさと苦情が出てくるのだよ。
風の便りでは、落書きの犯人は病気で寝付いたそうで、今後は新しい落書きは生まれないだろうとのことだよ。
坂道を降りきって、ここが最低鞍部、安駄山、中三田への矢印案内がある。
JR中三田駅からのメインコースは、どうやらここに到達するのが通常のようだ。
さぁて、この先、梢の上にどぉんと頂上が空中高くある。これはだいぶ
しごぉされるひどいめにあうぞ。
道は適当に幅広で草木に邪魔されない、ただね、普通、歩き易くジグザグに道を曲げるもんだよね、曲がってない、一直線なんだ。
安駄山自治体の境界だから、忠実に道を開いたのか、そんな風に思えるよねぇ。
やっと登り切ったぞ。ここが安駄山。先日見た風景と同じ風景だ。
先日は、安駄山から高鉢山への道をちょっと覗いてみたのだが、その時は、こんなに深い坂道だとは思わなかったね。
安駄山から降りて行こう。
ぎゃふんと言うほど傾斜の道だったが、そこを承知で降りて行かねばならない。こういうのは結構ストレスだね。
鞍部に下りて、ここが、芸備線側に降りる道と、志和側に降りる道の十字路なんだね。
植林の中で歩き易い。木の階段を踏んで降りて行く。
林道に出て、歩くのだが、つい先日歩いた林道というのは新鮮味がなくて無感動なもんだね。機械的に歩くしかしゃぁない。
林道から舗装路に出ました。
ここからは自転車に乗って漕いで行く。
ここから自転車で漕ぎ出してから、失敗したな、と後悔した。登り道なんですよ。下りの道でセットすべきだった。
志和神社の前から大きな道になる。山際の突き当り、交差点を右側に、山裾で、東広島市園芸センターと逆の方向へ進む
ここからが自転車は大変なんだ。登り坂だから漕がなきゃならない。
ひーこらひーこら言いながらも、なんとか漕ぎ続けよう、自転車を降りて押して歩くのはゼッタイ避けるぞ。
小野池の傍を過ぎて、ここまで戻ればあとは楽、もとの駐車場所までやっと戻れたました。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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